「だって、〇〇なんだもん!」
こんにちは。草壁です。
二歳三か月の娘が最近よく言うのが「だって、〇〇なんだもん!」というセリフ。
基本的には私や妻が「〇〇はいったんおしまいにして、△△しようね」と言うと、「だって、〇〇なんだもん!」と抵抗するといった塩梅です。派生形として「だって、〇〇っしょ!」というのもあります。「〇〇でしょう?」という親の口ぶりを真似しようとして、言い切れていないところが可愛い。
要は「ハハッ、今はクールでナイスな〇〇に夢中なんだ。△△なんて、一体どこの誰がやろうっていうんだい? 冗談はおむつの中のサイコロうんちだけにしてくれよ」みたいな自己主張の魔法のようです。言い方がまた拗ねたような媚びるような絶妙な加減で、これがまた可愛いのです(敗北)
しかし、朝の慌ただしい準備時間となると話は別。あっさり敗北している場合ではありません。
着替えだ保湿だ髪を結ぶだご飯だ歯磨きだトイレトレーニングだと、どこのゲイツかというくらいの分刻みスケジュール。娘の楽しみを奪いたくないのは山々ですが、時間は有限。
娘に任せる → 遅延 → 次のステップでも抵抗 → 娘に任せる ~中略~ タイムロス → 間 に 合 わ な い!
この未来は容易に想像できます。
故に心を鬼にします。
強制執行 → 号泣 → 超絶タイムロス → 間 に 合 わ な い!
まあ、そうなりますよね……。
別のことで気をそらせとか、選択肢から選ばせるとか、あるいは一回の遅刻くらいすればいい、子どもに任せるんだとか、育児ハウツーでは色々と言われていますが、いやね。
そんなの、無理。
無理なんだよワトソンくん。
だってさあ? そもそも人の話なんて聞かないんだもの。聞いていない子どもに何を提案すればいいっていうのさ……
毎日毎日同じようなことを繰り返しているのですが、はてさて、これっていつかはおさまるんでしょうか。
でも、子どもなりに考えた上で抵抗しているんですよね。今わたしはこれに夢中なの! とちゃんと言葉で示してくれているのです。何が何だかわからんがとにかく泣いとくわ、という赤ん坊時代に比べれば、確かに成長している。それはとても喜ばしい。こんなことで泣き喚くのも、今しかない(たぶん)のだから、成長の証を噛み締めよう……
お父さん、がんばります。
だって、お父さんだもん!
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