【EDH】強ジェネラルで殴り勝て!!5KEDH 開闢機関、勝利械
今回は結構長く使ってきたデッキの紹介だ!
なんでだろうな!
ビジュアル・ネーミング共にクールな人気ジェネラル『開闢機関、勝利械』を5KEDHで紹介するぞ!!
アドを稼いでトークンまで供給するこのマシンは、青白ファクト系コンボと無駄なく噛み合うためcEDHでも活躍する強ジェネラルだ。
結果空気になりがちなのが8/8という優れたスタッツ。
並みのパイロットでは乗りこなせず、本来の用途以外でこそ真価を発揮するのは、"異形の神"が封じられたその開発の経緯ゆえだろうか。
でも巨大ロボは殴ってこそだろ!
『勝利械』で殴り勝ちたい!!
勇者ならできるはずだ!!!
アラームや逆転棒には目もくれず!
目指すは『勝利械』との覇道のみ!!
強みを生かしてヘイトを捌き切れ!!!
これが、勝利の鍵だ!!
5KEDH 開闢機関、勝利械(2023.2)
【決戦兵器】
30円《開闢機関、勝利械/Shorikai, Genesis Engine》
【起動キー&搭乗員】
20円《天才操縦士、コトリ/Kotori, Pilot Prodigy》
140円《セラの使者/Serra's Emissary》〇
13円《潮力/Tidal Force》
45円《変身/Polymorph》
10円《駆動メカ/Mobilizer Mech》
10円《平和歩きの巨像/Peacewalker Colossus》
80円《肉体の裏切者、テゼレット/Tezzeret, Betrayer of Flesh》
20円《メカ格納庫/Mech Hangar》
30円《黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade》●
130円《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》〇
10円《現実への係留/Anchor to Reality》
23円《地球外から来た子供/An Unearthly Child》
【勝利の鍵】
20円《大薙刀/O-Naginata》
10円《先祖伝来の宝刀/Heirloom Blade》
26円《エースの野球バット/Ace's Baseball Bat》●
150円《決闘者の遺産/Duelist's Heritage》
10円《燃える拳/Flaming Fist》
70円《工匠の直感/Artificer's Intuition》
【ファクトアンタップ】
420円《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
20円《巻き戻しの時計/Unwinding Clock》
120円《前兆の時計/Clock of Omens》
70円《通電式キー/Voltaic Key》
20円《多用途の鍵/Manifold Key》アンブロ
23円《予期の力線/Leyline of Anticipation》
【虐殺カード】
7円《時空からの退去/Out of Time》〇
30円《不安定な象形橋/Unstable Glyphbridge》
70円《神の怒り/Wrath of God》
60円《審判の日/Day of Judgment》
30円《崇高な吐露/Sublime Exhalation》
20円《空の粉砕/Shatter the Sky》
20円《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》
10円《招待制/By Invitation Only》
10円《総くずれ/Rout》
120円《ドゥームスカール/Doomskar》
130円《終末/Terminus》
7円《質素な命令/Austere Command》
100円《大群退治/Vanquish the Horde》
30円《永遠の放浪者/The Eternal Wanderer》搭乗員
【クリーチャー対策】
286円《即時換装/Swift Reconfiguration》〇
7円《盲従/Blind Obedience》
35円《重荷/Overburden》
100円《古き者どもの闘技場/Arena of the Ancients》●
【パーマネント対策】
200円《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
140円《解体の波/Dismantling Wave》
80円《ヘリオッドの介入/Heliod's Intervention》
7円《命運の掌握/Grasp of Fate》
【マナ加速】
48円《太陽の指輪/Sol Ring》
30円《友なる石/Fellwar Stone》
20円《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
50円《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
20円《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
18円《守護像/Guardian Idol》搭乗員
