【EDH】最強最悪の略奪者を飼いならせ!!5KEDH 究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル
「コラボジェネラルは早めに紹介しろ!」の反省を生かし、直近の注目ジェネラルを金額制限構築で紹介だ!
「イクサラン:失われし洞窟」で登場するコラボカード、『究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル』を紹介するぞ!!
『インドラプトル』当人は映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』に登場する架空の人工恐竜だ。
正式名称『インドミナス・ラプトル』:「制御不能な略奪者」の名を冠する彼は、前作映画で登場した『インドミナス・レックス』の技術を生かし軍事利用を目的に作られた最強最悪の人工恐竜。
その狂暴性と狡猾さから、製作者である博士自ら「制御不能」とみなすほど。もはや人の身でこいつを手懐けることは不可能かに思われた・・・
だがここ統率者戦なら話は別だ!!
狂喜!威迫!!激昂!!!
サイズという名の狂暴性は自由自在!おまけにちょっとつつけば対戦相手のリソースを確実に奪う身軽さの持ち主!!
誰を襲うかわからない?
こっちに噛みつかないだけで最高じゃないか!!!
ジェネラル1200円がなんのその!
5000円制限ですら最速4ターンキルのチェインデッキは、そのままでジェネキルもコンボも可能!
最強最悪の略奪者と共に卓を蹂躙だ!
5KEDH 究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル (2023.11)
【統率者】
1180円《究極のハイブリッド恐竜、インドラプトル/Indoraptor, the Perfect Hybrid》
【狂喜特化火力】 6枚
10円《地盤の巨人/Tectonic Giant》★
20円《火炎の裂け目/Flame Rift》
80円《アタルカの命令/Atarka's Command》
20円《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》☆
30円《酸性土/Acidic Soil》
30円《アヴェルヌスへの下降/Descent into Avernus》★
【狂喜+激昂用火力】 10枚
20円《疫病吐き/Plague Spitter》
20円《墓所のネズミ/Crypt Rats》★
50円《のたうつウンパス/Thrashing Wumpus》
40円《地震/Earthquake》
50円《金屑の嵐/Slagstorm》
30円《デアリガズの息/Breath of Darigaaz》
50円《焦熱の合流点/Fiery Confluence》☆
24円《黒死病/Pestilence》
400円《紅蓮炎血/Pyrohemia》
10円《悪のただれ/Festering Evil》☆
【激昂特化火力】 8枚
30円《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》★
22円《炎の突き/Flame Jab》
70円《大地の刃/Land's Edge》
28円《突撃の地鳴り/Seismic Assault》☆
20円《無謀なる突撃/Reckless Assault》☆
60円《波乱の悪魔/Mayhem Devil》
30円《最後の笑い/Last Laugh》☆
49円《クラウスの意志/Klauth's Will》
【フィニッシャー】 10枚
20円《不機嫌な一匹狼/Ill-Tempered Loner》☆
230円《猛火の太陽鋼/Blazing Sunsteel》☆
10円《悪鬼の鞭/Fiendlash》☆
20円《燃えさし爪の使い魔、ケディス/Kediss, Emberclaw Familiar》
10円《破裂/Rupture》☆
150円《チャンドラの灯の目覚め/Chandra's Ignition》
180円《ぎらつく油/Glistening Oil》
50円《ファイレクシア化/Phyresis》
150円《汚れた一撃/Tainted Strike》☆
20円《憤激解放/Unleash Fury》★
【リアニメイト】5枚
20円《発掘/Unearth》
10円《生+死/Life+Death》☆
30円《死住まいの呼び声/Call of the Death-Dweller》
50円《死後の一突き/Postmortem Lunge》
40円《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》
【守り&速攻付与】 5枚
40円《タイヴァーの抵抗/Tyvar's Stand》
50円《タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping》
10円《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
10円《踏み穴のクレーター/Footfall Crater》★
30円《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
【アドバンテージ】 10枚
30円《ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas》
170円《生命の遺産/Life's Legacy》
80円《重大な落下/Momentous Fall》
20円《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
150円《魂の威厳/Soul's Majesty》
40円《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
50円《リシュカーの巧技/Rishkar's Expertise》
10円《苦い真理/Painful Truths》
