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「不易流行」という言葉に求めるもの

あんたの中にも何か「揺るがすべきではない価値観」ってやつがあったりするかい?

今回も企画「ミヨコそこに座んなさい」に参加してくれた御仁が現れたんだよね。

#ミヨコそこに座んなさい

※この企画はまだまだ募集中だから気になったら参加してくれよな

今回ぼんこたろうさんが取り上げてくれたのは名作「がんばれタブチくん」の一節を取り上げてくれたものだったんだ。

いやあ、懐かしいなぁ。

ってか、田淵選手って響きをまだ自分の中で復活できると思ってなかったんだよな。この「ミヨコそこに座んなさい」企画立ち上げた時点では。

そもそも野球にあんまし興味がなかった俺の印象はファミスタでの印象なんだよな。
#クロマティ怖え
#たぶたって今だと問題になるネーミングな気がする

おっと、話が盛大にそれたぞ。

で、ぼんこたろうさんが取り上げたタブチくんの一節「色即是空」と「不易流行」。

この2つの言葉ってのはそのストレートさ故にいろんなケースに当てはまりつつ、いろんなケースで当てはまらないって言う言葉だよな。

そう書いちまうと、役に立つのかどうかわからない言葉ってなっちまうけれども、そう悲観したもんでもないとも思うわけよ。

今回はこの「不易流行」って言葉について考えてみる回だ。

ちっと、今の俺たちの生活に当てはめて考えてみようぜ。

不意流行の価値

今回のぼんこたろうさんは「不易流行」と言う言葉を取り上げてくれた。

「変えないで大切にしないといけないものあるよね~」って意味だよな。

ふと世の中に目を向けてみると、流行り病に戦争、様々な経済的な課題と激動の世界が容赦なく展開されているよな。

そんな中で誰しもが「平和が大事」「健康が大事」「生活の維持が大事」と「今」にしがみつけるヒトはしがみつこうとしているってのがあると思う。

なぜしがみつくのか。

それはそれらの「日常」が内包している価値が失われた時のインパクトと言うやつを俺たちは経験上嫌ってほど知っているってのがあると思うんだ。

9.11でのあの世界貿易センタービルの様子を見て「世界の崩れる音がする」って思ったのは昨日のことのように思い出すことが出来る。

3.11で自然災害と言うものをヒトが御することは本質的に出来ず、今も変わらずにその牙に俺たちヒトはさらされ続けている。

体調を崩したときの、あの「何も出来ない自分」と言う絶望を今でも思い出すだけで、肩のあたりに悪寒が走る。

そして、世界にはそう言う「今」の価値を失ってしまった「今」を過ごすヒトが数え切れないほどいるってのは現実だろう。

それでも「不易流行」。
いや、だからこそ「不易流行」なんだろうな。

「不易流行」したいと言う思い

ぼんこたろうさんは「不易流行」と言う言葉のもとに守るべきものとして「美徳」と言うやつを表現してくれたように読めたんだ。

「日本人らしさ」という言葉と共にね。

俺の見ているものが偏っているってのもあるんだろうけれど、この「日本人らしさ」の価値みたいな情報がワリカシ多く流れている印象があるんだ。

なんでここに来て俺たちは「日本人らしさ」なるものにしがみつこうとしているんだろう?

「良かった時の記憶」にすがっていたいんだろうか?

なんとなく違和感があるよな。そう表現しちまうと。

ならこうならどうだ?

「日本人らしい振る舞いをしている自分が好きだ」から。

もうちっとあるな。

「日本人らしい振る舞いをしている『俺たち』が好きだ」から。

多分コレが一番近い気がする。

「日本人らしさ」が守っているもの

じゃあ、俺たちは俺たちが好きな俺たちで何を守ろうとしているのか。

3.11で象徴的に俺たちが思い知らされている自然災害の脅威。

日本って国は古来からこの自然災害と同時に自然がもたらす恵みの両方を受け止めてきたってのが歴史だと思う。

この2つを受け止めるために日本に住まうヒトたちは「一致協力」して物事に臨むってのが必要だった。

大陸のヒトは厳しい自然と言う定常的に自然が与えてくる困難ってのはあったとしても、最も大きい脅威ってのは「ヒト」だったんだよな。

故に歴史の教科書は戦争のもたらす悲劇でいっぱいになっている。

日本の場合は最も大きい脅威が「自然」だった。

だから大陸の歴史が「ヒトを疑う」ことで成立している部分があるのに対し、日本の歴史に「ヒトを協力する」ことが刻まれることが結構あるって印象があるんだよね。

だからこそ日本では世界唯一の皇帝である天皇がいらっしゃるわけだし。
※大陸だと易姓革命なんて言って、前の権力を根こそぎ滅ぼしちゃうし

俺たちは、この「俺たち」による平和ってのを守りたいのかもしれないな。

なあ、あんたはどう思う?

あんたが「不易流行」で守りたいモノはなんだい?

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