250円《真珠の大メダル/Pearl Medallion》
30円《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
55円《連合の秘宝/Coalition Relic》
30円《貴族の印章/Patriar's Seal》アンタップ
190円《ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver》●アンタップ
16円《耕作者の荷馬車/Cultivator's Caravan》搭乗員
25円《スランの発電機/Thran Dynamo》
200円《睡蓮の花/Lotus Bloom》
【お守り】
7円《否認/Negate》
140円《秘儀の否定/Arcane Denial》
70円《遅延/Delay》
25円《屋敷の踊り/Dance of the Manse》
16円《セジーリの防護/Sejiri Shelter》アンブロ
30円《溶接の壺/Welding Jar》
10円《霊体の正義/Karmic Justice》
【土地と地下モグラ】
7円《統率の塔/Command Tower》
20円《港町/Port Town》
30円《大草原の川/Prairie Stream》
5円《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
7円《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》
25円《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》搭乗員
10円《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》搭乗員
150円《ミシュラの鋳造所/Mishra's Foundry》搭乗員
25円《敵意ある砂漠/Hostile Desert》搭乗員
10円《戦慄の彫像/Dread Statuary》搭乗員
7円《無限地帯/Myriad Landscape》
《平地/Plains》11枚
《島/Island》9枚
4795円
デッキコンセプト
本デッキのコンセプトは『勝利械』と覇道を歩む事なので、『勝利械』を無限起動するようなコンボは搭載していない。
目指すは『勝利械』の強みを生かしつつのジェネキルのみだ。
だからまず強みから確認しよう。
『勝利械』は公式フォーマット初の「PW以外で”統率者として使用可能なカード”」であり、PW統率者と同様『クリーチャーではない』事はフォーマット的に大きな強みと言える。
そして白い。全除去と高相性であろう事が容易に想像できるな。
さらに『搭乗』は任意のタイミングでクリーチャー化できる能力。つまり全除去後『搭乗』できれば『勝利械』を妨げる者は何もない!
攻めにも使えるとなれば、採用しない手はなさそうだ。
そんなわけで「生き物は虐殺です!」というのが本デッキの基本コンセプトだ。
後述するが破壊不能クリーチャーに適したものがいなかったため、追放全除去等強力なものが優先的に採用されている。
そしてデッキの要、搭乗員の話。
英名『Genesis Engine』の威名を持つこの創世マシンだが、1つ間違えてはいけない重要なポイントがある。
それは『勝利械』をアクティベートするための「搭乗員に求められる素質」だ。
まず『搭乗』というキーワード能力に注意点がある。
名前からして「搭乗員が機体に乗り込む」ものと思いがちだが、これは大きな誤解。
搭乗員は機体に搭乗しない。
機体が破壊されても死亡しない事から分かるように、搭乗員はパイロットではない。そもそも”機体”は「あとエンジンかけるだけ」の装置で、きっかけさえ与えれば後は自立稼働できる。
彼らは”スターティングハンドル”を回しているだけなのだ。
そして搭乗員に求められる素質は”筋力”である。
知力でも器用さでもない、もちろんシンクロ率でもない。ただただ、求められるのはスターティングハンドルを回すための筋力のみ。
『巨大雄牛』の適正がものすごく高いのもこれで納得だろう。
操縦士の技能を身に着けると多少回すのが楽になるようだが、正直『勝利械』が相手では心許ない。
そして残念ながら、足りない分を勇気で補うことはルール上不可能なので、幸か不幸か搭乗員が勇者である必要も無かった。
ぶっちゃけ人でなくても良い。馬力のあるやつが創世の鍵。
無力は悪、力こそ正義だ。筋力の話な?
加えて冒頭の”強みを生かす動き”の都合上、生物が済めないような不毛の大地でも生き残ってもらわねばならない。
『勝利械』が”オープンゲット”できれば攻撃後の全除去という選択肢もあったかもしれないが、一度唸りを上げた開闢の鼓動は中々収まらない。
今後の合体ロボ実装に期待しよう。
以上の事から『勝利械』における”優秀な搭乗員”は
①『審判の日』もしぶとく生き残り
②メインフェイズになって都合よく力を貸してくれる
③マナレシオに優れた、理想はマナ不要な脳筋・・・・
そう、『ギデオン』である。
メインフェイズにマナをかけずにクリーチャー化してくれて、かつ優秀なスタッツを持つ、何ならそれ以外の能力もあって良い所しかない!
