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東西モダン最強決定戦西優勝 黒単ネクロドミナンス

こんにちは、べーす(@Dull04)です。
一昨日の東西モダン最強決定戦で勝ってしまいました。

使用したデッキは"黒単ネクロドミナンス"。決して理解度が高いわけではなく、お粗末なプレイも繰り返しながらも運よく咎められずに済んだ形です。折角なので簡単にデッキを紹介しますが、詳細な解説はできないのでご了承下さい。

最終戦のvsトロンは特に酷かったです。《ダウスィー》と《思考囲い》で相手の《再誕世界、エムラクール》を奪って勝勢の場面、負け目を潰すために《屍呆症》をプレイ。「何もないよな…?《惑いの迷路》…?」などと意味不明な発言を残しつつ、盤面の《減衰球》に触られた際にマナが伸びることを嫌って盤面に無い3種目のトロン、《ウルザの塔》を宣言。
試合後、周りから「《一つの指輪》だろ!!」と総ツッコミを受けました。何ならその後に《コジレックの命令》をプレイされ、デッキ内には《解放された者、カーン》も控えていました。反省しきりです。

入ってる訳ないだろこんなカード

なおTOP8アンケートではベストカードを《ネクロドミナンス》と回答しましたが、今回の真のMVPは間違いなくBIG MAGICの日下部恭平氏です。彼がいなければ今回このデッキを使うことは叶いませんでした。BM最高です。今回チームメイトとなりましたが、きっと1人で3勝してくれるはずです。

在庫分を引っ張り出してきてくれました

■デッキ紹介

此方が今回使用したリストです。
《悲嘆》+《マラキールの再誕》コンボや《ダウスィーの虚空歩き》でクロックを刻み、《ネクロドミナンス》と《一つの指輪》でリソースを確保、《魂の撃ち込み》を連打してゲームセット、というのが理想的な流れです。

まず、今回使用したリストには原型があり、それらをアレンジした格好になります。折角なのでその思考から紹介していきます。箇条書きです。

《不敬の教示者》+《指輪》4型
《マルコフ家のソリン》4、《悪意の閃光》採用型

・《指輪》は4。《ネクロ》だけでは不足
・《不敬》は遅すぎる。ボロエネなんかの展開の返しに撃ってる余裕はない
・フェッチを使わない《一押し》が弱い
・《悲嘆》+《再誕》だけだとクロックが遅く2ハンデスの意味が薄い
・《ソリン》の変身タイミングが悪い。噛み合ったときの爆発力はあるが、ご都合すぎる
・《閃光》、サクって撃ちたい場面限られ過ぎ。論外

・《悲嘆》の威力を上げるためにも《ダウスィー》はメイン4
・《精力の護符》や《不安定な護符》など、割りたい置物があるから《仕組まれた爆薬》は欲しい。X=2にするため諜報ランド+フェッチを。《一押し》の"紛争"要因にもなる
・諜報ランドの色は赤。採用カード的に擬態が期待できるのと、青黒にすると《マーフォーク》に渡られる可能性がある
・《攪乱のフルート》が流行っている以上フェッチは散らす
・同型で絶対に総クロックが不足する。無から有を産めるカードが必要、かつ色ベースに影響しないカードとして《ミレックス》
・《ナドゥ》や"赤単ストーム"にイージーウィンしたいので《屍呆症》
・クロックが早い相手には面処理が必要、《滅び》を《ダウスィー》のスイッチ枠として採用
・《フレージ》が重い。黒系のリアニ想定も込めて《霊柩車》。《黒ボム》でも良いが今回はクロックとなる方を選択。ジェスカイのエネラスでただ流れるので墓地対策の枠は要検討

こんなことを考えつつMOに入ると初回のリーグで5-0し、当日の使用が決定。《トーラック》と《フルート》の枠はかなりふわっとしてます。
今見返すと、フェッチを1枚《アーボーグ》に変えた方が良いですね。余分なフェッチがペイライフ無しにマナソースとして機能するようになります。

因みに《ミレックス》はフラッド合戦できっちり毒殺を決めてくれました。一方で2t目《ダウスィー》のためにプレイした結果、黒黒無で5t止まって《ネクロ》がプレイできない場面も。一長一短です。

