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天皇賞・春最終結論

こんにちは。

 今日は、いよいよ天皇賞・春が阪神競馬場3200Mを舞台に行われます。天皇賞・春が阪神競馬場で行われるのは、1994年以来27年ぶりです。この時の天皇賞は、1着ビワハヤヒデ2着ナリタタイシンの4歳馬によるワンツーフィニッシュでした。天皇賞・春の歴史の中でも屈指の名レースだと思います。岡部幸雄騎手が最初のコーナーでかかっていたビワハヤヒデを2番手で折り合わせ、最後の直線で武豊騎手の追い上げを振り切って勝利したこのレース、印象に残っているファンの方も多いのではないでしょうか。弟ナリタブライアンが皐月賞を勝って迎えたビワハヤヒデの天皇賞・春、実況の杉本清アナウンサーの「兄貴も強い、兄貴も強い!」というフレーズも非常に印象に残っています。

 さて、今年の天皇賞・春はその時以来の阪神競馬場での開催です。阪神競馬場は京都競馬場とは異なり、直線の急坂が2度あるので、よりスタミナが求められるコースです。さらに、内回りBコースは直線359Mということで外回りよりも100M以上短いコースです。さらに、最後は1.9Mの急坂が待ち構えています。直線で、ある程度前を見る位置でレースを運び、さらに最後の坂で止まらないスタミナも求められるコースです。

 天皇賞・春については下記記事も書いているのでご覧ください。

1、阪神競馬場馬場状態について

 まず、阪神競馬場の馬場状態についてです。昨日は、午後からまとまった雨が降りましたが、なんとか芝は良馬場で開催されそうです。ひとまず、安心しました。

 では、昨日行われた阪神競馬場の芝レースから馬場状態を見ていきます。

阪神9R  矢車賞 3歳牝馬1勝クラス 芝2200M                                                ハロンタイム 12.6 - 11.2 - 11.7 - 13.0 - 13.0 - 12.0 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 12.1 - 12.2
上り 4F 47.6 - 3F 36.0 勝ちタイム2.12.7

   前半1000M1.01.5のスローペースでレースが流れました。このスローペースを見て3コーナー手前から早めに仕掛けた3番人気ハギノピリナが押し切り勝利。2着は、インから追い込んできた2番人気ハッピーオーサム。

阪神10R  ストークS 4歳以上3勝クラス ハンデ 芝1600M 
ハロンタイム 12.4 - 10.7 - 11.8 - 12.3 - 11.9 - 11.2 - 11.1 - 11.7
上り 4F 45.9 - 3F 34.0 勝ちタイム1.33.1

 このレースのあたりからまとまった雨が阪神競馬場でしたが、最後の直線では日差しが掛かったり、なかなか天気が安定しない状況でした。勝ったのは、早め先行から直線で抜け出してお押し切った1番人気グランデマーレ、2着はインから脚を伸ばした8番人気アクアミラビリス。

→阪神競馬場のスピード馬場は今週も継続。週中まとまった雨が降りましたが、それでもスピード決着馬場で前に行った馬が有利という傾向はかわらないと思います。ビワハヤヒデが勝った時も、掛かりながらも早め先行からナリタタイシンの追い上げをしっかりかわした内容からも良針先行有利なのかなと思います。27年前とは、阪神コースも改修されているので一概に比較はできませんが。

2、天皇賞・春最終結論

 それでは、以上のことを踏まえて天皇賞・春の最終結論に行きたいと思います。

◎1ワールドプレミア

 ◎は最内枠の利を活かしてワールドプレミアにしました。この馬は、菊花賞も勝利しており、有馬記念でも3着の実績があるので、スタミナ、小回り適正とに問題なし。できれば、ディアスティマが早いペースでレースを進め、スタミナ勝負になった方がいいとは思います。

 調教も動いており、前走より体調は上向いています。ここは、実績馬の意地を見せて欲しいところです。

◯3カレンブーケドール

 相手本線は、68年ぶりの牝馬優勝なるかカレンブーケドールにしました。この馬の強さは、距離、コース問わず大崩れしないところにあります。重馬場のジャパンカップで2着の好走歴もあり、スタミナも十分に兼ね備えており全く問題ないと思います。

 先行力もあるので、ディアスティマの動きを見ながら内からロスなくレースをhこぶことができれば、歴史的な勝利の瞬間もあると思います。

▲2アリストテレス

 ▲は前走阪神大賞典からの巻き返しを狙うアリストテレスとしました。この馬も去年の菊花賞でコントレイルの2着の実績があり、問題なし。前走の大敗で人気も落としています。鞍上のルメール騎手は、天皇賞春秋含めて5連勝中と、まさに令和の盾男と行ってもいいぐらい天皇賞とは相性がいいです。

 前走の大敗で人気を落としているなら、ここは最内枠をゲットしましたし積極的に狙いたい馬です。

以下、△7ユーキャンスマイル(長距離戦では、掲示板を外さない安定性が魅力。調教の動きからも復調気配)12ディープボンド(前走の勝利は圧巻。調教でもいい動きを見せており順調に来ている。今回は、スピード決着に対応できるかが鍵になるが無視は当然できない)

 印は以上にします。人気どころの印を付けなかった馬についても触れます。

5、ディアスティマ‥前走の松籟Sで同コースを解消している点は魅力。展開次第では逃げ切りも十分考えられます。しかし、前走の3勝クラスから今回はGⅠ、相手が一気に強化されますし、長距離を逃げ切るのはそう簡単ではないと思い外しました。

14、ウインマリリン‥前走は終始スムーズな競馬で最内を抜け出して快勝しました。力はつけていますし、鞍上の横山武史騎手も非常に魅力です。ただ、前走はうまく行きすぎた感もありますし、今回は外枠からの発走、距離も一気に伸び、輸送の問題もあるのでやはり厳しいかなと思い外しました。

17、オーソリティ‥前走、ダイヤモンドSでは3着以下に5馬身つけており、スタミナは十分にあると思います。ただ、今回外枠発走になってしまったことと、GⅠのこのメンバーの中に入ると実力的にももっと力をつけてからかなと思い外しました。

 基本的には、日経賞組の2、3着の実力と実績を評価しました。阪神大賞典組はアリストテレス以外は、かなり手薄な組み合わせで馬場も悪かったことを考えると着順をそのまま評価するのは危険だと思います。逆にアリストテレスにとっては巻き返しの大チャンスです。

4、天皇賞・春買い目

 最後に天皇賞・春の買い目です。

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