彼なら”世界最後の日”も生き残る事ができるだろう。
にもかかわらず、ある理由から採用は2枚に留まった。
『エルズペス』等トークンを展開できるPWも一見近い動きができる。
畑から採れる大量の兵士で創生を夢見る殺伐プレコンデッキも面白そうだったが、これらは採用に至らなかった。
さらに言えば当初「ぜったいミシュランや機体も高相性でしょ!」という希望的観測の元、「地下モグラで機体に乗り込み、さらに大型機体に乗り込む”天元突破スタイル”」を真面目に考察していた。
てか信じて作ってみた。
結果”おまえが信じたおまえ”を信じきれずこのデッキも解散となった。
無理を通して道理を蹴飛ばせなかった訳は、「搭乗に手間取るとゲームが長くなるから」という至極真っ当なものであった。
(特に”機体”は被ってもパワーが増えないことがあるので大変危険だぞ!)
本デッキは構造上『勝利械』のクリーチャー化に手間取ると全除去で耐えるターンが増えてしまう。
これはゲームの進まない全除去になってしまうため、相手も”だるい”しこちらも本意ではない。
『勝利械』の高すぎるヘイトを凌ぐため全除去デッキとなったが、『オケチラ』を紹介した時と同じで、勝ちにつながる全除去でなければいけない。
のでクリーチャー化のギミックは軽くて確実なものから順に採用した。
素直に「機体をアクティベートする能力」を駆使する構成となっている。
人力起動は停電時だけ!
『ギデオン』やミシュラン達には”静止した闇の中で”働いてもらおう。
遊んでみた感想
『ロアホールド』のようにはいかない!
着実なゲーム展開を意識しよう。
理想とするゲーム展開はご想像の通りだ。
まず『勝利械』をキャスト。
8種の起動キーか2種のサーチ、『ギデオン』やミシュランのパワーが合計8に到達するまでドローと展開を続ける。
装備も搭乗の助けになるので即出ししよう!
操縦士の代わりはいくらでもいるので、道中はこれを身代わりにする。
操縦士で耐えられなくなったら全除去で凌ぐ。自分を守れるのは自分だけなので、ここでは積極的に仲間を犠牲にしよう!
(無限の搭乗員が実は異形の神由来だったりするのかな・・・)
そして『勝利械』クリーチャー化の準備が整った所で一気に畳みかける。装備でパワーを+3すれば2パン、二段攻撃もつければ必殺の『勝利械』が爆誕する。
理想通りいけば”こんなうれしいことはない”わけだが、理想は所詮理想にすぎない。
リセット後、操縦士だけで耐えられる展開だと安心してクリーチャー化の準備ができるが、このデッキで遊んでくれる戦友ほどそんな状況にはさせてもらえないだろう。
全除去と戦い慣れた相手ほど、リソース管理を徹底して攻め手を切らさず、コントロールデッキに対する正しい立ち回りで戦ってくる。
しかしここで日和ってはいけない!
敵は3分あれば火星から月まで来るため大変焦るが、全除去に手が伸びてマナが伸びない動きは、捌いているだけでゲームが進んでいない。
大真面目に未来が無いのだ。
本デッキはコントロールはするがジェネキルデッキだ。
『勝利械』で攻撃できる状況をどこかで作らねば勝ちには近づかない。
敵クロックに怯えての全除去チョイスはよく考える必要がある。それは若さゆえの過ちだ。全除去のカードパワーに飲まれてはいけない。
そこで!「殴りジェネラル『勝利械』」三ヵ条!
特に『勝利械』で捨てるカードを選ぶ時、役立つだろう。
ある程度のリスクを許容し、自分のゲームを進めることが本デッキで最も大切な部分だと言える。
理想とする「全除去後クリーチャー化して攻撃する」体制を目指して展開しよう。
選ばないやつとは敵にも味方にもなれない。
まぁ全除去は敵だが・・・。
おすすめカード・おされカード
〇黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade
パワーがあと1歩かみ合わないが、優秀なレシオと高相性なプラス能力を持つやっぱり高相性な『ギデオン』。
マナコスト4と3の差が非常に大きく、『ゼンギデ』と比較して非常に展開しやすい。
そして能力が非常に強く、中終盤での活躍が目覚ましい。
警戒でアドとクロックを両立し、絆魂で展開を逆転させることができる。
追放除去で旅立ってしまうのはご愛敬。
〇エースの野球バット/Ace's Baseball Bat
殴りジェネラル希望の星。
統率者用と見れば実質3マナで装備可能な+3修正装備で、頭一つ抜けた性能をしている。
それだけでも強いのにキーワード能力まで付いてくる。
いったいこのバット持ち主は何者なんだ・・・
気になって調べてみたが日本語で検索しても由来が全く出てこない。
どうも10代目ドクターのコンパニオンである「ミッキー・スミス」がスリジーン(宇宙人)に合うまでバット一本で戦っていたらしいのだが彼はコンピューターオタクらしいし・・・
いや、一方で彼はトーチウッド(秘密結社)に潜入しダーレクといった強力なエイリアンと戦う勇敢さを手に入れて・・・
彼のコンパニオンへの道は最後の成長、そしてヒーローになる物語・・・
そうか!エースとは・・・進化とは・・・
〇古き者どもの闘技場/Arena of the Ancients
多くの人がご存じ無いであろう、伝説のクリーチャー限定で超強力な縛りをかける謎のアーティファクト。
英雄たちはなぜか闘技場を見守ることしかできなくなる。
タップ効果により警戒も許さない点が非常に強力。
『勝利械』ならアップキープはクリーチャーですらないためこれの制約をすり抜けることが可能。
ブロッカー排除としても役立つすごくウザ強いカード。
アンタップ系のギミックがある統率者でも活躍が見込めるな!
