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優しくない社会を生き抜くための考え方

 こんにちは。

 今は、コロナ禍という中で、外出できずに家でずっといて精神的に参ってしまうという方も多いのではないでしょうか。以前の私も同じことを考えていたと思います。今は、毎日、Noteの記事を書いたり、選考試験に向けた対策勉強と語学の勉強、そして休憩時間に小説を読んだり、ネット麻雀ゲーム(雀魂、麻雀格闘倶楽部)をして過ごしています。

 以前は、仕事の休憩中にじゃらんや駅ねっとを調べて、休暇ができたら旅行に出かけていたものですが、コロナ禍で家で過ごし時間がほとんどになっています。これはこれで、お金も使いませんし、財布に優しい過ごし方だなと感じています。

1、優しくない社会

 さて、今読んでいる小説、市川拓司著『こんなにもやさしい世界の終わり方』小学館発行、の中にこんな文章があります。主人公の優と雪乃、洋幸の3人がふと目にしたテレビ画面を見ていた場面です。テレビのニュースには、国の内戦の映像が流れて親を亡くした子供が泣いている場面、隣のテレビでは政治家たちが怒鳴り合っている場面、別のテレビでは老人を餌食にする詐欺集団のニュースが流れていました。

 大人たちは、混乱し、憤り、自分の欲望を持て余しながらもそれをどうすることもできずに喘いでいた。もしかしたら、と僕は思った。大人たちは、誰かを傷つけることで、その苦しみにどうにか折り合いをつけようとしているのかもしれない。大きくなりすぎた欲望はきっとお腹に溜まったガスみたいにすごく辛いものなのだろう。このニュースを見た彼女(雪菜)と洋幸は、「優しくないね」と言った。

  この小説の文を見て今のコロナ禍の日本の状態も全く同じような状態にあると思いました。国や東京都はオリンピック開催という大目標のために、居酒屋、百貨店、テーマパークの休業要請を盛り込んだ緊急事態宣言を出しました。一方、国民は1年経っても変わらないコロナの現状とオリンピック開催のための国や都道府県の政策に反旗を翻すように路上でお酒を飲んだり、GWの長期休暇を家にいる時間で無駄にしたくないがためにいろんな場所に旅行に出かけます。

 今の日本の政治家と国民の考えが全く違う方向に向かっているように感じます。競馬で例えるならば、桜花賞のメイケイエールのような状況に陥っているように感じます。メイケイエールは、レース中終始折り合いを欠いて、GⅠ桜花賞で最下位の18着に敗れましたが、騎乗した横山典弘騎手がレース後開口一番「無理だよ」と言っていました。

  横山典弘騎手というのは、競馬ファンならご存知だと思いますが、騎手歴30年以上の大ベテランで日本ダービーという日本で最も権威のあるレースも勝利している騎手です。前走重賞を勝っており力はある馬なのですが、そんなベテラン騎手ですらコントロールできない状況というのは本当に大変だったのだと思います。

 今の日本も、コロナウイルスを抑え込むことができずに、国民の行動だけでもコントロールしようとしていますが、国民も馬鹿ではないので1年経ってなんも変わったように思えない状況で国や自治体のいうことを大人しく聞かないですね。しかも、国民に自粛するように言いながら、自分たちは深夜の宴会を内輪で開いたり、五輪開催を強行しようとしていたら尚更国民も国のいうことを聞くことが馬鹿らしくなるでしょう。    

2、そんな社会で生き抜くために

 今のコロナ禍の前もテレビやニュースは基本的にネガティブな情報ばかりです。仕事でも上司に怒られ、同僚に嫌味を言われ、さらに家に帰ったらネガティブな情報に晒される、こうなると精神的にも参ってしまいます。実際は、そんな1日の中にも仕事で感謝されたり、帰り道に寄ったスーパーの店員さんから「ありがとうございます」と言われるなど、いいことも起きているはずです。

 しかし、印象に残るのはネガティブな情報ばかりです。これは、人間の脳のは荒木が大きく関係しており、ネガティブな情報はポジティブな情報よりも6倍印象に残りやすいと言われています。

 例えば、スポーツ観戦を例にしたら、応援している球団が勝った時よりも負けた時の方が印象に強く残ると思います。私は、地元の楽天イーグルスを応援していますが、毎年開幕は好スタートを切りますが、交流戦の後で一気に負け越してしまう印象があります。トータルでは、勝ちも負けもイーブンですが、やはり後半負けると負けの印象が強く残ってしまいますね。

 なので、ポジティブな情報に目を向けると言っても脳の仕組みを自分自身は変わることは非常に難しいので、ネガティブな情報に触れる場面を減らすのが、まず大事ではないかと思います。

