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CANON FD 135mm F2

 日々、変化し続けるカメラ市場に挑戦する「フリッパー」の皆様!
ヴィンテージカメラ・レンズ専門の情報誌、フリッパーズガイドです!

本日も、ぜひ最後までご覧くださいませ!!

1 : 商品概要


 CANON FD 135mm F2は、キヤノンが1971年に発売した望遠レンズであり、その優れた性能と高い解像度で知られています。

 このレンズは、キヤノンのFDマウントシステムに対応しており、135mmの焦点距離とF2の大口径を備えています。この組み合わせにより、被写体を美しくボケさせることができます。

 また光学設計にはキヤノン独自の技術が使用されており、高い解像度と色再現性を実現しています。さらに、レンズ内部の光学系には特殊なコーティングが施されており、フレアやゴーストを抑える効果があります。

 このレンズは、プロフェッショナルフォトグラファーによって高く評価され、多くの作品に使用されてきました。そのため、カメラ愛好家やコレクターにとっても人気のあるアイテムとなっています。

2 : スペック


以下はCANON FD 135mm F2の主なスペックです:

- レンズ構成:5群6枚
- 最大口径比:1:2
- 最小絞り:F32
- 最短撮影距離:1.3m
- フィルターサイズ:52mm
- 重量:約750g
- 対応マウント:CANON FDマウント

3 : 使用感


- 高品質な画質と解像力が特徴で、被写体のディテールをしっかりと捉えることができる。
- F2の大口径レンズなので、背景をぼかすことができ、被写体を際立たせることができる。
- ボケ味が美しいと評価されており、ポートレート撮影に適している。
- レンズの構造がシンプルで、軽量コンパクトなため持ち運びに便利。
- マニュアルフォーカスの操作感が良く、正確なピント合わせができる。
- コストパフォーマンスが高く、他の135mm F2レンズと比べても優れた性能を持っていると言われている。

4 : 類似商品との比較


- Nikon Nikkor 135mm f/2.8 Ai-S
- Minolta MD 135mm f/2.8
- Pentax SMC 135mm f/2.5
- Olympus OM Zuiko 135mm f/2.8
- Leica Leitz Elmarit-R 135mm f/2.8

CANON FD 135mm F2の利点

- F2の大口径で明るいレンズであるため、暗い環境でも撮影が可能。
- キヤノンのFDマウントに対応しており、キヤノンのFDマウントカメラとの互換性がある。
- 高品質な光学性能を提供し、クリアで鮮明な画像を実現する。
- ボケ味が美しく、被写体を引き立てることができる。

5 : 長所


- 高い解像度と鮮明な描写力
- 広い絞り範囲(F2〜F32)による豊かな表現力
- ボケ味の美しさと柔らかな背景ぼけ
- 高速かつ静音なオートフォーカス機能
- コンパクトで軽量な設計
- 堅牢な建造品質と耐久性
- 高い光学性能による優れた色再現性
- フルフレームカメラに対応している
- 手動フォーカスリングが操作しやすい
- 優れたコントラストと明るい画像

6 : 短所


- 比較的重いレンズであるため、長時間の使用や持ち運びには疲労感を感じる可能性がある。
- 最大絞りのF2は明るいが、周辺部の解像度やコントラストがやや低くなることがある。
- 被写界深度が浅いため、被写体の一部がぼけてしまうことがある。
- オートフォーカス機能がないため、ピント合わせに時間と手動操作が必要となる。
- レンズの設計が古いため、最新のデジタルカメラとの互換性が制限されることがある。

7 : まとめ


おすすめできるユーザー、用途

- ポートレート撮影をすることが多いプロフェッショナルフォトグラファー
- スポーツ撮影や野生動物の撮影など、被写体が遠くにある場合に使用することが多い
- キヤノンのFDマウントカメラを使用しているユーザー
- ボケ味や背景のぼかしを重視するユーザー
- 高い解像度と鮮明な描写力が求められるユーザー

おすすめできないユーザー、用途

- 初心者やカジュアルな撮影をするユーザー
- レンズの重さや大きさを気にするユーザー
- オートフォーカス機能が必要なユーザー
- 最新のデジタルカメラとの互換性が重要なユーザー

8 : トラブル、メンテナンス


CANON FD 135mm F2に発生しやすいトラブルは以下の通りです。

・レンズのピントが合わない:ピントリングがスムーズに動かない場合や、ピントが合わない場合があります。

 対策:ピントリングやフォーカスメカニズムを清掃し、滑らかな動きを確保する。また、正確なピント合わせを行うためにフォーカスエイド(ルーペやフォーカスピーク)を使用する。

・レンズの絞りが動かない:絞りリングが固着してしまい、絞り値を変えることができない場合があります。

対策:絞りリング周辺の汚れや油を清掃し、スムーズな絞りの変更ができるようにする。また、絞り値を確認するために絞り儀器(絞り儀や絞りプレビューボタン)を使用する。

・レンズの光学的な問題:カビや埃がレンズ内部に入り込んだり、レンズのコーティングが劣化したりすることがあります。

 対策:レンズを定期的に清掃し、カビや埃を取り除く。また、レンズフィルターやキャップを使用して保護することで、コーティングの劣化を防ぐ。

9 : 販売情報


 CANON FD 135mm F2の中古品の市場相場は、一般的には2万円から5万円程度です。ただし、状態や販売元によって価格は異なる場合があります。

 流通量については、CANON FD 135mm F2は比較的人気のあるレンズですが、生産が終了してから時間が経過しているため、新品の入手は困難です。中古品の流通量は一定数ありますが、希少な状態の良い個体を見つけるのは難しいかもしれません。

 状態の良い個体は、外観のキズやサビが少なく、レンズのゴーストやフレアが少ないものが望ましいです。また、絞り羽根の動作やピントリングのスムーズさも確認しておくと良いでしょう。ただし、中古品の場合は使用感や経年劣化があることも考慮する必要があります。



ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回の商品はいかがでしたでしょうか?

全てのフリッパーズ、またカメラ愛好家にとって、お気に入りの商品を見つけるお手伝いになれば幸いです。

では、次回の記事でもお待ちしています!


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