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”仙腸関節炎“とのたたかい…⑧ 全身にあらわれる神経症状

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時は2022年の12月、2度目のぎっくり腰を発症してからはや1年半が経とうとしていました。

“1年半安静にして、せっかく座った時以外は痛みも痺れも出なくなっていたのに、ここへ来て悪化するなんて…。”
”また1年以上もできるだけベッドの上で暮らすような不自由な生活を送らなければならないのだろうか?“
”不安症状がつらかったとはいえ、こんなに歩き回ったりしなければ…“

下半身に時折走る鋭い痛みを感じながら、ベッドの中でずっとこんな事ばかり考えるようになりました。
プレガバリンの離脱症状もまだつらい時期に、仙腸関節炎という確たる治療法がないとされる疾患がぶり返したことで、もうこの先はまともに生きて行けないのではないかという気持ちになりました。

また、両手首に電気が走るような痛みが出るようになったり、うたたねしていると手首から先が麻痺してしまったりするようにもなりました。
それらの症状について例によってインターネットで調べてみると出てくるのは「手根管症候群」「胸郭出口症候群」。
どちらもやはり治療法は確立されていないとありました。

絶望的な気分になりながら、こうも立て続けに神経系に異常が起きるのはさすがにおかしい、とも思いました。
それ以前に精神薬の離脱症状に関してもそれなりに情報を集めていて、脳の誤作動によって身体にさまざまな難病とも思える症状が出ては自然と消えていく…という実例がたくさんあることは知っていたからです。
それでも、いつか意識だけがはっきりした状態で自分の体は麻痺してしまうのではないかという不安がつきまとい、眠れない夜が増えました。
つづく。

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