2020年5月7日 22:07

今日は誕生日だったんだけど、母親がオンライン飲み会みたいなものをやってみたいと言い出したのがきっかけで急遽ラインで家族グループを作って、家族みんなでグループ電話をした。

初めて一人暮らしをする時に、それまでみんな入っていたラインの家族グループから父親に強制退出させられた経験があるので、グループを作成することもそれに参加すること自体あまり乗り気ではなかったものの、いざやってみてるとなんかちょっとワクワクした。少しずつ家族の顔が画面上に増えていき、なんだかんだでみんな集まったし、恥ずかしそうに画面をチラチラみていた父親もなんだか楽しそうにしていた。

顔とか背景とかを変えてくれる機能を使って、父親がふざけ出して、全体的に肌を白く、唇を赤っぽく変えて、可愛く補正してくれる設定にしだしたんだけど、一緒に画面に映り込んでいた母親がその設定の戻し方を知らずに、終始ずっとおフェロメイクで話しかけてきたのでほんと笑った。多分母親はその修正具合が実は気に入ってたんじゃないかと疑っている。ほんとはきっと戻せたに違いない。

「若い世代はいいわね」って言った母親の一言で、ああ、きっと自分たちの親世代も若い子たちがやってることに乗っかってみたいって気持ちがあるんだなーって改めて感じた。70、80代のお年寄りがグループ電話やってもオンライン飲み会やっても全然いいと思うし、やり方がわからないだけで、「やってみたら面白いもんよね。」「これハマりそう。」とか言い出したら、おもしろいと思う。というか、その光景見てみたい。なんなら参加してみたい。飲み物は焼酎なのだろうか。おつまみとしておまんじゅうとか出てきたりするのだろうか。やっぱりそういう時は正座して参加するのだろうか。そしたら、足は痺れるのだろうか。

実際部屋にいるのは一人なのだけど、やっぱり顔を見て話している時は楽しい。そんでもって終わった後、気づいたら部屋で一人酒を飲んでいるのは虚しい。どうせ誰も祝ってくれないだろうと思っていたからハッピーバースデーを言ってくれるのは嬉しい。でも、弟は料理しながらだったし、姉の甥っ子に関しては画面の隅で踊り回っていて、多分歌っていなかったから悲しい。なんか今の状況もこの自粛期間もそうだが、やっぱり色々とおかしい。嫌なおかしいこともあるんだけれど、おもしろいおかしな出来事もたくさんあって、なんかおかしいと思っていることを書いておかないとおかしいと思わなくなった時に、気づけなくなったら嫌だなと思って、流れていってしまいそうだから、当分ここで書き綴ってみる。

まだ実家には帰れそうにないし、元気な顔見せたりはできないけれど、たまにはこうやって電話してみるのもいいなと思った。母親と父親の嬉しそうな顔が実際見れたし、直接みれたわけではないのだけれど、でも、それは嘘偽りない笑顔だったと思う。安心した笑顔だったと思う。人と触れ合えない時期だからこそ、触れ合おうとするその意気込みや気持ちがもしかしたら人をほっこりさせるのかもしれない。

そんでもって、あー、月がとても綺麗!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?