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ところであなたは…
こちらの記事を読んでやなせたかし先生が鬼籍に入られてそんなに経つのかぁ、と。
『詩とメルヘン』がやなせ先生との出会いだった気がします。編集後記ではなく、表紙裏に「編集前記」を書いていました。(編集後記は別の方が書いていたはず)。
1978年10月号(値段は380円!)の編集前記。
この世の中には無数といっていいほどの本がある
そのすべての本と知りあうことはできない
我らはそのうちのいくつかと親しい友だちになる
伏眼がちにひっそりといる「詩とメルヘン」は
けばけばしい人気者にはなり得ない
でも離れがたい少数の知己を得たことが
心からうれしい、涙するほどに。ところであなたは……。
こちらも好きな詩のひとつ。
絶望のとなりに
だれかが
そっと腰かけた
絶望は
となりのひとに聞いた
「あなたはいったい
誰ですか」
となりのひとは
ほほえんだ
「私の名前は
希望です」
とてもいい詩なのに『さよなら絶望先生』の絶望先生の隣に希望ちゃんというカワイイ女の子(読み方はお好みで!)が座る様子を思い浮かべてしまう自分がイヤだわぁ……(;ŏ﹏ŏ)