・・・やめるんだ『スライサー』、君には無用の長物じゃないかい?
〇ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver
痒い所に手が届く、複数能力を持つ優秀なマナファクト。
マナファクトからさらに3段変形する。つまり4段?
殴り『勝利械』には「攻撃するとタップしてしまいアドが稼げない」という課題があるため、アーティファクトアンタップの価値は非常に高い。
まずこの機能があるだけで採用に足るだろう。
さらに本デッキならアンブロもかみ合っており、ここぞという所でうれしい機能が揃ったドライバーだ。
『レーザー・スクリュードライバー』の対となるデザイン。
余談だが、ドクターフーが使用するソニック・ドライバーは超多用途で、照明から音をつかったスキャン・破壊・テレポートまで可能な正真正銘「キ ラッ☆」と光る超時空アイテムだったりする。
本当に余談。最後のが言いたかっただけ。
おわりに
本デッキも、『ロアホールド』よろしく初心者卓向けとは言い難い。
全除去デッキは用法容量を守って運用しよう。
『勝利械』でとてつもなくアドが稼げるので、近い構築案として全除去ではなく、防御&アンブロ付与呪文で戦う形でも十分戦えると感じている。
『勝利械』を全力で守りつつねじ込む構成だ。
パイロットも死なないので”足し算”で戦えるだろう。
自分を守りさらに仲間を救うのも、ロボデッキの誉ではなかろうか。
コンセプトで触れなかった要素がある。
『全除去に耐えられる鍛え抜かれた搭乗員』を探している時、当然だが真っ先に”優秀な破壊不能クリーチャー”を探した。
結果、コンセプト考案時に感じていた既視感の正体に行きついた。
本デッキの動きはほぼ青白『希望の天使アヴァシン』と言えるだろう。
最高の搭乗員は当然ながら近い強みを持つ伝説級のクリーチャーだった。
ただ非常に残念ながら『希望の天使アヴァシン』は金額的に殿堂入りしているため採用は少々厳しい。
厳しいなら仕方がない。二人合わせて炎となった『勝利械』は無敵なので、最速で『アヴァシン』を『変身』等で叩きつけるデッキにならなくて本当に良かった。
最後に、なぜこんな痛々しい記事になってしまったのか、触れねばならない。
理由は「ロボデッキだしロボネタいれるか!」がほぼ9割だが、きっかけは別にあったりする。
『神河:輝ける世界』の一部カードは、実は日本のポップカルチャーを元ネタとしている。
そしてその展望デザインの中に、「Human Ascension Mecha」という「ロボットに人間の魂を注入することで作られたメカで、その家族が一番うまく操縦できる。」なんてものが存在するのだ。
これは某汎用人型決戦兵器の事で間違い無いだろう。
そしてこれが『勝利械』の土台とされている。(参考)
最終的に機体に宿ったものの設定は家族ではなく神となったが、『勝利械』のストーリーでは互換の同調による操作など名残が見られる。
のでこれをぜひ”いじりたい”と思った。
あと途中で触れた「天元突破スタイル」をずっとずっっっと信じ続けて諦めたので、その腹いせもある(笑)
やり切ってしまったものを消すのは忍びないので、このままネットに刻もうと思う。
誰か同類に届くことを願っている。
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