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ねんきん定期便を眺める

あんたは自分の年金についてリアルに考えることってあるかい?

今の若者にとってみれば、年金なんてもらえるわけねーだろくらいに思っているかもしれないけれど、四半世紀以上年金保険料を納め続けていると、結構えげつない金額を納めていることになるんだよね。

で、ねんきん定期便なんてもんが俺の手元に届いたわけよ。

このねんきん定期便ってのが始まった頃は、ぶっちゃけ何が書かれているのかサッパリわかんねーって感じだったんだけれど、今回届いたねんきん定期便には俺が毎年受け取れる年金はこのくらいですよ~って具体的な金額がシミュレーションされていた。

今回はその内容についての感想を書き残しておこうって回だ。

まあ若いあんたも今から考えておいたほうが良いと思うから付き合ってくれよな。

もらえる年金の規模

ねんきん定期便に今まで納めた年金保険料の総額が書かれていたんだけれど、普通に4桁万を軽々と超えるくらいの金額を納めていたらしい。

そら、あんだけの金額を毎月納めてりゃそうもなるわな。

で、65歳から年金をこのくらいもらえますよ~って書いてあるわけだが、ぶっちゃけ老後の足腰立たなくなるような生活を支えることなんてデキッコナイスな金額しかもらえないわけだ。

特に俺の場合、60歳定年で仕事を辞めることになる時期には、まだ息子が大学を卒業する年齢になっていないので、学費の負担を定年後も負担することになる。

しかも、本当に定年しちまうとすると、最低でも5年間は収入がない状態でってことになる。

そいつはまずいってんで、いろんな商売をどんな形で出来るのかってトライアルをしてみるわけだけれども、当たり前だけれどもそんなにうまく事は運ばない。

一応、今働いている会社は定年を延長して契約するって制度があるにはあるけれど、給料半分だからなぁ。
エグい話だ。

年金受給を遅らせる

で、ねんきん定期便には年金受給を遅らせることによってもらえる金額が増えますよ~って話も書いてある。

年金受給を70歳まで遅らせると、42%受給金額が増えるんだそうだ。
一見、お得っぽいな。

実際のところどうなんだろう?

仮に俺が80歳まで生きる事ができるとする。
65歳から受け取れる年金受給額を100%として、70歳まで年金受給を遅らせるとすると、100%×5年=500%の年金を受け取らない計算になる。

対して、受け取る年金受給額は42%増えるんだから、残りの寿命である10年分で42%×10年=420%ってなるわな。

……損してね?

ちなみに75歳まで年金受給を遅らせると84%増なんだそうだ。
その場合は100%×10年=1000%の金額を受け取らない計算になる。
で、75歳から5年間84%増の年金受給を受けるとして84%×5年=420%ってなる。

……大損してね?

仮に90歳まで生きていけるとしたら、70歳まで遅らせた時には(42%×20年)840%-500%で340%の得。75歳まで遅らせた時には(84%×15年)1260%-1000%で260%の得ってことになる。

でもさ。
年齢80を超えた状況の中で活動量が激減せざるをえない状況での受給金額と65歳でもらえる受給金額では意味が変わってくる気もするんだよな。

でも不健康な状態で医療費も後期高齢者でも3割負担なんて状況になるとして、その時にお金が無いってなると実にエグいよな。
うむむ。

年齢を重ねても出来る仕事

こう考えると、やっぱ年齢を重ねてでも出来る仕事ってのを考えておくのは大事なんだよな。

物販系の仕事とかもやってみたりしたけれど、あれは体力勝負だからおじいちゃんにはきついものがあると思うし、結構取り扱い製品に対するセンスも必要になるから一朝一夕に出来るようになるもんでもない。

やっぱり出版とか情報発信の仕事ってのがある程度のリアルさがある気もするけれど、ぶっちゃけnoteでの有料コンテンツだってほぼ売れてないから、商品作りとその拡散のやり方とかをキチンと整理していかないとダメだろうな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはどうやって生き延びていけば良いんだろうな?

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