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「増税メガネ」という言葉

あんたも「増税メガネ」というパワーワードを眺めているかい?

ぶっちゃけ、あの言葉の与えたインパクトってのは結構な意味を持ってくるような気がしているんだよな。

社会保険料の値上げやインボイス制度による実質的な増税ってのは実行に移されている状況じゃん。

でも増税という非常に直接的な影響を俺たちに与えているにも関わらず、その決定をなしている政治ってのに多くのヒトの関心が向いてこなかったってのが現実としてあると思うんだ。

政治家なんて誰がやっても同じ。
国にお金が無いんだからいつかは増税しなきゃならないんでしょ?

そんな政治に対する諦めにも似たような空気感があるような感じがあんたにも感じられていなかったか?

そこにきてこの「増税メガネ」というキーワード。

少なからず政治っていうものに目を向けるきっかけを与えた言葉であることには間違いがない様に思うんだよ。

今回は「増税メガネ」という言葉の意味について考えてみる回だ。

ちっと言葉が持つ意味ってやつを考えてみようぜ。


「増税メガネ」はルッキズムか

まず、あんたに聞いてみたい。

「増税メガネ」のメインとなる単語はどれだ?

明らかに「増税」だよね。
「メガネ」じゃない。

そして、ネガティブな印象を放っている単語はどれだ?

明らかに「増税」だよね。
「メガネ」じゃない。

ってか、メガネをあだ名に使われたキャラクターってスラムダンクの木暮公延を始めとして、結構ポジティブな印象のキャラクターが多い気がしないか?

地味に幽遊白書の海藤 優とか俺スキなんだよな。

丸尾くんもいい味出しているよな。

こう見てみると、メガネってのはキャラクターを特徴づけるためのアイテムではあるんだけれど、メガネ単体でネガティブな印象を生み出しているケースってあんま思いつかないんだよな。

単純に個性をブーストするためのアイコン的なものって印象が強いわけだ。

なので、「増税メガネ」というキーワードはあくまで「増税」という言葉を岸田さんというキャラクターと結びつけるという役割がデカいってのが俺の印象なんだよな。

ところがこの「増税メガネ」って言葉をルッキズム(見た目大事主義ってことであってる?)と結びつけて感じているヒトも一定数いるってのが現実らしい。

ううん。メガネっておしゃれの小道具のひとつだと思うんだけれどなぁ。

「増税メガネ」はダメで「増税スーツ」なら良かったのか?
「増税ネクタイ」なら?

そう考えると「増税メガネ」をルッキズムって言う意見って何かを生み出しているのか?ってのが疑問に思えてくるんだよな。

「増税メガネ」の効能

俺としては「増税メガネ」という言葉が多くのヒトに政治に目を向けさせたって意味の方が遥かにデカいと思うんだよな。

実際、あんたも「増税メガネ」ってキーワード越しに「所得税の一回コッキリの減税は選挙対策にすぎない」とか「4万円では景気対策にならない」だとかって意見を眺めるきっかけをもらってる感覚ってないか?

中にはもう一歩踏み込んで、「なんで国民からこの所得税減税って方針が総スカンを食らっているのか?」なんてことを考えるヒトも増えている印象がある。

俺個人としては財務省設置法とそれを根拠にしたプライマリバランス黒字化方針ってのが元凶だと思っているんだけれど、そこまで行くと「貨幣感が」だの「税金の役割は」だのと言ったワリカシ突っ込んで考える必要が出てきちまう。

ぶっちゃけ、多くのヒトは「貨幣感」だの「税金の役割」だのについて考える余裕は無いと思うんだよな。

とりあえず今日の昼飯をどうやって安く済まそうとか、電気代を少しでも抑えるために待機電力を減らす工夫をしようとか、自分の手の届くことを考えるので手一杯だと思うわけよ。

そこに来て「増税メガネ」だ。

このシンプルにインパクトのある言葉を経由して「政治って」って考える切っ掛けを持ったヒトって結構いると思うんだよね。

それってさ。
やれ「選挙にいきましょう!」と街角で辻説法を聞くよりか、よっぽど政治を動かすきっかけになりゃせんかね?

なあ、あんたはどう思う?

俺たちに必要なのは「増税メガネ」を言葉狩りの対象にすることか?
それともそれを入り口に政治を一緒になって考えることか?

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