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【EDH】おかえり!5000円アトラクサ!5KEDH 法務官の声、アトラクサ

 ちょうど去年の11月頃、法務官を4人並べ”完成”の素晴らしさを伝える『5000円アトラクサ』を作った。しかしながら記事を書く間に法務官がみるみる値上がりし、5000円EDHとはいい難い金額になってしまった。

しかし私は諦めてなどいなかった!!
 法務官4人&アトラクサで4300円?それがどうした!!
4色のカードプールは伊達ではないという所を見せてやる!!

選りすぐりの10円カード達だ!
刮目せよ!!

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5KEDH 法務官の声、アトラクサ(2021.12~)


【統率者】
  390円《法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors' Voice》
【ファイレクシアの法務官達】 4枚
1330円《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
1000円《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
  960円《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
  620円《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One》
【法務官サーチカード】19枚
  30円《出現の根本原理》
  35円《次元橋/Planar Bridge》
  30円《集団変身/Mass Polymorph》
    7円《模造運命/Synthetic Destiny》
  30円《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
  10円《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
  30円《高まる野心/Increasing Ambition》
  10円《ラザケシュの儀式/Razaketh's Rite》
  10円《切望の報奨/Coveted Prize》
  20円《来世の警告/Behold the Beyond》
  20円《最後の別れ/Final Parting》
  10円《ブロコスの神話/Mythos of Brokkos》
  25円《ジャラドの命令/Jarad's Orders》
  10円《方程式の求解/Solve the Equation》★
  10円《激情の共感者/Fierce Empath》☆
    2円《不快な納墓役/Vile Entomber》☆
  10円《死体の鑑定人/Corpse Connoisseur》☆
  10円《墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia》☆
  10円《ビビアンのアーク弓/Vivien's Arkbow》★
【リアニメイト】8枚
    4円《死後剛直/Vigor Mortis》
  10円《奇跡の復活/Miraculous Recovery》
    7円《蘇生の絆/Bond of Revival》
  10円《不断の絆/Unbreakable Bond》
  10円《再来/Back for More》
  10円《屍術的召喚/Necromantic Summons》
  10円《大釜の贈り物/Cauldron's Gift》
  10円《詭謀+奇策/Connive+Concoct》
【全除去・妨害】 9枚
    7円《カーターの怒り/Kirtar's Wrath》
  10円《ファイレクシアの再誕/Phyrexian Rebirth》
    5円《軍部政変/Martial Coup》
  10円《花崗岩の凝視/Gaze of Granite》
  10円《採取+最終/Find+Finality》
  10円《リリアナの影響/Liliana's Influence》
  10円《霊力/Psionic Gift》
  10円《異形化するワンド/Transmogrifying Wand》
  10円《死の芽吹き/Deathsprout》
【ライブラリ圧縮】4枚
  10円《芽吹くツタ/Sprouting Vines》★
  10円《骨読み/Read the Bones》★
    2円《強迫的な研究/Compulsive Research》
  10円《ウギンの洞察力/Ugin's Insight》★
【マナ加速】20枚
  10円《神々のピラミッド/Pyramid of the Pantheon》
  10円《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
  10円《複製する指輪/Replicating Ring》
    7円《明日への探索/Search for Tomorrow》
    4円《不屈の自然/Rampant Growth》
  10円《ナイレアの試練/Ordeal of Nylea》
    4円《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
  10円《灰からの成長/Grow from the Ashes》
    2円《はるかなる放浪/Far Wanderings》
    7円《耕作/Cultivate》
  10円《狩猟の神のお告げ/Omen of the Hunt》
  10円《荒野の地図作成/Map the Wastes》
    4円《砕土/Harrow》
    7円《乱動の再成長/Roiling Regrowth》
  10円《爆発的植生/Explosive Vegetation》
  10円《地の変幻/Terramorph》
  10円《移動経路/Migration Path》
  10円《巨森の波動/Vastwood Surge》
  10円《新緑の熟達/Verdant Mastery》
  10円《ニッサの復興/Nissa's Renewal》
【土地】35枚
    2円《荒廃した森林/Blighted Woodland》
    2円《無限地帯/Myriad Landscape》
    5円《クローサの境界/Krosan Verge》
    2円《オパールの宮殿/Opal Palace》
    2円《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
    5円《英雄の鍛錬所/Forge of Heroes》
    《森/Forest》 12枚
    《沼/Swamp》 8枚
    《島/Island》   5枚
    《平地/Plains》4枚

4987円

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デッキコンセプト(?)前記事からの変化

 指針である「法務官を全員並べてカードパワーで蹂躙しよう!」という部分は変わっていない。大筋については前回の記事を参照してほしい。

 大真面目に作ってみたところ普通に戦えるデッキになった
 4色あれば法務官達は簡単に踏み倒せるし、2体以上の法務官デバフを食らえば当然相手は大きく減速する。
 法務官が与えた毒を『アトラクサ』で増やす戦略は非常に強力で、”新ファイレクシアの象徴”としての力を存分に発揮できたように思う。
 
 デッキコンセプトに興味が出た方はぜひ前記事を読んでみてほしい。
(本記事は?主に金額との闘いのためw)

 前回の記事から現在までで、法務官達の値段が総額1000円以上値上がりしている。現在は総額4300円だ!

