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フローラS予想

 こんにちは。今週は、国内の重賞は今日行われた福島牝馬S、そして明日行われるフローラS、マイラーズCの3レースがおこなわます。その中で、オークストライアルのフローラSを展望していきます。馬券は、香港のクイーン・エリザベス2世Cに集中するので、予想のみの記事になりますが、オークスに向けて注目のレースです。では、開幕した東京の馬場状態とレース展開予想、最終結論と進めていきたいと思います。

1、東京競馬場馬場状態について

 今週から開幕した東京競馬場、土曜日朝JRA発表の馬場状態です。クッション値は10.0と標準からやや硬めの状態、含水率はゴール前15.2%第4コーナー13.7%と良馬場のスピードコースとなっております。

 今日行われた東京芝レースの時計は非常に早いので、時計への対応力も求められそうです。では、今日のレースを見ていきます。

8R 新緑賞 3歳1勝クラス 芝2300M

ハロンタイム 7.1 - 12.1 - 12.4 - 12.8 - 12.2 - 11.7 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.3 - 11.3 - 11.8
上り 4F 46.0 - 3F 34.4 勝ちタイム2.18.4(レコード)

 レースは平均ペースで流れ途中からその流れを嫌った1番人気アルビーシャが先頭集団に行きました。連れて2番人気トゥーフェイスも上がっていき、最後の直線ではこの2頭の一騎討ちに。先に抜け出した1番人気アルビーシャが勝利、2着は2番人気トゥーフェイス。タイムの2.18.4はレコード決着となりました。

9R 4歳以上2勝クラス 牝馬限定 芝1400M

ハロンタイム 11.8 - 10.8 - 11.5 - 11.4 - 11.0 - 11.3 - 12.6
上り 4F 46.3 - 3F 34.9 勝ちタイム1.20.4

 前半4F通過が45.5というハイペース。直線では。大外から脚を伸ばした8番人気の伏兵シャワークライムが勝利。2着は中団から伸びた3番人気ムーンライト。先行馬には非常に厳しいレースでした。

10R 晩春S 4歳以上3勝クラス ハンデ 芝1400M

ハロンタイム 12.2 - 11.1 - 11.1 - 11.2 - 10.9 - 11.4 - 11.9
上り 4F 45.4 - 3F 34.2 勝ちタイム1.19.8

 9Rに引き続き10Rも前半4F通過が45.6という非常に早い流れとなりました。こちらも12番人気の伏兵ハーフバックがハンデの軽量も活かして大外から差し切り勝利。2着は先行してなんとか内で粘り込んだ5番人気スカイグルーヴ。

→東京競馬場の時計は非常に早く、4Rの牝馬限定3歳未勝利で1.45.6、5Rの3歳未勝利でも1.33.1という未勝利にしては破格の時計が出ています。例年であれば開幕週の東京競馬場は逃げ先行馬が多少早いエースで逃げても粘り込めますが、今年はハイペースになれば外からの差しも決まっている印象です。

 東京競馬場の天気を見たら、明日は晴れのち曇りの予報で、降水確率40%となっていますが、まとまった雨が降るわけではないので、フローラSも良馬場でのスピード決着となりそうです。

2、レース展開予想

 続いてレース展開の予想です。メンバーを見るとジェムニーアムレットが逃げて先行したい馬が多数いるので、ジェムニーアムレットを見ながら先行集団を形成すると思います。

 ポイントは、この先行集団の隊列が落ち着くかどうかです。当然落ち着けばペースも落ち着き、先行馬有利になりますし、先行集団の争いが激しくなれば差し馬にも対等の余地があるでしょう。

 先行したい馬は、内からウインアグライア、メイサウザンアワー、オヌール、ララサンスフルの4頭でしょうか。川田騎手の騎乗する人気のオヌールは積極的な競馬で2連勝しているので、ここでも自信を持って先行すると思います。メイサウザンアワーも前走赤松賞ではアカイトリノムスメの末脚には屈しましたが、それでも2着に粘った内容を見るとこちらも積極的に行きそうです。おそらくこの2頭が2番手、3番手になりそうです。