50円《吸心/Syphon Mind》
20円《見事な修理/Inspired Tinkering》
【マナ加速】 14枚
10円《ゴブリンの壊乱術士/Goblin Anarchomancer》☆
10円《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
21円《荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar》
30円《覚醒の兜/Helm of Awakening》
50円《太陽の指輪/Sol Ring》
30円《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
30円《友なる石/Fellwar Stone》
50円《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
30円《反発のタリスマン/Talisman of Resilience》
50円《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》
30円《思考の器/Thought Vessel》
80円《連合の秘宝/Coalition Relic》
10円《輝く備蓄品/Glittering Stockpile》
30円《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
【土地】 31枚
10円《統率の塔/Command Tower》
20円《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
30円《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
90円《落石の谷間/Rockfall Vale》
30円《燻る湿地/Smoldering Marsh》
30円《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins》
20円《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
60円《汚れた峰/Tainted Peak》
20円《汚れた森/Tainted Wood》
10円《無限地帯/Myriad Landscape》
30円《聖遺の塔/Reliquary Tower》
《山/Mountain》8枚
《沼/Swamp》8枚
《森/Forest》4枚
4934円
デッキコンセプト
『インドラプトル』は、様々な構築案が思い浮かぶ。
対戦相手に4点入ればパワーが7。3パンジェネラルに育てるのは非常に容易い。これの最速キャストを狙ってガンガン攻めるのも非常に強いだろう。
他にも”狂喜”を重視し「殴って”投げ”て出し直す」のもよし、”激昂”に特化し「破壊不能にしてストーム稼いで連続打点を叩きこむ」のも一興だ。
もちろん”激昂”クリーチャーを並べたり、恐竜シナジーを駆使しても楽しそうだな。
少々重いが実質2枚コンボもあるとなれば、本当に選択肢は無限大だ。
夢が広がるのは偏にシナジーの受けが広いゆえだろう。
そんな中”狂喜”も”激昂”もいい感じに使いたかった私は、「無視できないサイズで無作為対戦相手に選択を迫りてぇなぁ!」の想いからいい感じのバランスを模索することにした。
そこで構築にあたり”落とし所”を決める事から始めた。
要は「狂喜でどれぐらいのサイズを目指すか」。
当初『カラ卿』を構築した経験から
「『地震』系で全除去してから出せば、巨大でかつ対戦相手クリ不在になって最強では??!後引きは”激昂”に使えるしベストマッチじゃん!」
などと考えていた。
実際この動きは決して弱くはないだろう。
しかし動きが具体的になってすぐ気づく、
”狂喜”稼ぎカードが重すぎると初動が遅くなる事に・・・
そして「1枚”激昂”1回」だとリソースが全く足りない事に・・・・・
これではせっかくジェネラルが軽いのにもったいない!
そこでダメージの目標を「各対戦相手3点以上」に定め、かつマナレシオを「1マナ1点以上、或いは先出し可能」に絞ることにした。
これを達成できると、
これぐらいのことができるわけだ。
後述するが金額制限の都合もあって、3パンラインではなく2パンラインを狙っている。加えて強力なものを除き、後引きを意識して盤面にも火力が飛ぶ呪文を優先的に採用している。
”狂喜”稼ぎ呪文はこのラインを狙いカードが採用されているぞ!
そして後半戦、”激昂”の活用。
これは少々難易度が高い。なにせ軽いダメージを複数回飛ばさねばならないからだ。
この手のカードは、精査の結果「いつでも1マナ1点飛ばせるカード」「1枚で複数回火力を飛ばせるカード」「蓄えたパーマネントから1点飛ばせるカード」で良いと思ったものをほぼ全て採用した。
1ターンになるだけ多く誘発させ、ブロッカーを削りたい考えた。
つまるところ、”狂喜”でも”激昂”でも仕事ができるカードは最高の相棒ということだ!
『紅蓮炎血』『黒死病』『焦熱の合流点』『疫病吐き』『墓所のネズミ』『悪のただれ』『のたうつウンパス』辺りは特に優秀と言えるだろう。
その他のギミックとして、本デッキでは手札補充に緑のパワー参照ドローを採用している。
各色の強い所を採用した形だが、「黒赤のカードも優秀だし重くて過剰では?」と思う人もいるだろう。
実はこれも”激昂”活用を狙ったものだ。
本デッキでは『大地の刃』『突撃の地鳴り』を採用することで、0マナで複数回の”激昂”誘発を狙っている。
『炎の突き』も近い効率を叩き出せるぞ!
2点は大きいが土地を捨てるだけで撃てるため、タメージが心配な場合はターンの終わりを待って再び撃てば良い。
1ターン巡るまでの誘発回数を増やし、相手の猶予を奪うコンセプトだ。
盤面がズタズタになれば威迫が光る!!
サイズは正義!ブロックを迫っても仕事をする”激昂”は本当に強力!
”激昂”を耐えきった相手に噛みつくもよし!お口に合った相手を美味しくいただいてしまうもよしだ!
