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大事なのは年収よりも

こんにちは。

今回は、人を判断するときに何かと判断基準にされている年収について記事にします。

年収は人を判断する大きな指標として機能していました。婚活では女性が男性を判断する上で1番大切にしている指標が年収でしょう。
今の物価高という状況もさらに拍車をかけているのではないでしょうか。

ただ、年収よりも大切なことがあるのではと私は、思います。※容姿(もちろん大事な要素ですが)ではありません。

結論から申し上げると「収入の中で生活できているか(経済的に自立できているか)」が非常に大切であると考えています。

パーキンソンの法則

まず、収入の中で生活することが非常に大切なのかを語る上で非常に大切な法則があるので紹介します。

パーキンソンの法則というのは、イギリスの歴史・政治学者であるパーキンソン氏が提唱した法則です。

第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する。
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

第1法則も非常に大切な考え方ですが、この記事では第2法則について取り上げます。

あればある分だけ使ってしまうのは、人間の本質的な性でしょう。ただ、現代社会はQR決済やクレジットカードの普及で支出の額について気にししないとあっという間に収入<支出の構図が出来上がってしまします。

クレジットカードやQR決済は、非常に便利です。財布を出さなくてもスマホ1つで決済できるので、会計の時間を大きく削減することができます。
しかし、クレジットの利用可能枠(限度額)が、使える金額と勘違いしてしまう可能性があります。
クレジットは後払いですから、使える分だけ使ってしまうというのは本当に危険な考え方です。

実際、年収1000万円と聞くと高年収で非常に余裕があると思われがちですが、1000万円の年収があっても貯金なしという世帯は非常に多いらしいです。下記記事によると年収1000万円の世帯の10%は貯金がないらしいです。

もちろん住んでいる地域や置かれている状況によっても支出額は異なりますから、年収1000万で貯蓄がないというのはだらしないと決めつけてしまうのは、ナンセンスでしょう。

ただ、このデータからも年収が上がると生活レベルが必然的に上がってしまうのは事実でしょう。

年収1000万円と言っても累進課税で大きく引かれて、住宅、車、教育、保険、娯楽など様々な出費を重ねてしまうと思った以上に生活に余裕がないかもしれません。

もちろん年収300万円だと貯蓄なしの割合も増えます。
ただ、同じ貯蓄なしでもどちらが将来的に苦しくなるかは火を見るよりも明らかです。

今の収入がずっと続くわけではない

トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したことは記憶に新しいです。

今の年功序列の中でもある程度の年齢になると収入は減少しますし、定年を迎えると一気に収入が下がるようです(ジョブ型雇用が定着すれば変わるかもしれませんが)。

さらに税金面でも収入が下がると非常に苦しくなります。特に苦しいのが住民税です。
住民税は前年で確定した所得を元に計算を行うために1年遅れで納税を行うことになります。

退職などで住民税の一括請求が来た人はわかると思いますが、この1年遅れで容赦無く請求されるのが結構きついんですよね。
当然前年の収入が多ければ多いほど請求される金額は増えます。

高い水準で維持してきた生活レベルを下げるのはそう容易ではありません。子供が就職して自立できていればいいですが、今の時代はうまくはいかないかもしれません。

私自身、30代半ばで1人暮らしで年収300万円台ですが、正直そこまでの余裕があるわけではないです。

ただ、300万円台の年収で収入>支出で生活できていれば、ある程度下がってもなんとか生活できるという自信を持ってはいます。

その意味では、高収入で貯蓄がないことが厳しいと言えると思います。

大事なのは貯蓄額

もうここまで来ると年収より大切なものは何かという結論が出ています。

大切なのは、年収よりも貯蓄額となるのではないでしょうか。

婚活の場では年収で相手のスペックを判断することが多いですが、年収600万以上でも高い家賃と自動車維持費を支払い、交際費など使って貯金がゼロの人もいれば、400万円でも毎月貯蓄できている人もいます。

毎月定期的に貯蓄できている人はある程度物価が上がっても、自分の収入の範囲内で生活しようとします。
突発的な出費があってもこれまでの貯蓄がありますから、対応できます。

逆に使い切ってしまう人や収入以上のお金を使ってしまう人は、突発的な出費があると非常に苦しくなってしまいます。

物価高だから給料上げろと言いたくなるのはわかります。ただ、給料というのは会社の売り上げによっても左右されます。
それよりも自分である程度はコントロールできる支出に気を付けることが非常に大事だと思います。

支出をコントロールするためには

とはいえ、いきなり支出をコントロールしろと言われても何から始めればいいのかという話でしょう。


まず、支出額を知ることから始めることが大事です。収入には、気にかけても支出には無頓着となるとやはり貯蓄していくのは難しいでしょう。

記録をとるとわかりますが、固定費、変動費などを合計すると結構な金額になりますから最初は支出額の多さに愕然とします。

改善するためには、現状を知ること(現状分析)が大事になります。私自身も支出過多を見直して改善してきました。20代の若い頃は収入の全てを全部使い切っていました。車のローンも当然のように支払っていました。

記録を始めてからこのままではまずいと思って、毎月の貯蓄を開始しました。
購入してから着てない服を購入することをやめて、大きな金額をかけていた車も手放しました。
使っていない物もメルカリやセカストで売って、物も少なくしました。

ここまでやって貯蓄を作ることができました。記録をつけることなく、生活していたら30代半ばになっても貯蓄ゼロのままだったでしょう。

最後に

以上、年収よりも貯蓄額が大事ということを記事にしました。

いくら収入があっても現代はその気になれば一気に使い切ってしまう社会です。
もちろん、収入は多いことに越したことはありません。単純に自分で使えるだけのお金が増えますから。ただ、収入が増えてもお金は有限であるということは事実です。

そうなると、収入>支出の仕組みを作り出すことが何よりも大切になるのではないでしょうか。
もちろん、死ぬ時に1番お金を持っていても仕方がないですから、使うべきところでは、お金を使うことも非常に大切になるでしょう。

お金を使う力というのが非常に難しいところで私自身もまだまだわかっていないところが多いです。

ただ、毎月赤字というのは、生活にも気持ち的にも余裕がなくなりますから、改善していくことが大切でしょう。

あとは、収入が増えても支出額を一気に増やして生活レベルを上げないことが非常に大切だと思います。
サラリーマンをやっていれば必ず、収入が下がる時期が来ますから、その対策として非常に大切になるでしょう。上がった生活レベルを下げるということは至難の業でしょうから。

年収よりも毎月のプラスを積み上げていくことが非常に大切ということを少しでもわかっていただけると嬉しいです。

記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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