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モノを持たない理由

こんにちは。

今回は、現代で人がモノを持たない理由について私自身が考えたことを記事にします。

今は、最低限生活するために必要なものは揃っています。冷蔵庫、洗濯機、ベッド、テーブルを金銭的な理由で買えないという人はいないでしょう。自分の生活に必要ないからいらないという人はいますが。

さらに生活に必要なものでも持っていないという人も多いです。テレビ、車などは持っていないという人も多いのではないでしょうか。私自身もテレビも車も持っていません。

その理由について考えます。

生活するのに十分なものは揃っている

現代社会、生活するのに必要なものは十分に揃っています。欲しいと思えば、Amazonや店舗に足を運ぶことで購入して手に入れることができます。

さらに、後述するIT技術の進化でテレビやラジオなどのものがなくても十分に楽しめる環境が整っているというのも非常に大きいです。

ネット技術の進化で移動する必要性も減少しています。
家電、ケース入り飲料などの大きな買い物はAmazonで購入すれば、車でお店まで行く必要がありません。
ZoomやTeamsでオンラインで会議もできるので出張の必要性も減少しています。

さらに、シェアリングエコノミーが発達したこともモノを持たない社会に大きく寄与しています。

車はレンタカーやカーシェア、自転車はレンタサイクルなど大きいものほどシェアが進んでいる印象です。キャリーバックなどの旅行の時にしか使用しないが家の中に置くとキャパを取るような物についてはレンタルする人も多いと思います。

IT技術の進化

また、IT技術の進化がミニマリスト傾向の増加に拍車をかけているのは疑いようのない事実です。

Netflix、Amazon primeなど月額で動画見放題ですし、TVerやABEMA TVではアニメ、バラエティ以外にもスポーツ中継のリアルタイム配信もされています。

Amazon primeではWBC⚾️、ABEMAプレミアムではワールドカップ⚽️がリアルタイム配信されました。

スポーツ中継も今はテレビがなくてもリアルタイムで視聴できるようになりました。

バラエティもTVerで一部番組はリアルタイム視聴できますし、もうテレビが必要なくなってきています。地上波が映らないネット動画視聴専門のテレビも人気です。

さらに、本についても今はKindleの端末を購入すれば紙の本で本棚のスペースを取る必要はないです。しかもKindleでは1割程度安く購入することができますし、自宅のスペースを取る必要がないです。

私も基本はKindleで本を購入するか図書館で本を借りて読むことが多いですね。寝る前にもブルーライトを浴びることなく読書ができるので非常にオススメです!
私は、広告表示されるのはあまり好きではないので広告なしを買いました。ただ、読書中に広告が入るということはないので、安さ重視であれば、広告ありでもいいと思います(広告ありの方が2000円程度安い)。

他にもIT技術の進化で必要な物自体も少なくなっています。スマホがあれば、財布が必要なくなる時代も近いでしょう。私自身、職場に行く時や近場への外出は財布を持っていません。

IT技術の進化とモノ消費の減少は相関していると言えるでしょう。

ミニマリストの浸透

ミニマリストという言葉がテレビで紹介されたのは今から10年ほど前でしょうか。

当時は、ミニマリストという存在は一般的ではなく、テレビで紹介されたことで賛否両論様々な意見があり、注目を集めました。

私自身も家の中に寝るスペースと最低限の生活に必要なものしかないという生活空間を見て何のために仕事をして稼いでいるんだろうという否定的な見方をしていたと思います。

あれから10年経過し、世間ではモノ消費からコト消費への変化したと言われていますが、社会全体としての物欲は減っているように思えます。

上がらない給料とインフレという社会情勢もありますし、若者自体に出世意欲の減少という意識の変化もあると思います。

モノが少ないと

私自身も転居を数回経験しました。モノをたくさん持つことで引越しの作業が非常に多くなりますし、たくさんモノがあっても使いきれないということに気づいたので、今は生活に必要な最低限の物しか自分の部屋にはありません。

結局、生活するのに必要なモノはそれほど多くないという事実に気づいたからこそ、モノやお金よりも自分にとっての自由な時間が大切ということに気づいたのではないでしょうか。

私自身、30代で未経験の職種への転職を含めて2回転職しましたが、新卒で入社した会社より給料という面では下がっているのが事実です。
しかし、今の仕事は自分にとって合っていますし、精神面で余計なリスクを背負わなくていい分だけ非常に20代の頃よりも充実しています。金銭的にも余計なものを持たず、買わずですから貯金も日お取り暮らしで毎月十分にできています。
20代の頃に職場からのいじめ、パワハラ、適応障害、それに伴う転職など様々な出来事を経験したことも大きいと思います。

余計なモノを持たないことたくさん稼ぐことのハードルも下がりますし、精神的にも安定しているように感じます。

都市部への集中

さらに、若者が田舎から都市部に集まってきているというのもモノが少なくなっている原因のように思います。

都市部は住居代が高いですから、余計なモノを買って大きい部屋に住もうとするとその分余計に毎月の家賃がかかってしまいます。

さらに鉄道やバスなどの交通網は発達していますから自家用車を持っている人は少数派でしょう。都会ともなると毎月の駐車場代も洒落にならないくらい高いですから、車自体がそもそも贅沢品のように感じます。

コロナ禍で一時は都市部の人口減少もありましたが、アフターコロナ後はまた都市部への人口が増え続けているようです。

家賃の高さを我慢できれば、交通網が発達している都市部に住んでいる人が多くなるのも非常に頷ける話です。

もちろん、今、私は香川県の高松市に住んでいますから地方には地方の良さがありますし、都市部と地方どちらにも一長一短あるとは思います。ただ、傾向として、便利な都市部に人口が集まるのは納得です。

そして、都市部は、生活に必要なものも当然少なくなります。
人によっては家にベッド、寝具と食事をするテーブル、あとは清掃に必要な用具一式くらいしか部屋にモノがないという人もいるのではないでしょうか。加えて、パソコンやタブレットがあれば、動画などの娯楽は楽しむことができます。
その日買うものはコンビニやスーパーで買って食べ切るか、外食、ウーバーイーツで注文すれば、冷蔵庫や電子レンジは不要です。
洗濯機も近くにコインランドリーがあれば、わざわざ数万円の洗濯機を買わずとも生活はできます。

そう考えるとモノは最低限でも暮らせる非常に便利な世の中になっていると言えるのではないでしょうか。

最後に

今の若い人がモノを持たない理由について考えてみました。

ITの発達で便利な世の中になったということが一番大きいように感じます。

今回は、モノに焦点を当てましたが、人間関係についても同じようになってきているように感じます。

都会は、人口も多いですから、近くの人でもよく知らないという状態ですし、ネットでもコミュニケーションは取れてしまいます。

以前読んだ本で今の若者の人間関係の捉え方として、あまり深く踏み込むところまではいかないということが紹介されていました。
今話題の言葉を使うと「蛙化減少」でしょうか。離れすぎても寂しいけど、近すぎてもしんどいというのは非常にわかる気持ちです。

社会は刻一刻と変化しており、その中で自分はどう生きていたいかということを考える必要性が非常に高い世の中だと感じています。
そんな世の中だからこそモノってそんな多くなくてもいいよねという人が増えているのでしょう。

ただ、世間は「モノが少ない方がストレスが少ないから良い」と言っているが、それについてどう考えるか各個人の価値観によるものが大きいです。
世間の価値観に振り回されることなく、自分はどう思って行動していくかということを考えるのはこれから大事だと思います。

記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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