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ドラゴンフライのなんでもない ライブ本番の編

🐉🐉🐉
ドラゴンフライを終えたノギ尾です。
事細かに記録して、読んだ人にはそれを追体験できるような、つまり読むアトラクションになればいいなと思っています。
読アです。
以下より当日のノギ尾が書いています。



集合時間になったのでステージ上に移動。
客席に誰もいない風景って貴重だよなあとこういう時いつも思う。
各組点呼をとって居るか確認。
道場ライブからとってきた点呼もこれで最後。
大丈夫いつも通り。

場当たりが始まる。

入学するまで知らなかった言葉だった

漫才組はマイク一本で済むのでとてもはやく終わってしまう。
この時本番同様にステージ上は明るいけど客席は暗い。
他の組が終わるまで大体客席で待つ。暗いので少し眠くなる。
コント組は入念に確認がいるので真剣だ。
申し訳ないとは思いつつ眠い。
自分は本番のものすごく直前から緊張し始める奴なのでこういう時ばっかり余裕をこいている。
大事な舞台だから準備はしっかりが大事。
でもいつも通りだ。いつも通り。

マイクがダミーだというのをついさっき知った。
ちょっと焦った。
つまり音を拾うのはフットマイクのみだ。
声の出し方を考えないと。眠くなってる場合じゃなかった。
いやだってTCCGPの時はダミーじゃなかったから今回もそうかなって思ったんだよ。自分は悪くない。
よく見たら連絡事項に書いてあった。すみませんでした。


始まる前にやる事がある。
演者全員で円陣を組む。
こんなことする養成所はうちぐらいなもんだろう。
嫌々言いながらみんなちゃんと声を出すから面白いなあと思う。
今回はおこめワールドのなっちゃんこと杏仁の音頭で声出し。
なっちゃんが「TC?」と言う。
「C!!」と叫んだ。
開場10分前の事である。


円陣が嫌なわけではないけど円陣をやっても開場してからの30分があるので、まだあるのか〜という気分になる。
円陣って直前なイメージがあるからなんかまだ待たなきゃなのか~となる。
開場が始まった。
人の声がする。
自分は衣装に着替える。
ちょっと身が引き締まる。始まりが近づく感じがする。いつも付ける指輪を確認。
全部いつも通りだ。

最後に楽屋で前髪を上げる。
これがなかなか上手くいかない。
上手くいく日とそうじゃない日があるけど今日はうまくいかない。
呻いていたら焦るな焦るな、とクラゲXのしょうゆさんに励ましてもらった。
とりあえずなんとかなった。


開演15分前。
MCであるしびれグラムサムさんとムラムラタムラさんの楽屋に挨拶しにいくことになった。
こういう楽屋挨拶初めてだ。
何も出来なかった。
平場だけでなくこういうのも色々用意しなきゃいけないという学びを得た。
御三方は優しかった。


開演した。
舞台の様子を楽屋のテレビで見る人と袖で直接見る人に別れ始める。
自分は袖から見たい派だ。
袖から見る舞台が好きだ。きらきらしている。
それから個人的なミッションとしてみんなの袖からの写真を撮ろうという目的があった。
まあみんなの写真を撮るのもいつも通りだ。
ところで自分は写真を撮るのがあまり上手くないのでした。


序盤ブロックが押しているらしい。
多分みんな楽しいんだろうな。

自分は中盤ブロックだ。
写真も程々に自分のことに集中しよう。
でも何故だかTCCGPの頃よりは穏やかでいられている。
いつも通りと言い聞かせてきたのが効いてるみたいだ。そう全部いつも通りだ。
いつも通り。

片言さんの次が自分達。
やっぱり割と落ち着いてる。
いつも通りやろう。特別だけどいつも通り。
袖から見るあの場所はいつでも輝いている。


さすがにいつも通りすぎたか。
ふわふわしてる。
自分はミッションのためにミカミの写真を撮りに行かねば。

平場は話したいことは話せたけど上手くいったかと言われるとなんとも言えない。
まだ反省だ。
あと序盤ブロックの押しの影響をモロに食らってる感じがして面白かった。

終盤ブロックも写真を撮るのだけどなんか自分が撮ると写り悪くない?
どうなってるのこれ。


なんか自分はふわふわしたまま終わってしまった。
良い事なのだろうかそれとも悪い事なのか。
余韻にも浸れないまま撤収の時間が迫っていたので急いで着替えて外に出た。
色んな人にお言葉をかけてもらった。
嬉しい。
そんなこんなでいつも通りなんでもなく終わった。

きっとこれからもそれの繰り返しだ。

夢を見る日々から夢のような日の連続になっている。
これからもそうするんだ。


打ち上げがあるらしい。
夢みたいななんでもない日はまだつづく。



ここまでありがとうございます
マシに撮れたやつをピックアップしてみました

打ち上げのお花見で蝶々が手にとまったので感動した。
黒地の羽に青い線のある蝶だった。
良い事の前触れであって欲しい。

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