有利な盤面を作り続けて略奪者と暴れきれ!!
『インドラプトル』コンボ解説
勝ち手段の紹介がてら、『インドラプトル』のコンボについて解説したいと思う。
『インドラプトル』に限らずだが、激昂クリーチャーは『猛火の太陽鋼』を装備した状態か『吠え群れの報復者』がいる状態でダメージを受けると、これから再度クリーチャーにダメージを飛ばせるため死ぬまで激昂できる。
対象を変えることでいつでも辞められる点も嬉しい所だ。
『インドラプトル』の巨大サイズであれば、1回の誘発で戦場のクリーチャーを駆逐し対戦相手まで噛み殺すことができるだろう。
『吠え群れの報復者』の表面である『不機嫌な一匹狼』も、全体火力と高相性で”激昂”の誘発増加が狙えるので大変お勧めだ。
いずれも少々重いが”ならでは”のカードなので動くと大変楽しい。
ただ非常に嫌な話だが、『猛火の太陽鋼』は「新規カード3枚の"統率者レジェンズ"激渋統率者デッキ」出身のため在庫が少なく、買占めの餌食に合っている。
同郷に『円渦海峡の暴君、アシー』の前例があるためほしい人は急いだほうが良いぞ!
類似装備の『悪鬼の鞭』も大変高相性だ。
残念ながらダメージはクリーチャーに飛ばないためコンボとはいかないが、顔面にパワー分ダメージが飛ばせるため、これも実質”激昂”2倍だ。
対戦相手のライフは一瞬で溶けるだろう。
そしてさりげない”到達”に心温まる事間違いなし!
それ以外の勝ち手段だが、素直に”感染”をつけるのが強力だ。
”激昂”が誘発するたびに一撃死の毒牙が対戦相手に迫ることになる。
対戦相手はクリーチャーを差し出さざるを得ないだろう。
巨大クリーチャーを攻撃的に使う方法なら、赤でも多数発見できる。
『チャンドラの灯の目覚め』はいつだって赤EDH最高の相棒だし、統率者が軽量かつリアニ搭載の本デッキなら『破裂』もおすすめだ!
「ククッ、これで次生まれる『インドラプトル』のサイズは3倍じゃ!」
「やりましたね博士!さぁ、我々は脱出しましょう!避難経路はどこですか?」
「そんなものはない!科学に犠牲はつきものじゃぁ!」プチッ!
「おわぁぁぁぁ!!!」
【TIPs】 接死・絆魂・委縮・感染と発生源の領域移動について
少々複雑な処理が発生する可能性があるため、解説しておこうと思う。
例を挙げた方が分かりやすい。
正解は『ぎらつく油』である。
ダメージ関連の常在型能力である上記キーワード能力は、全て以下のルールとなっている。
つまるところ『インドラプトル』を除去しても、「激昂で与えるダメージは感染を持っていたことが参照される」ため結局感染死するのだ。
紛らわしいが、本来常在型能力は「最後の情報」を利用できない。
これは常在型能力のルールではなくキーワード能力が持つ「ダメージに関するルール」に起因するものだ。
結論だけ分かりやすくすれば以下の感じ。
『インドラプトル』を撃ち殺した後、その牙で傷を負うと
医者 「この傷・・・感染してるね!」
となるが、噛まれる間際に『インドラプトル』を解毒しておくと
医者 「・・・うん、噛まれただけだね!」
となるのである。
とまぁそんなわけで、『ぎらつく油』破壊に対応して『インドラプトル』を自ら処すことで最後の情報を無理やり感染にすることも可能なので覚えておこう。
ドヤ顔できること間違いなしだが、ルールを正しく説明できるようにしておこうな!
同様の理由で『のたうつウンパス』に絆魂をつけてn回起動すれば『のたうつウンパス』が死んでからも与えたダメ数ゲインするし、『波乱の悪魔』が『バジリスクの首輪』を装備していれば自身を生け贄にしても接死絆魂ティムが飛ぶ。
正確にルールを知っておくと結構いろいろなことができるので、いざという時のために覚えておくと良いだろう。
遊んでみた感想
『インドラプトル』がでかい!早い!強い!
”激昂”がスリリングで楽しい!ランダムなのが逆に盛り上がる!
またシナジーてんこ盛りのわんぱくデッキに仕上がったが、『インドラプトル』のカードパワーでやりたい放題できるぞ!
”激昂”のランダムダイスはぜひ対戦相手に振ってもらおうな!
