天皇賞春追い切り注目馬と展開予想
こんにちは。
今週末に行われる天皇賞・春、最終追い切りが行われ、枠順も発表されました。この記事では、追い切りの注目馬を取り上げ、枠順から展開の予想も行なっていくます。
天皇賞・春に向けてのステップレースと注目馬については、上記記事をご覧ください。
1、天皇賞・春追い切り注目馬
では、追い切りの注目馬を内枠から順に上げていきます。
①ワールドプレミア
1週前 CW 良 7F 95.7-79.4-64.3-50.3-37.2-12.1 併せ馬、内、先着 最終 CW 良 6F 84.3-68.7-54.1-40.1-13.0 単走、軽め
最内枠をゲットしたワールドプレミア、1週前の追い切りで7FCWで好時計をマーク、最終追い切りはオーバーワークにならないように軽めで流す程度にしました。追い切りの動きを見ると調子は非常に良く、小回りコースでもしっかり追い込んでくる脚があるだけに、スムーズに運ぶことができれば注目の1頭でしょう。
②アリストテレス
1週前 CW 良 6F 84.7-68.2-52.9-38.6-11.9 併せ馬、内、先着 最終 CW 良 6F 79.0-64.1-50.1-37.3-12.4 併せ馬、外、先着
アリストテレスは、ルメール騎手を背に最終追い切りで好タイムをマークしました。追い切りの動きを見る限りでは、出来自体に問題なく前走阪神大賞典のダメージもないように思えます。アリストテレスも、最内枠の好枠をゲットできたことは非常に大きいですね。ロスなく先行する、ディアスティマ、カレンブーケドールの動きを見ながら進めることができれば勝機も出てくるでしょう。
馬場は、AJCCで不良馬場をこなしていますが、前走阪神大賞典を見る限りではできれば良馬場でレースを行いたいでしょう。当日の阪神競馬場の天気は要注目です。
③カレンブーケドール
1週前 美浦坂路 良 52.9-38.8-25.6-13.1 併せ馬、内、先着 最終 美浦坂路 良 52.7-38.2-25.2-12.9 併せ馬、内、先着
カレンブーケドールは、2週連続で坂路追い切りと攻めてきた印象です。時計自体は、目立つものではありませんが動き自体は問題なく写ります。輸送の経験はあるので、その不安はありませんが、3200Mという距離がどう出るかですね。国枝先生のコメントも距離をこなすかはやってみないとわからないというものでした。ただ、内枠を引いて展開もこの馬にとってはむきそうなので、オッズ次第では思い切ってこの馬から買ってみるというのもありだと思います。
④ユーキャンスマイル
1週前 CW 良 7F 94.2-78.3-63.8-49.9-36.7-12.1 3頭併せ、内、先着 最終 CW 良 6F 88.4-71.1-55.0-40.0-12.5 単走、軽め
ユーキャンスマイルは、1週前長めの追い切りで好タイムで攻めてきた印象です。この追い切りをみると期待せずにはいられません。最終追い切りはオーバーワークにならないよう軽めでしたあ、動きは非常に良く絶好調を伺わせる内容です。長距離レースの経験は豊富で実績もありますし、スタミナも十分兼ね備えています。
今回は、2週目が阪神内回りコースになるので早めの仕掛けが必要になってきます。鞍上の藤岡佑介騎手は、前走阪神大賞典で好走しているので、そのイメージで早めの仕掛けを心がければ去年4着以上の好走が期待できると思います。
⑤ディープボンド
1週前 CW 良 6F 79.1-64.5-51.2-37.9-11.7 併せ馬、内、先着、突き放す 最終 CW 良 6F 83.5-68.2-53.2-38.9-12.5 単走、軽め
1週前の追い切りの動きが抜群に良かったのはディープボンドですね。併せ馬の内から並ぶまもなく突き放していきました。最終は、軽めの追い切りでしたが、それでもラスト1Fは12.5という好タイムを出しているので調子は非常にいいでしょう。
前走のレース内容が圧巻の内容なので、あのレースと同じように早め先頭から抜け出すことができればチャンスは十分になるでしょう。
⑥ウインマリリン
1週前 南W 良 5F 67.1-51.4-38.3-12.0 併せ馬、内、併入 最終 南W 良 69.0-53.9-39.4-12.5 単走、軽め
