見出し画像

【45歳から始めた中小企業診断士試験合格までのよもやま話(1)なぜこの資格なのか?その1】

平成20年9月に発生したリーマンショックにより、僕や会社を取り巻いていた環境が一変しました。

それまでは毎年10%ほどの成長をしていた会社が、主要取引先の1社の売上がリーマンショックの翌年の1月から3月まで毎月20%超減少し、たった3ヶ月で前年の12月と対比すると6割減まで落ち込みました。

あまりの短期間での減収のため、何も手を打つことができないままに、無為に時間を過ごしてしまいました。この結果会社にあった預金がみるみるうちに減っていき、正直会社の倒産を覚悟するようになりました。

何かしなければと思い、思い切った再建策を断行することになるのですが、シロ(事業を継続する)かクロ(事業を撤退する)のどちらかの厳しい判断をしようにも、自分の頭の中にある引き出しが少なく、なかなか決断することができませんでした。

僕はサラリーマン時代も親父の会社を引き継いでからも営業の経験しかなく、財務や経理の知識は皆無という状況でした。この知識が絶対的に不足していたために、速やかな決断ができなかったと思っています。

そこで会社の建て直しのためには、経営者として身につけなければならない知識があると思い、経営の本やインターネットで情報を検索し回っていました。

その時にたまたま目に付いたのが中小企業診断協会のホームページであり、この時に初めて中小企業診断士の資格のことや試験科目を知ったのです。


なぜこの資格なのか?その2につづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?