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CANON FD 35mm f2

 日々、変化し続けるカメラ市場に挑戦する「フリッパー」の皆様!
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本日も、ぜひ最後までご覧くださいませ!!

1 : 商品概要


 CANON FD 35mm f2は、キヤノンがかつて製造していたレンズの一つです。このレンズは、1970年代から1980年代にかけて製造されており、キヤノンのFDマウントシステム用に設計されました。当時の最新技術を駆使して開発され、その中でも特筆すべきは、高品質な光学素材の使用です。このレンズでは、ガラスやレンズコーティングなど、光学性能を向上させるために最新の素材が使用されました。

 また、CANON FD 35mm f2は、精密な機械加工技術が駆使されています。レンズの各部品は、高い精度で加工され、組み立てられました。これにより、レンズの操作性や耐久性が向上し、使いやすさと信頼性を両立させることができました。

 さらに、CANON FD 35mm f2は、光学設計においても優れた技術が用いられています。このレンズは、35mmの焦点距離を持ちながら、明るいF2の大口径を実現しています。これにより、被写界深度の浅いボケ味や、暗い環境での撮影時における高感度性能の向上など、多様な撮影表現が可能となりました。

 CANON FD 35mm f2は、その優れた性能と高い品質から、多くのカメラ愛好家やプロの写真家に支持されました。

2 : スペック


 以下はCANON FD 35mm f2の主なスペックです:

- レンズタイプ:単焦点レンズ
- レンズマウント:CANON FDマウント
- 焦点距離:35mm
- 最大絞り:f/2
- 最小絞り:f/16
- レンズ構成:8群8枚
- 最短撮影距離:0.3m
- フィルターサイズ:52mm
- 重量:約210g
- サイズ:約63.5mm x 45.7mm

3 : 使用感


- 高い解像度と鮮明な描写力が特徴で、写真の細部までクリアに捉えることができる。
- 背景のボケが美しく、被写体を際立たせることができる。
- 絞り開放でも十分にシャープな写真が撮れるため、暗い場所や夜景の撮影にも適している。
- レンズの造りがしっかりしており、操作感も良い。
- 軽量で持ち運びやすいため、旅行や外出先での撮影にも便利。
- マニュアルフォーカスのため、使いこなすまでには少し練習が必要かもしれないが、慣れると非常に使いやすい。
- コストパフォーマンスが高く、比較的手頃な価格で入手できる。
- フィルムカメラの時代から愛されているレンズであり、その歴史的な価値も魅力の一つ。

4 : 類似商品との比較


- Nikon AI-S 35mm f/2
- Minolta MD Rokkor-X 35mm f/2.8
- Pentax SMC 35mm f/2
- Olympus OM Zuiko 35mm f/2

CANON FD 35mm f/2の利点:

・ 高い解像度と優れたシャープネス:CANON FD 35mm f/2は、優れた光学性能を備えており、鮮明で詳細な画像を提供します。
・ 明るい絞り値:f/2の明るい絞り値により、低照明条件下での撮影やボケ効果の創造に優れています。
・ コンパクトで軽量:CANON FD 35mm f/2はコンパクトなサイズと軽量な設計であり、持ち運びや使用が容易です。
・優れた建造品質:CANONの製品は一般的に高い品質を誇り、FD 35mm f/2も例外ではありません。耐久性があり、長期間の使用に耐えることができます。
・ CANONのシステム互換性:CANON FDマウントは、CANONの一連のカメラボディと互換性があります。これにより、他のCANONのレンズやアクセサリーとのシームレスな組み合わせが可能です。

5 : 長所


- 高い解像度と鮮明な描写力
- 軽量で持ち運びやすい
- 明るい最大絞り値で暗い環境でも撮影が可能
- 良好なボケ味
- 耐久性があり、長期間使用できる
- 手動フォーカスによる細かなピント合わせが可能
- コントラストが高く、色再現性が良い
- 絞り値の調整による被写界深度のコントロールが容易
- 優れた建築物や風景写真に適した広角レンズ

6 : 短所


- マニュアルフォーカスであるため、オートフォーカスの利便性がない
- 絞りリングが滑りやすく、誤って絞りが変わる可能性がある
- 軽量であるため、一部のユーザーにとってはバランスが悪く感じることがある
- レンズフードが別売りであるため、追加の費用が必要
- レンズが古いため、コーティングの劣化が進んでいる場合がある
- ボケ味が他の35mmレンズに比べてやや劣る場合がある

7 : まとめ


おすすめできるユーザーや用途:

- ポートレートや風景写真など、被写体を際立たせたい撮影に適している
- 明るい絞り値が必要な低照明条件下での撮影に適している
- 軽量で持ち運びやすいため、旅行や外出先での撮影に便利
- 手動フォーカスに慣れているユーザーに適している
- コストパフォーマンスが重視される場合

おすすめできないユーザーや用途:

- オートフォーカスの利便性が求められる場合
- スポーツやアクション撮影など、迅速なフォーカスが必要な場合
- ボケ味が特に重要な撮影において、他の35mmレンズの方が優れている場合
- 最新の技術や機能を求めるユーザーには物足りない場合

8 : トラブル、メンテナンス


 CANON FD 35mm f2に発生しやすいトラブルは以下の通りです:

・フォーカスリングの動きが固くなる:使用頻度が多い場合や長期間保管していた場合に、フォーカスリングが固くなることがあります。この場合、専門の修理業者に修理を依頼する必要があります。

・絞りリングの動きが滑らかでない:絞りリングが滑らかに動かない場合、絞りブレードに汚れや油が付着している可能性があります。専門の修理業者に修理を依頼するか、自分で絞りブレードを清掃することが有効です。

・レンズのフレアやゴースト:明るい光源や強い逆光条件下で撮影すると、レンズのフレアやゴーストが発生することがあります。この場合、適切なフードを使用するか、光源を避けるようにすることが有効です。

・レンズのピントが合わない:ピントが合わない場合、フォーカスリングやカメラ本体の設定を確認してみてください。また、レンズ自体が正確にフォーカスされているかを確認するために、別のレンズでの撮影と比較することも有効です。

・レンズの内部のカビや埃:湿度の高い環境で保管されていたり、長期間使用されていなかったりすると、レンズの内部にカビや埃が発

9 : 販売情報


 CANON FD 35mm f2の中古品の市場相場は、一般的には2万円から3万円程度です。ただし、状態や販売元によって価格は異なる場合があります。

流通量については、CANON FD 35mm f2は比較的人気のあるレンズですが、生産が終了しているため新品は入手困難です。中古市場では一定の数が出回っていますが、希少な状態の良い個体は入手が難しいと言えます。

状態の良い個体は、外観に傷や擦れがなく、レンズにはキズやカビがないことが望ましいです。また、絞り羽根の動作やフォーカスリングの滑らかさも確認することが重要です。レンズの光学性能が良好であることも求められます。ただし、中古品のため多少の使用感や劣化はあるかもしれませんので、購入前に注意が必要です。



ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回の商品はいかがでしたでしょうか?

全てのフリッパーズ、またカメラ愛好家にとって、お気に入りの商品を見つけるお手伝いになれば幸いです。

では、次回の記事でもお待ちしています!

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