 具体的な対策をあげたいと思います。

①ネガティブな情報を見過ぎない

 今は、新型コロナの情報が気になって暇さえあればテレビやスマホでコロナ関連情報を無意識に見てしまう人も多いと思います。テレビやスマホでネガティブな情報を見るのが日課になってたら、それが本当に自分のしたいことなのか一度考えましょう。

②今できることに目を向ける

 コロナで飲み会ができない🍺、映画館で映画を見れない、テーマパークで遊べない、旅行に出かけられないとコロナ禍の緊急事態宣言でできないことに目を向けがちです。

 しかし、今だからこそできることもあると思います。例えば、いつも家を職場の往復で家の中がぐちゃぐちゃになっているから断捨離をして家の中を整理しよう、映画館に行けないならAmazon primeやNetflixで見たかった映画を見よう、友達に会えないならzoomでオンラインで会話しよう、youtubeで好きな曲を聴きながら部屋の中で歌う(近隣に迷惑をかけない程度に)などできることはたくさんあるはずです。

 私の場合は、旅行に出かけたり、友達に会えない代わりに、家の中で図書館で借りた本やネット書店(Honto)で勝った本を読むこと、Youtubeで鉄道、旅行関係の動画を見ること、ネット麻雀、夜はMリーグセミファイナル🀄️を楽しんでいます。

③自分の責任で自分のやりたいことをする

 「私以外私じゃないの 当たり前だけどね♪」というゲスの極み乙女の曲がありましたね。自分の人生は、一度きりです。恋人や妻夫、親、友達、会社の同僚、上司など周りの人がいて、いろいろなことを言ってくるかもしれません。もちろん、人は1人で生きることはできないので、彼らは自分の人生にとって貴重な存在です。

 しかし、世間の目(私を含め日本人はこれを気にする人が多い)など目に見えない圧力で、自分自身を見失っている人も多いと思います。実際、日本人の70%は毎日嫌々ながら仕事を行なっているというデータがあります。

 私も以前は、仕事に行く日の朝が憂鬱で、こんな毎日が毎日続くならいっそ死んでしまったほうがいいと思う日々でした。

 人は1人では生きれないのは間違いないですが、自分自身の人生の責任を他人はとってくれません。たった一度の自分の人生、他人の言葉に流されて生きていくよりは自分の意思で生きる人生の方が納得いくのではないでしょうか。もちろん、自分で選んだことなので自分自身で責任を取ることが大前提ですが。

 最初で紹介した小説の中でこんな文がありました。

 自分たちの基準で人を測るのは自由だけど、あなたたちの誰かひとりでも僕らのことをちゃんと理解できるの?とつい訊いてみたくなるときもある。

 とはいえ、やりたいことがないという人も多いのではないでしょうか。私も今趣味はありますが、どんな仕事をしたいかと言われると少し考え込んでしまいます。そんな時は、とりあえず行動してみて、駄目なら軌道修正すればいいと考えれば気持ちも少し楽になると思います。

 日本では、年齢で縛られたり、履歴書に空白期間を作るのは良くないなど、色々制限がありますが、自分の嫌なことを仕事にして嫌々仕事をするよりも時間をかけてでも自分が心から満足できる仕事をした方がいいと思います(もちろん仕事ですから、好きなことをしてもトラブルやクレームなど嫌な出来事はあるものなので、それを対処できる能力や考えを身につけることは大切ですが)。

 麻雀で例えるならば、配牌の時点でこれは、タンピン、ホンイツ、3色、イッツーなど漠然と狙う手を見つつも自分のツモ牌や相手3人の出方(鳴き、リーチ)によって方向性を変えますよね。人生も生まれてから死ぬまで万事思い通りに事が進むことなんてないですよね。未来の出来事がわかっていれば、それはそれで味気ないですし、わからない未来が不安だからこそ今頑張れると思います。

4、まとめ

 最終的には、会社が〜、政治家が〜、先生が〜ではなく自分自身で考えて行動することが大事だと思います。東京都に来ないで、東京から出ないでと、とある人は言っていますが、隣県の埼玉、千葉、神奈川から通勤通学している人も多く不可能でしょう。

 また、連休という社会人の人にとっては会社を離れて気分を休める貴重な時期です。なので、この時期の過ごしかたをどうするかは自分自身で決めればいいと思います。もちろん、何かあった時は自分自身で責任を取る必要がありますが、事前にPCR検査を受ける、感染対策を万全にするなどの対策をしていればいいのでは、と思います。

 こんな時期だからこそ、心を冷静に保ち、判断し行動することが本当に大事だと思います。記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

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