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精神保健指定医レポートの最終チェック

投稿のコメント欄でどなたか書いていただいたので(専攻医の先生ですかね?)、簡単にまとめますね。

そろそろ精神保健指定医レポートの提出が迫っているかと思います。
私が指導している後輩もいよいよ大詰めとなってきております。
ほぼ完成しているので特に問題はないとは思いますが…。

今回はレポートの最終チェックとして気をつけておいた方が良いところを掲載します。
今思いついただけ書くので、また思い出したら追記します。


指定の書式になっているか


今一度、厚生労働省のホームページを確認してみましょう。
自分が作り始めた頃より、書式が更新されていませんか?
ちなみに令和6年4月に更新があって、レポートの字数が従来の2000字から2500字に増えています。注意しましょう。

最新の注意事項に気をつけているか


字数が増えたということは、それだけ書くことが増えたということです。
退院後生活相談員のことや、入院期間などについて記載項目の要求が少し多くなっています。確認しておいてください。

字数はしっかり書けているか


レポートの規定字数は1200字以上です。査読者がどう感じるかですが、もし私が査読者であれば、1200字しか書いていないレポートはちょっと違和感を持ちます。
私は指導医から、せめて9割、出来れば9割5分の字数にしなさいと言われました。2500字であれば、最低限2250字、出来れば2375字以上です。
レポートの字数が足りなかったから不合格だったという報告は聞いてませんが、私の病院ではこの字数を目標に作成しています。参考にしていただければと思います。

ICD-10の診断基準に則った記載がなされているか


専門医のレポートでも同じことなのですが、レポートの疾患分類の基本はICD-10です。ICD-10の診断基準を読み込んで、その診断基準にしっかり当てはまっているかもう一度確認しましょう。
あと特定不能のX.9コードは避けましょう。診断は正確につけてください。

適応外使用について記載されているか


適応外使用であるならその旨をしっかり記載しないと、これは不合格になる一番の要因です。DIで確認したり、指導医に聞きましょう。

重複して申請していないか


同一症例で異なる期間はOKです。同一症例で同一期間の症例を2人以上の申請者がレポート作成したらアウトです。

誤字脱字


一応、表紙の誤字脱字は一発アウトになってるらしいです。穴が空くほど確認しておいてください。
出来れば、同じ病院の申請者の先生同士で相互チェックするのが良いと思います。あと、個人的にはパソコンの画面上で確認するより、一度印刷して紙で確認した方が間違いを見つけやすいです。

その他提出書類の確認


レポートばかりに気をとられていると以外と忘れやすいその他の提出書類。ちゃんと揃えられているか確認しましょう。
常勤証明や指導医の勤務証明、履歴書などなど、結構必要な書類は多いです。


さいごに


今思いつくのはこれくらいですが、また追加があれば訂正しておきます。
ではラストスパート、頑張ってください!


ちなみにココナラで『精神保健指定医』と検索していただくと、私の名前が出てきます。もうこれを読んでいる皆さんには必要ないかもしれませんが、レポート添削を承ってます(有料です)。合格絶対保証ではありませんのであしからず。

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