 人気馬では、ユーバーレーベン、パープルレディー、アンフィニドールは中団に待機ということになりそうです。

 2000Mという距離を考えるとペースは早くならず直線ヨーイドンの差し足比べになりそうです。ただ、東京競馬場の馬場状態を考えると1分58秒台の時計は出そうなので、その時計に対応できるかがひとつ鍵になりそうです。

3、フローラS最終結論

 それでは、馬場状態、展開を考慮に入れつつ予想をしていきたいと思います。今回は休み明けの馬や前走重馬場で着順の悪い馬もおり、今回馬場状態がガラッと変わるので人気馬と人気のない馬の力差もそこまでないと思います。その点を加味して予想をしていきたいと思います。

◎7メイサウザンアワー

 ◎は現在10番人気のメイサウザンアワーを推したいです。5ヶ月ぶりの休み明けのレースにはなりますが、調教の動きを見る限り休み明けでも問題がないようのもえます。

 前走2着ですが、勝った馬が桜花賞4着のアカイトリノムスメということで悲観する内容ではありません。東京競馬場でも結果を出しており、ペースも落ち着けば2000Mもこなせるでしょう。この人気であれば思い切って狙いたい馬です。

◯8オヌール

 相手本線は2戦2勝、デゼルの全妹オヌール。デビューの後4ヶ月じっくりレース間隔を開けて臨んだアルメリア賞でも積極的な競馬でしっかり勝ち切りました。新馬戦もアルメリア賞もスローヨーイドンのレースで32秒〜33秒台の上がり3Fの脚を使っているのでスローペースになれば当然上位入線する確率は高いでしょう。

 調教の動きはタイム自体は目を見張るものではありませんが、陣営のコメントを見る限りでは問題なさそうです。あとは、初めての輸送をこなすことができれば問題ないでしょう。姉のデゼルはスイートピーSで大外から強烈な末脚で勝利しオークス権利を取りましたが、妹のオヌールもそれに続くことができるか非常に楽しみです。

▲14オメガロマンス

 3番手も穴馬オメガロマンスに期待したいです。前走のミモザ賞大敗はは重馬場の影響もありますし、今回は東京のスピード馬場ということで条件一変で巻き返しの可能性もありそうです。

 新馬戦は、スローペースを33秒台の末脚を繰り出し勝利した内容は非常に強いのであの内容を見ればこの相手で展開次第で一発に期待します。

以下△3ユーバーレーベン(これまでの戦った相手は、1枚も2枚も上の相手。阪神JFでも早い時計に対応できたのでその点も不安なし。ただ、この馬アルテミスSでペースが合わないこともありましたが、大敗したことが若干気になります。人気を加味すると△までとしました)9パープルレディー(前走牡馬相手の2400Mを勝ち切った内容は評価できます。あとは、早い時計に対応できるかが一つ多近鍵になります)

 以上5頭までとしました。印を打たない人気どころの馬について触れます。

ウインアグライア‥前走若駒Sでは馬場展開に恵まれた感が拭えず、早い時計の勝負には厳しいと見ました。

スノークオーツ‥前走の新馬戦では今回出てくるジェムニーアムレットに先着しているので非常にレベルは高いと思います。ただ、休み明けでいきなり重賞ということを考えると今回は様子見とします。

ジェムニーアムレット‥前走の勝ち方は圧巻の一言。ただ、今回は未勝利からいきなりの重賞、追い切りも軽すぎる印象です。逃げてマークされることを考えると厳しいと思い無印としました。

クールキャット‥これまで非常に強いメンバー相手に走っており、鞍上にルメール騎手というのも怖いです。ただ、外枠不利の東京2000Mで外枠発走は厳しいかなと思い切りました。

アンフィニドール‥前走の未勝利戦では33秒台の上がりの脚を使い、勝ちタイムの1.46.3というのは非常に優秀です。東京開幕週の高速馬場にも対応できそうです。ただ、いきなり未勝利から重賞でメンバーレベルが上がり、大外枠からの発走も厳しいと思い無印としました。

 今回、馬券は買いませんがオークスに向けて注目のレースです。桜花賞2着のサトノレイナスが日本ダービー出走を決めたため、美しき白毛の女王ソダシに対抗できる馬が現れるか注目のレースです。

 記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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