有馬記念レース回顧
こんにちは。
今日は、中山競馬場で有馬記念が行われたので、レース回顧を行いたいと思います。
1、有馬記念レース前の雰囲気
まず、レース前に感じたことを書きます。
レース前の馬体重の発表で驚いたのは、タイトルホルダーのプラス12kg、これはパドックを見て判断したいと感じました。
他の馬については特に馬体重は問題はないと感じました。
そして、パドック。クロノジェネシスはかなりパドックからテンションが高かったので、これ以上テンションが上がってほしくないと感じましたね。
そして、エフフォーリアはとてもいい雰囲気のパドックの周回。これは、パドックの雰囲気は非常によかったですね。ステラヴェローチェも非常に良かったですね。この2頭がパドックの中ではよく見えましたね。
タイトルホルダーのプラス12kgは心配しましたが、雰囲気を見る限りでは問題ないですね。
あとは、切った中で気になったのはアカイイト。非常に歩様が力強く、これは買っておけば良かったかもと感じましたね。
本馬場入場では、各馬よく見えましたね。クロノジェネシスもテンションが上がりませんでしたし、エフフォーリアも非常に落ち着いていい雰囲気でした。
そして、国家独唱。レース前の緊張感とワクワク感が一気に高まってきました。
そして、レース発走を迎えます。
2、有馬記念レース回顧
ファンファーレが鳴って、レースがスタートしました。
まずは、レースラップから
ハロンタイム 6.9 - 11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.9 - 12.5 - 12.6 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 12.5
上り 4F 49.1 - 3F 36.7 勝ちタイム2.32.0
逃げたのは、戦前の予想通りパンサラッサ。タイトルホルダーが2番手を追走。
その直後にウインキートス、シャドウディーヴァ、ペルシアンナイトあたりが追走し、先行競馬から人気馬をねじ伏せようとする各馬の思惑が感じましたね。
人気のクロノジェネシスはその直後を追走し、エフフォーリアもクロノジェネシスを見るように中団から追走しました。ステラヴェローチェは、エフフォーリアの直後を追走するという形でした。
最初の1000M通過は、59.5。予想通り早かったですが、タイトルホルダー以降は、そこまで無理せずに追走という形だったと思います。
最終コーナーでタイトルホルダーが並びかけますが、パンサラッサが譲らない形で最後の直線へ。
タイトルホルガーが先頭に立つも、外から人気各馬が強襲。ディープボンドが脚を伸ばしつつも外から一気にエフフォーリアが先頭に立ち、そのまま先頭でゴールしました。この競馬は非常に強く、実況の中野アナウンサーがおっしゃっていましたが、現役最強の走りだったと思います。
人気のクロノジェネシスは3着。道中の位置取りは悪くなかったと思いますが、先に抜け出されたエフフォーリアに最後進路がなく、外に出さざるを得なくなったのが少し痛かったですね。それでも3着という成績は立派ですし、この馬の地力は示した内容だったと思います。
2着のディープボンドは、和田騎手が完璧な内容の騎乗だったと思いますが、これは勝利したエフフォーリアを褒めるしかないでしょう。
4着のステラヴェローチェは、先に仕掛けたエフフォーリアについて行き、直線ではクロノジェネシスの進路を塞いで、一気に伸びた素晴らしい内容だったと思います。バゴ産駒で4歳になってからの成長が非常に楽しみです。
5着タイトルホルダーも最後の直線に入るまでは、横山和生騎手の思い描いた通りの展開だったと思います。しかし、最終コーナーでパンサラッサに粘られたことが少し誤算だったかもしれません。本来であれば、直線で一気に先頭に立って菊花賞の時のように押し切りたかったと思います。しかし、それでも5着に粘っていますし、この馬も来年の活躍が非常に楽しみです。
掲示板に入った馬は、どの馬も非常に実力のある馬ですし、力通りの結果になったと思います。そして、各馬力を出し切った素晴らしい有馬記念だったと思います。
では、各馬ごとに振り返りたいと思います。
3、有馬記念各馬ごとの回顧
1着 エフフォーリア
今日も本当に素晴らしいレースでした。
道中は、各馬の動きに動じることなく中団待機。そして、最後のコーナーで進出していき、直線で早めに先頭に立つとそのまま押し切ってゴールインという横綱競馬の内容だったと思います。
今日のレース内容は、本当に何回やってもエフフォーリアが勝利するのではないかという素晴らしい内容でした。
来年は、エフフォーリアを中心に日本の競馬界は回っていくと思いますし、それだけ非常に期待が大きいですね。
鞍上の横山武史騎手も今日の騎乗は本当に素晴らしかったと思います。エフフォーリアは、横山武史騎手とともに成長した馬だと思います。
武史騎手のインタビューから出たのは、第1に謝罪でしたね。昨日のエフフォーリアの半弟のヴァンガーズハートでゴール前に手綱を緩めてしまったことでの悔しさが非常に大きいのでしょう。
