人生を変えたさだまさしさんの曲

幼少期から母の影響で、さだまさしさんが好きです。 

物心ついた頃から、母親がオリジナルで作っていた「さだベスト」のカセットテープを聴きながら、朝食を食べたり、ドライブしたり、コンサートへ連れて行ってもらったりと、さだまさしさんの曲が生活の一部になっていました。 

そんな私が16歳の頃。人生を変える一曲に出会うのです。 

5歳からサッカーを始めた私は、サッカー選手になる夢を抱き、毎日練習に励んでいた高校1年生の頃。試合中に靭帯を切る大怪我をしてしまいました。友達と遊ぶ時間も無いぐらいにサッカーしかしてこなかった私は、夢が敗れてしまったことに絶望し、やるせない気持ちをどこにぶつけたらいいか分からず、 不良の道へ…。 

尾崎豊ばりの盗んだバイクで走り出す事はしなかったものの、夜な夜な先輩から借りたバイクで走り回る私を見兼ねた母親が「ヨウコ、これ聞いてみたら?」とさだまさしさんのアルバムを渡され、そこには「不良少女白書」という曲に丸が付けられていました。 

「うるせーな!そんなもん聞かねーよ!」と反発した私でしたが…ふと一人になった時、その曲を聞いてみると、当時、誰も分かってくれない!とひねくれてた私の気持ちを代弁してくれているような歌詞に救われ、 このままじゃダメだと不良を辞めたきっかけになりました。 

この曲で、特にぐっときた歌詞が「少し若さに思い上がり 転がる方が楽だと覚え 本当はとても優しいくせに すねて見せるだけの意地っ張り」と母が私によく言っていた事とリンクし、夜な夜な出かける私を母親は寝ずに探し回っていたと後々聞き、このままじゃダメだ!と日々の暮らしを改め、新しい夢を探そうと、サッカーと同じぐらい大好きだったお笑いの世界に足を踏み入れました。 

両親に「お笑い芸人になりたいから、東京行きたい」と打ち明けた時も、両親とも好きな事をやりなさいと反対せずに背中を押してくれて、今でも私が出演するライブやイベントには、群馬から必ず観に来てくれていて、感謝しかありません。 

なので今でも「不良少女白書」を聞くと、当時の事を思い出し、背筋を伸ばさなきゃ!と思います。お笑いが更生の道だったかは、ひとまず置いといて…。笑 

次回はさだまさしさんがやっているNHK「今夜も生でさだまさし」の番組に出演させて頂くキッカケになった話をしたいと思います。 

またnoteで逢いましょう。 

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