ウインマリリンは、1週前好タイムで追い切りをこなし、最終は輸送を控えているため軽めの追い切りとなりました。動きは問題なく調子はいいでしょう。ウインマリリンの課題は、輸送と初距離でしょう。
ウインマリリンは、まだ輸送競馬で結果を出せていないのでその点は非常に気がかりです。そして、距離が初の3200M、これはカレンブーケドールと同じです。そして、外枠を引いてしまったので、前走のように内でじっと脚を溜めて直線で抜け出すという競馬ができないだけにどういうレース運びをするか1つ鍵になります。ただ鞍上は、皐月賞を制した横山武史騎手、勢いのある若手ナンバーワン騎手なので、その手腕に期待したいところです。
以上、追い切り注目馬として6頭をピックアップしました。どの馬も人気しそうですが、個人的に1番追い切りの動きで1番よく見えたのはユーキャンスマイルです。1週前で好タイムを出すことができたのは大きいです。ディープボンド、ワールドプレミア、アリストテレスも追い切りの動きはよく馬場と展開次第では当然勝ち負けでしょう。
取り上げなかった馬では、マカヒキ、ナムラドノヴァンの動きも良かったと思います。ナムラドノヴァンは長距離戦で相手関係とわず好走をしているので勝ち負けは難しくても馬券圏内に来ることは十分考えられそうです。
2、天皇賞・春レース展開予想
続いて、枠順が発表されたのでレース展開の予想をしていきたいと思います。
枠順を見て有力各馬は比較的内のいい枠に入った印象です。内枠各馬は包まれたくないでしょうから中団よりも前目につけてレースをしたいでしょう。
レースのペースですが、ディアスティマが前走同じ舞台の松籟Sで1000M59.4という早いペースで逃げて、中盤ペースを落とし最後まで逃げ切っているので、調子が問題なければ同じようなペースで逃げたいでしょう(ただ、ディアスティマ追い切りの動きがイマイチに見えたのは木になるところです)。あとは、ジャコマルも前で競馬したいはずなので、この2頭のハナ争いが激しくなれば当然ペースは早くなるでしょう。
先行集団につけたいのは、シロニイ、ウインマリリンも外枠からある程度押して前にいきそうな気がします。その直後に内枠の有力馬、カレンブーケドールがつけて、そのカレンブーケドールを見る形でワールドプレミア、アリストテレスが進めるでしょう。ディープボンドも前目につけて、直線早めに逃げる2頭を捕らえにかかりたいでしょう。
ワールドプレミアとアリストテレス、どちらが前の位置につけるかが非常にレースの分かれ目になりそうです。前につけた方が当然早めに仕掛けて、後ろの馬の進路をコントロールできるからです。
ユーキャンスマイルは最初は、中団後方からレースを進めますが、前走のような仕掛けでは最後の内回りの直線だと届かないので、ある程度早めに仕掛けることになるでしょう。
以上展開をまとめると、序盤の1000Mはある程度流れ、中盤2000Mまでは、ある程度スローペースで各馬スタミナを温存、最後の1200Mで一気にペースが上がるという流れになりそうです。
展開の注目ポイントをまとめると
①ディアスティマとジャコマルの逃げ争いと序盤1000Mのペース ②最内枠のワールドプレミアとアリストテレスのポジション争い ③終盤残り1000Mを切ってからの各馬の仕掛けどころ
この3つの点がレースの結果を左右するポイントだと思います。展開を考えると最後の直線は地力勝負になりそうで各馬のスタミナ比べの迫力のある最後の直線の追い比べとなりそうです。
3、まとめ
以上、追い切りとレース展開について考察しました。GⅠなので、各馬の追い切りの動きも非常に良く、阪神3200Mで行われる天皇賞ということで、どんなレースになるのか非常に楽しみですね。
木曜日にまとまった雨がふり、土曜日も昼過ぎから雨の予報が出ているので、JRAから発表される馬場状態や、土日の芝のレース結果には注目し、どのあたりの馬場の状態がいいかしっかり確認していきたいところです。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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