しかし、それでも有馬記念という大きな舞台で結果を残したのは素晴らしいと思いますし、今年の横山武史騎手の騎乗はお見事だったと思います。
土曜日の件で、もしかしたら来年もこのコンビ継続となるかわかりませんが、やはりエフフォーリアは横山武史騎手とのコンビがあってからこそ多くの競馬ファンを魅了していると思います。
それだけに、できれば来年も武史騎手とのコンビを継続してほしいというのは1ファンとしての願いではあります。
今日の勝利は本当におめでとうございます。そして、人馬とも来年以降の活躍を期待しています。
2着 ディープボンド
ディープボンドは追い切りの動きが非常によく、陣営からも非常に調子が良いということをおっしゃってたので、今回はディープボンドの力を十分に発揮しましたね。
道中はクロノジェネシス、エフフォーリアよりも前に位置して最後の直線では、先頭にたったタイトルホルダーを外から一気に交わしました。
しかし、そのあとエフフォーリアの脚に屈しました。
それでも2着に粘り込むのですから、馬自身の成長は素晴らしいものがありますね。道中の折り合い、最後の直線での伸び、本当に素晴らしいものでした。
今年は、阪神大賞典を圧勝してから、天皇賞・春を2着、その後フォワ賞を逃げ切り勝利して、凱旋門賞こそ苦しいレースになってしまいましたが、最後の有馬記念で2着と充実したシーズンでした。今年一気に力をつけていますし、来年こそはまずGⅠ勝利を目指して頑張って欲しいですね。
今日のレースお疲れ様でした。
3着 クロノジェネシス
3着クロノジェネシスは、状態不安面が伝えれらる中で、現状の力は出し切ったと思います。
直線前で先にエフフォーリアの進出を許した内容は、やはり今の状態を考えて無理をさせなかったのが、馬券内に食い込んだと思います。
グランプリ4連覇とはなりませんでしたが、それでもこの馬の強さは存分に示した内容だったと思います。
レース後の引退式では、主戦の北村友一騎手も登場されましたし、最後の最後でクロノジェネシスに現地で会うことができたことは本当に良かったと思います。グリーンチャンネルの回顧特番でのお話を聞く限り元気そうですし、来年の活躍を期待したいですね。
クロノジェネシスは、このレースを最後に繁殖牝馬となります。そして、3年後クロノジェネシスの仔がターフを走ることが本当に楽しみですね。
これまでの現役生活お疲れ様でした。そして、素晴らしいレース、本当にありがとうございます。
4着 ステラヴェローチェ
ステラヴェローチェは、エフフォーリアの直後に構えてマークする形でレースを進めました。
エフフォーリアの勢いにはついていくことができずに最後は4着のゴールでしたが、今年のレースの安定感は抜群だったと思います。
バゴ産駒は、クロノジェネシスもそうですが、古馬になってからの成長が素晴らしいものがあるので本当に来年の活躍が期待される1頭だと思います。
5着 タイトルホルダー
タイトルホルダーも決して楽ではない展開の中掲示板を確保した内容は非常に素晴らしかったと思います。
最後の直線に入るところでパンサラッサが粘って先頭を譲らなかったのは誤算でしたが、それでも5着に粘った内容は素晴らしかったと思います。
鞍上の横山和生騎手も攻めの騎乗で責めることはできないと思いますし、むしろこのレースをして負けたのであればファンも納得だったと思います。
来年の目標は、まず天皇賞春でしょうか。スタミナは豊富にある馬なので、非常に楽しみです。
今年亡くなったドゥラメンテの期待産駒。来年の活躍に期待ですね。
6着以降についてです。6着のアリストテレスも5着馬のタイトルホルダーからは3馬身離されてしましましたが、それでもジャパンCからの立て直しはできたと思います。菊花賞でコントレイルを最後の最後まで苦しめた馬ですから、復活の走りを期待したいですね。今日のレースお疲れ様でした。
10着のキセキも最後までしっかり走ってくれましたね。今回のレースが最後になりますが、長い活躍でファンを魅了してくれました。これまでの競走生活お疲れ様でした。そして、素晴らしい数々のレースありがとうございます。種牡馬としても素晴らしい仔をでして欲しいですね。
以上、有馬記念各馬ごとの回顧でした。
4、まとめ
以上、有馬記念の回顧でした。
年末の大一番非常に素晴らしいレースでしたね。
上位に来たのは、勝利したエフフォーリアをはじめ3歳馬でしたね。
来年は、この世代が引っ張っていくことを実感しましたし、世代交代を印象づける1戦となりましたね。
明日ホープフルSはありますが、有馬記念が終わると今年の競馬が終わったという印象がありますね。
今年全体を総括するとそれなりの収支に落ち着きましたし、悪くない結果だったと思います。
来年以降も競馬は続きますし、素晴らしいレースの数々を期待したいですね。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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