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「絵が動く配信者」という言葉から思うこと(3月10日)

見出し画像は『みんなのフォトギャラリー』からお借りしたもの。タイトルと全く関係ないんだけど、リンドールのチョコまじで美味いよね。カラフルで可愛いし、美味しいし、そこそこの値段だし、そこそこプレゼントの最適解だと思ってる。

さて、タイトルにある『絵が動く配信者』という言葉についてチョロっと思ったことを今日の日記にしよう。なんか燃えやすそうな話題なので丁重に扱っていきたいところ。

AtCoderっていうプログラミングのコンテスト(クリエイト系ではなく技術系統のもの?なのかな)を開催したりしてる企業の社長さんのツイート。とんでもなく今話題になってるね。

このツイートについて触れる前に「結局この人は何を望んでいたのか」っていうところについて触れておこうと思う。

要はタートルトークみたいな感じで「中の人への依存は小さいが交流ができる、配信者というより1人の半架空キャラクター」としてのVTuberが良かったなぁ〜っていうオジサンのボヤキがすごい炎上してるんだよね。

『半架空キャラクター』という言葉を今漬け丼が勝手に考えたけど、このニュアンスわかるかな。
堺雅人が半沢直樹の役を演じてる、みたいな。性格や暮らし、好みとかは実際の人間と異なってるんだけど、声と皮をその役にあてはめに行ってる感じ。するとまるで半沢直樹という人が本当にいるように感じる。

いわゆる『昔のVTuberという形』が『半架空』なら、『今のVTuber』は『皮を被ってる』状態じゃないかな、っていう。
堺雅人が堺雅人の役をやってる。見た目だけ違うんだけど、性格や好みは丸々同じっていう状態。「絵が動く」っていう言い方はそのニュアンスを含んでるんだと思う。要は『中の人感』だよね。

そして「今の」とか「昔の」って言い方は正直語弊を産んでいる気がした。

個人的にこのツイートはそもそもの論点が完全にズレていると感じるけど、こういう語弊を産みやすい言い方なのだろう。

実際かなり初期のVのゲーム配信だって、今のV配信のテンプレ画面みたいな感じではある。この頃から絵が動く配信者だったのは事実だ。

しかしキズナアイや電脳少女シロみたいないわゆる四天王とか、あとは……ゲーム部とかのあの辺のVTuberは、3D空間でキャラクターを演じる動画形式のものが数多く見られたんだよね。

それが今失われつつある、というかほとんど見受けられないことに対しての「ちょっと残念だなぁ」感を直大氏は語っているのだろう。

俺が分かりやすいなぁって思うのはこの動画。1人の『キズナアイ』が空間で動いていて、中の人感が一切無いのよ。これって実はすごいことで、大手や個人を問わず昨今のVTuberにはなかなか出来ない芸当だと感じる。キズナアイはキズナアイという1人のバーチャルな存在である、という世界観を一切崩していないのが凄いと思う。

会社側もそれはかなり意識しているようで、数時間前にそれに関する表明も出ていた。
ここで名前を出すのはどうなんだろ。何も無断使用してないし世界観を壊すようなことを言ったり助長もしてないし……拡散とかのためにも使ってるわけじゃないし……いいよね、、?

ここからが俺の本音タイムなんだけど、俺は「今のVTuberは『絵が動く配信者』という形で表せられるかどうか」の結論をつけたい訳じゃない。というより俺の中で答えは決まっている。YESだ。

身体の動きに合わせて動く絵が動画の端っこに写ってるだけの配信者、と言わざるを得ないと思う。そこにバーチャルな架空のキャラの存在が確立している、とは到底思えないし、それは大手(にじホロ等)でもそうだと思う。

俺は「『絵が動く配信者』が氾濫している状態を許されて良いのか」を問いたい。これはホントに個人的な意見だし特定の誰かを攻撃したいわけじゃないんだけど、俺はNOだと思ってるんだよね。

老害っぽくなるんだけど、やっぱり【VTuber】というコンテンツを背負うのならば、しっかりとバーチャルな存在であって欲しいのだ。

そんなにいっぱいVTuberを見てるわけじゃないけど、俺が月ノ美兎が好きな理由はそこにもあって、彼女はしっかりとバーチャルな存在である世界観を保ちつつ、たまにメタ的なことに触れるネタがあったり……という配信スタイルの確立が非常に上手い。
他のにじライバーではそれが薄い人も沢山いて、絵が動いてるだけの配信者だなと感じるライバーも多い。

で、『絵が動く配信者』状態というのは、中の人が皮を被っている感が強すぎて、バーチャルな存在感が無いことを指すわけやん。俺はそれをVTuberという括りでいて欲しくないんだよね……。バーチャルの名を語って欲しくないのよね……(あくまで意見には個人差があります)。

トラッキング技術の向上、及び一般への普及が急激に進んだり、モデリングソフトの発達なども影響して、いわゆる『個人勢』の出現も多い昨今。
個人勢はそういうバーチャルがどうこうとかも考えずに気楽にやれるので、自分の好きな絵に自分の動きを連動させるだけ、という人も多く出てくる。

個人勢にありがちな絵と声が合ってない問題はさ、もうしょうがないやん。容姿が出せないような人でも動きをつけたリアクションが取れるのがVの良さならば、それは存分に活かして欲しい。
だけどさ、せめて自分とは容姿も名前も異なるキャラを使うという選択をとるなら、もう少しバーチャルな存在であってくれ、と感じる。

個人勢だけではなくこれは大手企業にも言えることだが、名前と見た目だけを変更して中の人感ダダ漏れな状態のモデル人形、つまり『絵が動く配信者』ではなく、しっかりとキャラの世界観を保ったVTuberがこれから増えて欲しいなと感じるづけおだった。

追記
書き終わったとこで寝落ちしてしまって連続投稿途切れました。あーあ。

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