 法務官のカードパワーで戦えることは検証済みであるため、アクセスさえできればデッキとして成立する
 問題は”残り700円”で如何にしてこれを実現するかである。

 まず認識しておいて頂きたいのが、現在のカード採用価格上限だ。リストからうすうす察していることだろう・・・10円である。

 私は真剣だ。1枚10円を上限にすれば700円で70枚カードが使える。つまりデッキは作れるということだ。30枚基本土地にすれば300円も余裕が出る。30円のカードだって十分に採用可能だ!

 本デッキのスケール感についてこれているだろうか・・・・

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 カード価格の制約が強まったことでデッキリストも様変わりした。

まず”緑の優秀な踏み倒し”が抜けた。
そして”変身系呪文”が半分ほど脱落した。
ついでに”感染”も余裕が無くて抜けた。

 何度か遊んで「法務官へのアクセス手段が2割は無いと厳しい」という事が分かっていた。しかしここまでの金額制限で上記のカード達の穴を埋めるにはもはや選択肢が足りない。
 何か新しいアクセス手段を増やさねばならない・・・・

 私は次なる選択肢を探し求め4色のカードプールを洗い直した。突破口は変身系カードの減少にあった。

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 クリーチャーのETB能力だ!!(もうCIPって言わない)

 筆頭である『激情の共感者』に加え、リアニメイトを多く採用している点を生かして”納墓持ちクリーチャー”を採用することにした。モダクラ×(モダホラ)2で登場した『不快な納墓役』は接死が偉く、『死体の鑑定人』ならうまくいけば2回アクセスできる。PIGなら変身系で捲れても最低限アクセスにはなる。そして何より彼らは10円以下だった

 クリーチャーは『シェオルドレッド』と相性が良いため、ブロッカーにしたり、全除去で流してから再度釣り上げるなどプレイングの選択肢が増えて素直にうれしい。
 彼らは本デッキをなんとか存続させてくれた。

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 あとは基本土地が増えたため圧縮率の高いランパンを優先して採用したほか、素直にデッキを掘ることにした。

 探せばあるもので、10円という制約の中でデッキの圧縮や、パーツにアクセスできるカードがけっこう出てくる。もはや構築は新境地の域だが、それでもなんとかなるのだから、やはり4色のカードプールは伊達ではないということだろう。

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おすすめカード

〇方程式の求解/Solve the Equation

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 ストリクスヘイヴンの新しいインスタント&ソーサリーサーチカード。アンコモンであったおかげで大量に出回り値段が抑えられた。うれしい。
 間違いなく値段以上のカードパワーがある、EDHで活躍する1枚。
 余談だがインスタント&瞬速サーチの『神秘の指導』『ジン=ギタ』のサーチを狙ったが20円で入らなかった。


〇骨読み/Read the Bones

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 黒3マナ域最強格のドロー呪文。3マナで最大4枚掘りつつ手札も増える、青もびっくりの性能だ。
 こういうカードをしっかり搭載するとデッキがすごく安定することは分かっているのだけれどおもちゃが多くてなかなかデッキに入らない系カード


〇ウギンの洞察力/Ugin's Insight

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 マナコストよりも1枚(10円)当たりのカードパワー(デッキを掘れる枚数)を重視した1枚。『時を越えた探索』『抽象からの抽出』に次ぐカードを探した結果巡り合った。
 最悪アトラクサさえいれば『衝動』のカードパワーを上回るため採用。他の法務官が出せていれば占術で次の法務官への糸口をつかめるだろう、という算段だ。なかなか侮れない1枚。


〇ビビアンのアーク弓/Vivien's Arkbow

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 納墓持ちクリーチャーに次いて採用候補に挙がった『動物の魅了』系能力を持った伝説のアーティファクト。クリーチャーが増えたとはいえまだまだ7枚掘って当たるほどではないが、何度も使えるなら話は変わってくる
 マナコストに上限があるのは大きな弱点ではあるが、ライブラリーから直接何度もアドバンテージを得られるのだからが弱いわけがない。中堅クリーチャーを掘りながら展開できる、非常にカードパワーの高い1枚。