本当はもっと早めに記事を出す予定だが現在までかかってしまった。
それも一重に『インドラプトル』の拡張性の高さゆえだ。
こでは遊んでみて調整・変更したカードチョイスについて触れていきたいと思う。
まず本リストだが、基本的に『インドラプトル』をキャストするのは4ターン目となる。
これ以上の速度を出すなら”1マナ加速”を採用することになるだろう。
ただいろいろ試したが結論を言うと、5000円構築においては緑によるマナ加速を諦めざるを得なかった。
序盤から動きの多くに赤赤あるいは黒黒を要求する本デッキでは、緑のマナ加速で発生した緑を持て余してしまったのだ。
加えて多色土地の金額にすら難儀するとなれば、序盤に緑が出ることすら動きのノイズになってしまっていた。
結果本デッキは緑のマナ加速を諦め、緑絡みで初めて『スカイシュラウドの要求』が入らないカジュアルデッキとなった。
カードカラーの傾向として、赤をメイン・黒をサブカラーとし、緑は中終盤唱えるカードのみに絞っているぞ!
金額制限構築における最善を目指したつもりだ。
せっかくなので初速重視構築について補足しておく。
マナコストだけ見ても、火力+『インドラプトル』の動きは遅くなって当然。テンポを意識するならダメージ源は当然先出しすべきだ。
結果、クリーチャー等を先出してコンバットダメージを”狂喜”に充てるのが最も早い動きとなる。「全体2点:パワー7程度」を目指すのであれば選択肢も非常に多い。
既にこれを意識した構築が候補カードを含めて先人によって紹介済みなので、「最速キャストでガンガン殴りたい!」人はぜひそちらも参考にしてほしい。
リンクを張っておくぞ!
『インドラプトル』EDH盛り上げていけ。
先人と比較すると、しっかりと思想の差異が出ていておもしろい。
本リストでは金額制限の都合で初速に限界があるため、盤面にも飛ぶ火力を重視して採用している。
これは初速よりも後引きでの強さを意識したためだ。
特にカジュアル卓だと盤面にけっこうな生物が並ぶ。
”激昂”2~3回では脅威を削りきれず、せっかく育てた『インドラプトル』をブロッカーにせざるを得ない状況になりがち。
それではもったいない!!
そんな時、盤面にも飛ぶ火力があるとどうだろうか?
全体2点でもシスクリを減らせるし、『地震』等で『インドラプトル』を残して盤面を掃除すれば更地になった後”激昂”が誘発する。
そうでなくても対戦相手のブロッカーが減ることで威迫によるジェネダメが通しやすくなる、結果的に攻撃しやすくなるというわけだ。
さらにいえば私の卓は大怪獣が多い。
最悪『インドラプトル』を壁にして『酸性土』や『アタルカの命令』等で顔面を削り切る事すら視野に入れている。
卓の傾向に合わせた調整とも言えるな!
こればっかりはどちらが良いとも言い難い。
好みに合わせていいとこどりをしてもらえれば幸いだ。
最後に小ネタを。
本構築のおしゃれ要素として、赤呪文のコスト軽減が全力採用されている。本リストの構築だと特に好相性だ。
大真面目に『インドラプトル』のキャストが1ターン以上早くなるぞ!
ジェネラルの前に呪文が唱えたい構造上、高相性なのは自明の理。
『火炎の裂け目』が揃えば3ターン目15/13を出すことも可能だ!
その後感染+”激昂”+コンバットで晴れて4ターンキルというわけ。
ちなみに2マナ以下で全体2点以上出せる火力呪文は現状ほとんど無い。本リストで既に『突然の対価』『落盤』以外全て採用されている。
『発掘』をはじめとした軽量リアニは予想通り強力だったし、絆魂を付与できればもうジェネダメ以外怖くない!
『波乱の悪魔』や『最後の笑い』は対戦相手の宝物を睨めてフェッチ不在環境でも大変強力だった。
まだまだ、思わぬシナジーカードが見つかりそうな予感だ!
今後も発展を続けていくこと間違いなし!
おすすめカード・おされカード
〇地盤の巨人/Tectonic Giant
攻撃誘発で確実に3点をばらまけるエレメンタル・巨人。
役目を終えた後はアドを稼ぐこともできる。
本デッキは2マナ加速で動く都合で、先出し”狂喜”要員であれば4マナまで採用圏に入る。
上記のコンセプト的に数を取っていないが、初速を意識するなら他にも『ダーレク軍団』や『エルタレルの生存者』といった無尽持ちもおすすめだ。
〇アヴェルヌスへの下降/Descent into Avernus
狂喜点とマナ加速という、唯一無二のシナジーを持つハイリスクハイリターンカード。
ふつうならリスクが大きくなかなか使いづらいカードだが、本デッキでならベストマッチカードに化ける。
まず”先出しできる全体火力”という段階で強い。
そして大量の宝物!