■個別カード紹介

鮮度重視で一部のみの紹介とします。

このデッキの主役その1。ペイライフから一連で解決する誘発型能力のため、《オークの弓使い》が出てきたからドローしない、という選択も可能です。基本的には手札上限の5枚となるようドローしつつ、次ターンに土地セット、ハンデス、除去、ライフゲインで減った手札を再補充します。
このデッキで難しいのはここで何枚ドローするか、という点です。ということで、私が設けていた目安が次になります。

・盤面と手札に特段の問題がない→5枚になるようドロー
・手札が今一つで、《悲嘆》のように明確に欲しいカードがある→7枚に
・上記+手札が既に5枚→9枚に
・次ターンに土地を置きたい、かつ手札にない→7枚に
・上記+手札が既に5枚→8枚に
・《魂の撃ち込み》のプレイが確定している→8枚に
・《シェオルドレッド》がいて相手ライフが削れている→ライフ1まで

その他ライフとの兼ね合いや、盤面の切迫度もあるのであくまで目安ですが、ライフの浪費は厳禁です。及第点の手札を溢れさせることは敗北に直結します。手札を5枚しか残せないというデメリットは見た目以上に重く、ペイライフというコストは痛いです。

従来のリストでは0-2枚だった枠にして主役その2。断言しますが4枚必須です。ピッチスペルが大量に搭載されていることからリソース源の確保がゲーム内1つ目の目標であり、ネクロ4枚だけでは到底足りません。
加えて《ネクロ》は手札上限が5枚という制限がつくため、半端に引くと欲しいカードに辿り着けず、引きすぎるとライフを失いながら残りデッキ枚数というリソースを損ないます。そこに《指輪》があると相手ターンにドローを持ち越せるため、5枚という手札上限を無視でき、次ターンのプランが圧倒的に立てやすくなります。余程手札が弱くない限りは相手ターンに起動するようにしましょう。積極的に序盤からライフを詰めてくるデッキが苦手なものの、サイド後は《指輪》で延命して《滅び》に繋げるなど、あらゆる場面で有用なカードです。

2点ルーズするのは相手ではなく自分です。サイズも上がりません。《ネクロ》下でプレイすることはできず、土地としてもタップインです。
とまあ悲しくなる程に弱いカードなのですが、土地で黒くて《悲嘆》と噛み合うという点が唯一無二のため採用しています。C判定ギリ合格のカード。

不要なカードをライフに変換し、次のドローに繋ぐ潤滑油。但し《ネクロ》で引けるからといって、無暗に手札を投げ捨てるのはNGです。
何故かMH3の小型クリーチャーが軒並みタフネス2のため、最序盤はアンプレ寄りです。そのため2枚で調整していたものの、ゲイン手段が足りないと感じたので3枚に。このピッチ除去7枚体制が、対ナドゥコンボへの優位をもたらします。

デメリット持ちドローカードのお供。《ネクロ》と揃うとライフ1を残して全てドローに変換し、魂を連打してそのまま勝ちます。ハンデスが12枚体制のため単純に生き残りやすく、2点ルーズの能力も相変わらず強力です。3枚目が欲しいものの、枠が足りず泣く泣く2枚としています。

魂を連続で撃ち込んでいるシーン

■超簡易マッチアップガイド

ナドゥコンボ
《ダウスィー》の設置が最優先です。ピッチで《ナドゥ》を除去すればコンボが止まるので、シャドー能力で殴り切りましょう。ライフを2まで詰められると、青マナ源が足りず《タッサ》まで繋がらなくなることがあります。
サイド後は《思考囲い》に《夏の帳》を切らせ、本命の除去を通すと良いです。

ストーム
同じく《ダウスィー》の設置が最優先です。必敗の《過去》ルートが消えると完走のハードルがぐっと上がります。12枚あるハンデスと合わせてクロックを詰めましょう。《ネクロ》は大胆に引いて次のハンデスと《撃ち込み》を探すことが多いです。

ボロスエネルギー
早いクロックと《静牢》が辛いマッチ。ゲイン除去は確実に当たる場面で早めのプレイを意識します。《フレージ》も苦手なため対戦したくないデッキ筆頭になります。

トロン
《ダウスィー》+ハンデスが古来プロツアーより伝わる一番の勝ち筋です。積極的にカードを引いてハンデスとランデスに繋げましょう。少なくとも今のリストならば有利なマッチです。

以上、今回はざっくりとした説明で終わらせて頂きます。
質問等があればXのDMまで頂ければ答えられるかもしれません。
東京の代表があまりにも強いので、惨敗しないよう努力してきます。
それでは。

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