ずっと真夜中でいいのに。に惹きつけられる理由(羅愛ペガ参戦記録)

大学生になってから、平日に時間的余裕があることもあり、あえて人でごった返すGWを狙って外出する必要がなくなった。そのため、いつもならGWは家か近所の映画館で映画を見たり、大学の図書館で課題をこなしたりして過ごしていたが、今回は横浜のKアリーナでのライブに参加することができた。今回のnoteでは、僕がここまでの人生で最ものめりこんだと言えるコンテンツ:ずっと真夜中でいいのに。について書き散らしてみる。

ずとまよとの出会いは、高校生の時に遡る。正しい偽りからの起床 の公開前後から、友人たちの間でずとまよの曲が流行り始め、以降は新曲が出ると、友達と曲の感想などを話していた。
ちょうどその時期は、ずとまよ、ヨルシカ、Yoasobiで夜好性グループのようにくくられていて、自分もその3つのグループはそれなりに追っていた。

自分は音楽に詳しくないし、広く聴いているわけではないので、このジャンル分けが正しいのかはわからないけど、多分ずとまよはヨルシカやYoasobiと比較してもよりサブカル系?で若干テクノ寄りな気がする。

自分自身でもなぜずとまよがそこまで好きなのかと言われると答えに窮するが、その理由はACAねさんの不思議な立ち位置と曲の性質にあると思う。

僕は最近のほぼ人間みたいなボイスロイドは受け入れられるが、自分が小中のころに流行っていた機械音声感とあまりに強いサブカル感のあるボカロが好きじゃなかったし、アニソンが好きなオタクというわけでもないが、ずとまよの曲はどれもかなり好きだ。

ずとまよの曲は、歌詞を文字起こししてさっと目を通したり、聞き流したりしているだけだと、正直何を言っているのかよくわからないことがある。でも、ACAねさんの独特のボキャブラリーセンスにより、語感がぴったりメロディーにハマっていて、しかも言っていることがわからないようで絶妙にわかりそうな気がするという心地よさがある。そして毎回メロディーが気持ちいいので、初見では「?」となってもそのうち好きになるスルメ曲が結構ある。
そして、MVのアニメーションのセンスが毎回良い。日本の最近のソシャゲとかアニメっぽい絵柄よりも、自分はカートゥーンっぽい絵柄が好きだから、毎回楽しみにしている。特に、綺羅キラーはMV、曲、ライブパフォーマンスも含めて一番好きな曲だ。

小説、実写映画、アニメを問わずポストアポカリプス作品がかなり好きなので、最近だと不法侵入の曲の世界観とMVがかなりお気に入り。

そんな感じで、曲はずっと好きだったが、ライブに行き始めたのはここ2年くらいの話だ。ここ2年はzutomayo premium に入って、いけるライブは行っている。それまでは好きなアーティストでもそもそもライブにあまり参加しない人間だったけど、どうしても好きな曲が聞きたかったので参加してみたら、ライブの楽しさに魅了された。

ずとまよのライブは、普通のバンドのライブと比較すると、かなり変な感じだ。ACAねさんは顔出ししてないから、絶妙な照明操作と画角調整がされている。(毎回、技術に驚く) そんなに詳しいわけじゃないけど、他の顔出ししてない歌手と比較しても、一番見せ方が上手いんじゃないかと思う。
そして、しゃもじがグッズとして公式販売されていて、ペンライト代わりに振ったり、叩いて音を出したりしている。(参加者の7~8割以上は持ってる)
そしてセットがかなり凝っていて毎回謎のすごいギミックがある。
今回の羅愛ペガはとんでもなくギミックが凝っていて、花道からリアルマリンブルーの庭園が出てきたり、ACAねさんが空中から原付に乗って降りてきたり、ライブ中に本物の中華鍋と本物の具材でチャーハンを作ったり←???と、毎回想像の斜め上を行くものを見せてくれる。
だからライブというより、半分ショーみたいな感じ。
ライブ参加者にはちらほらMVのキャラのコスプレをしている人もいるけど、会場の年齢層は以外にも低くなく、見た感じでは大学生~それ以上がほとんどであまり中高生っぽい人はいないし、コールとかをする感じでもないし、ライトの色を合わせないといけない感じでもないので結構ゆるい。ネットでよく見る、いわゆるアニソンオタク系?の感じではない

5/4の羅愛ペガ公演では、自分がライブで聞けると嬉しい曲がいろいろ聞けたのはもちろん、今まではfeat. Mori calliope がいないACAねさんだけのの綺羅キラーしか自分が参加できたライブでは聞けなかった(カリオペが来た時のは参加できなかった)が、今回はまさかのカリオペさんがライブに来て、完全版綺羅キラーを聞けたのが本当に衝撃だった。まさか生で完全版を聞けると思わず、本当にうれしかった。そして、まだフルで公開されていない二曲をフルで聞けたのもよかった(特に、劇中歌の方がお気に入りだった)

Kアリーナはいろいろと悪評が立っているのは聞いていたが、自分の席が結構いい位置だったのもあり、とても大きく、しかも解像度の高いモニターと、そこそこいい音響でかなり楽しめた。でもやっぱり、ガーデンシアターの良さには敵わないなと感じた。

9月からのホールツアーにはもちろん申し込んだ。どうにか1公演以上は参加したいし、欲を言えば、いい加減プレミアム席が当たってほしい。


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