〇芽吹くツタ/Sprouting Vines

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 緑に多く存在する、土地を手札に加える系カード。その中でこのカードはストームを持ち、タイミングを選ぶが非常に強力なデッキ圧縮能力を持つ
 インスタントである点を生かし、対戦相手が2枚以上呪文を唱えたところを狙いたい。土地を大量に必要とする特定のデッキで活躍する1枚。
 余談だが白には『土地の寄進』とかいう緑もびっくり効率のカードが存在する(いつもの条件あり)。20円と高額だったため搭載できなかった・・・


5000円アトラクサ、カウントダウン

 いまだ法務官の値上がりは止まっていない。
 というかまぁ止まらないだろう。人気カードの性である。

 直近で『ジン=ギタクシアス』が値上がりし本デッキは1度危機的状況を迎えた。現在は『エリシュ・ノーン』が値下がりしたことで元に戻ったが、1枚しか販売されていないため値段が元に戻るのも時間の問題だろう。

 と思ってたら記事を書いてる間に売れてしまった・・・

 こうなると法務官達の総額は4600円を突破し、基本土地を40枚積んでも1枚10円かけられなくなる。構築の限界ラインを超えてしまうわけだ。

 現在最後の悪あがきの最中だが、状況は芳しくない。デッキとして成り立たなくなったら、また私のアトラクサ構築は節目を迎えるだろう。

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 好みの構築だったのでいっそ金額制限無しでデッキを仕上げようと思う。

 アトラクサのためだけに『City of Shadows』も確保してあるし、本デッキの構築を考えた時に『同族の召喚』も入手済みだ。サーチもリアニも最高のものが揃うし、守る手段なんてそれこそいくらでもある。

 本デッキを通して法務官達の実力を改めて実感することができた。法務官達の権勢を伝え続ける、文字通り『法務官の声デッキ』を作りあげてやろうと意気込んでいる。期待していてほしい。

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雑話:届かないファイ語法務官

 「SecretLair:PHYREXIAN PRAETORS: COMPLEAT EDITION」が発売され、私は初めて直接購入に挑戦した。ものは試しと軽い気持ちで手を出したのだが、これがどうやら流通事故にあったらしい。

 11月18日からUSPSによる流通が始まったらしいのだが、21日にマイアミFL国際流通センターを出発し25日に移動中の連絡が来たのを最後に追跡ができなくなってしまった。
 半月待ったが変化が無いため発送元であるWizardsに問い合わせ、現在調査依頼をお願いしているところだ。

 幸いWizardsは今のところ真摯に対応してくれているし、流通事故は年末だったのが良くなかった説が濃厚ではあるが、こんなリスクがあると思うと、大量購入でもしない限り直接購入は労力に見合わないかもしれない。
(多かったら多かったで関税の問題があるようだが・・・)

 幸い(?)カードについては〇れる屋が大量確保してくれているため入手できなくなる、ということはしばらくなさそうではあるが・・・。
 もうしばらくWizardsの対応を待つつもりである。

 Wizardsには引き続きの真摯な対応を願うばかりだ。

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おわりに

 いくつか紹介したいデッキはあったわけだが、前回に続いて今しか紹介できないデッキだったため急遽紹介する形となった。

 人気なカードや希少なカードの値上がりは今までもあったことで、これからも続いていくのだろう。金額制限構築はどうしてもこの問題からは離れられないが、それも含めての金額制限構築だろうと思って切り替えていきたいと思う。

 本デッキの構築は常に金額を睨み続ける別次元の域だったが、私個人としてはけっこうおもしろかった。ランパンが使える点は大きかったとは思うが、やろうと思えばできるものである。

 最近『セルヴァラの暴走』が一気にワンコインで買えない値段まで跳ね上がったが、まぁカードパワー的には妥当な値段だと思う。
 こういう事が起こると「フッ。やっと気づいたのかね、遅かったじゃないか・・・」プチ優越感に浸ることができる。(デッキからは抜ける)

 金額制限を設けて遊んでいると、まぁ出てくる出てくる格安強カード達度肝を抜くシナジーカードが発見できるとそれだけで楽しいし、金額制限のおかげで搭載のハードルも低い。そんな構築面での楽しさが金額制限構築では増えているように思う。
 値段の高いシナジーカードは普通の構築記事でも見られるだろうし、こういったカードを発掘できるのは他にない強みだと思っている。

 今後もそんなおしゃれなチョイスの”格安おすすめカード”を数多く紹介していきたいと思う。

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ウラブラスク君、他と比較して地味に見られがちだが普通に強いよ

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