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準備のための人生にしない

こんにちは。

今、『限りある時間の使い方』というベストセラーになっている書籍を読んでいます。

最初の始まりの文言で、著者のオリバー・バークマン氏は、現代の時間の使い方を真っ向から否定してしまっています。

私自身、非常に共感できる内容だったので、noteで記事にして紹介したいと思います。

生きてから死ぬまで準備のための人生になっている

私たちが生きていく中で使っている時間は常に準備になっているということが本の最初に書かれていました。

小学校では良い中学校に入るための準備、中学校では良い高校に入るための準備、高校では良い大学に入るための準備、大学では良い会社に入るための準備をして晴れて社会人になります。

準備はここで終わるかというとまだまだ終わりません。

社会人では、転職の準備をする、退職後の準備をする、退職したら自分が死んだ後の遺族が困らないために遺言などの準備、終活を行うということが紹介されています。何も考えずに人生を生きていると知らぬ間に準備だけで人生が終わってしまいます。

自分自身の人生を振り返ってみても非常に頷けました。

小学校までは、自由奔放に過ごしていました。しかし、中学生になると高校受験という競争、高校時代は大学受験という名のさらに厳しい競争、大学時代は就活という競争の準備のために捧げていた気がします。

まるで既定路線のように何も考えずに生きていたように感じます。

このままだと社会人でも老後不安を解消するために貯蓄しないとなどということを頭の片隅に考えながら生きていく頃だったと思います。

では、準備のための人生にならないように大切なことを書いていきます。

今を大切にする

SNSが発達したおかげで、情報が瞬時に入ってくる社会になりました。有益な情報もたくさんある一方で、自分の内面や今という時間を大切にすることが軽視されている気がします。

美味しいご飯が目の前にあっても美味しくいただくことよりも目の前の料理をいかにSNSで映えさせるように撮影するかということに注力している人が多いです。
ご飯以外にも旅行先の観光地でもSNS映えを意識している人は多いでしょう。

ITが発達してマルチタスクになりがちな現代だからこそ今自分の目の前にあるものを大切にしたいですね。

他人からどう見られるかではなく、自分自身が何をしたいかを意識することが本当に大切だと思います。

他人からの目を意識しながら生きると最初に紹介したように準備だけの人生になってしまいます。

もちろん、仕事というのは他人に価値を提供することで初めて意味を持つものですから、全く他人の目を意識しないというのは不可能です。

ただ、常に他人の目を意識しすぎる必要はないです。自分がやりたいけど人から何を言われるか怖いという思いの裏には他人からの目という視点が自分の心の中にあります。

自分の心の声と体の動きをできるかぎり一致させることが本当に大切だと思います。

仕事と満員電車が憂鬱だけど生活のために毎日思い足を会社まで運ぶという人が本当に多いのではないでしょうか。

生活が大事というのはわかりますが、自分の心の声も本当に大切にしたいです。

できないことを受け入れる

80歳まで生きていると仮定すると週にすると4000週間になります。

4000週というと意外と短いように感じるのではないでしょうか。

10年間だと500週間です。週に直すと意外と少ないのではないでしょうか。

自分の一生の中であれもこれもしたいと思ってもできることは限られています。

意外と人生は少ないと思うとあれこれ手を出すのではなく、自分自身のできることに集中することが大切なことではないかと思います。

私自身、20代〜30代まではあれも欲しい、これも欲しい、あれもしたい、これもしたいという欲望に任せて生きていたこともありました。
では。満足しているかというとあまり印象に残っていないこと、物が多いという印象です。

20代は好奇心が強い時期なので、いろんな事をしてきました。仕事で疲れているにも関わらず、夜の高速道路をドライブしたいという衝動に駆られてドライブに出かけたり、仕事のストレス解消のためにアルコール度数の高いお酒を眠くなるまで飲んだりしていました。

あれこれ手を出すのではなく、本当に自分にとって大切な事に注力することが大事だということを本を読んで思いました。

最後に

わからない未来は、確かに不安ですし、どんなことが起きても乗り越えられるように対策することも確かに大切だと思います。

私自身、過去への執着は、減ってきたと感じていますが、代わりに未来への不安が増えたように感じます。

今の仕事は不安定だから未来のために貯金しないといけない、スキルを身につけないといけない、老後1人になったらどうしようなど不安の種は尽きません。

しかし、未来の不安を無意識に思うことで今という取り戻せない時間を蔑ろにしていたと思います。

MBAコンサルタントとメキシコ漁師という有名な話があります。漁で仕事した後に、妻や友人と楽しく過ごすことが生きがいというメキシコの漁師は、今を生きることの大切さを教える物語だと思います。

下記ブログ記事に詳しく紹介されているので、引用させていただきます。

今を心から楽しむこと、本当に大切にしていきたいですね。

記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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