全員にとんでもない量をばらまいてしまうが、なんとこれが自身のアップキープ誘発であるおかげで、リソースを自分が1番最初に享受できる。
『インドラプトル』のキャストタイミングにマナが増えるという稀有なカードで、本デッキリストなら即座に緑の大量ドローにつなげることができるぞ!
各アップキープ誘発であったら採用にはならなかっただろう。
一緒に『波乱の悪魔』を並べてあげような!
〇墓所のネズミ/Crypt Rats
『黒死病』の元祖。
ビジョンズで登場した、黒マナ数だけ全体火力を振りまく墓場のネズミ。
色マナ指定という制約はあるが1マナで複数回連続起動しスタックに乗せることができるため、”狂喜””激昂”両者で生かせる上に”激昂”の複数回誘発に貢献する。
ワンチャン対戦相手クリーチャーに軽減能力持ちがいれば、X=2で起動できる点が光るかもしれない。
『カラ卿』以外で見たことはないが・・・
タップ不要で出したターンにも即使える、高相性燻し銀クリーチャーだ。
〇憤激解放/Unleash Fury
パワー2倍!以上だ。
”激昂”ダメージはパワー参照であるためパンプカードと高相性だ。計算を大きく狂わせることができる。
気づけば当然だが見落としがちなシナジーだろう。
メンバーOにはいつも助けられている。
緑だと『ネフィリムの力』が高効率なほか呪禁を付与するものがあるし、黒には最強の『憎悪』があるため、興味があればこちらもぜひ。
赤で近いことをするなら『嘲笑+負傷』系も最高だ。狂喜用ダメージも倍にできると倍倍で非常においしい。
通した牙を致命傷にする一押し。
〇踏み穴のクレーター/Footfall Crater
実質1マナ速攻&トランプル付与。
サイクリング付きで無駄のない、軽さが光るカードだ。
威迫トランプルが強力なのは言わずもがな。
特に終盤の詰めやマナに余裕が出てきた時のリアニタイミングでの活躍を期待しての採用だ。
特に全体火力を使う都合上、キャストタイミングが一番対戦相手クリーチャーが少ないことが考えられるため、本デッキでは速攻の価値が大きい。
赤の殴りジェネラルに大変おすすめなのでぜひ。
〇炎の一斉攻撃/Flame Fusillade
このカードを発見した時、私は目を疑った。
コントロールするパーマネント全てにティム能力を付与するソーサリーが存在したw
ボロスの副官はランタンと槍を兼任させたらしいが、この指令が発令されると『インドラプトル』当人はもちろん、沼だろうが宝物だろうが関係なく投射態勢に入る。
お前らはいったい何を投げているんだ・・・
当然『インドラプトル』のケツにぶち込むと略奪者はブチ切れ。
まさか『踏み穴のクレーター』に刺されたとは考えもせず、対戦相手に噛みついてくれる。
『彩色の灯篭』に刺されても私を全く疑わない健気な『インドラプトル』君・・・。
災難を振りまいてばかりの主人ですまない。
君がこれからも犯人に気づかないうっかりさんでいてくれることを願っているよ。
おわりに
人気ジェネラルの金額制限構築、いかがだっただろうか?
今回はやはり金額制限構築の難しさを痛感した。
いつもタップイン最強土地と思っている”お帰りランド”をついつい積んでしまうのだが、今回はそれも頑張って辞めてみることにした。
『インドラプトル』君は新しい挑戦の場を与えてくれたと言える。
いやまぁ「どこで戦ってんだよ」という話ではあるのだが、そういう企画なのでねw
3年も続けているとこの制約が心地よくなってくる、、、ことは別にないかな。ただ達成感はすごくある。
パズルというか、詰め将棋というか(やったことない)、そんな楽しさがあるのだ、たぶん。
それはそれとして、構築中に10倍とかの値段になってしまうとさすがに困ってしまうな。
紹介した『猛火の太陽鋼』のほか、『紅蓮炎血』もとんでもない値上がりを見せている。
『猛火の太陽鋼』なんてそんなに古くも無いしべつに強くも――――
とにかく、カードパワーや人気以外で値上がってしまうのには本当に辟易、、、超人気の強カードだからしかたないかな?!
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』も面白いのでおすすめだぞ!
メンバーが『インドミナス・レックス』に興味を示しているので恐竜対決ができるかもしれない。
人気作品とのコラボがさらなるMTG、EDHの火付け役になってくれればうれしい。そして本記事がその一助になれば幸いだ。
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