試されている……!
こんにちは。草壁です。
最近娘が私とお風呂に入ってくれません。
有史以来、娘の風呂入れは私の役目だったのですが、いつも通り誘うと、「やだ!」と言って脱衣所から先に進んでくれなくなりました。
なんと早い反抗期! 結構へこむ。
しかし別に「おとうさんきらいキモい」みたいな話ではなさそうで、日常の遊びやら何やらはいまだおとうさんっ子。ただ、お風呂だけが「おかあさんがいい」とか言うのですよ。
彼女なりに何かを考えて、父ではなく母と風呂に入るのだ! と決めているのは確かなのですが、おとうさんの心情は複雑。おとうさんとの風呂を嫌がるなんて10年くらい先の話だと思ってましたからね。
これまでも週に一回は「おかあさんとお風呂の日」を設けていたので、別におかあさんとお風呂に入るのが特別なイベント、というほど目新しいものでもないはずなので、謎は深まるばかり。せっかく妻がゆっくりできる時間なのになあと思いつつも、しばしの間妻にバトンタッチするしかなさそうです。
いいのさ。10年後の予習だと思えばさ。気にしてないさ。ハハハ……(精一杯の強がり)
へこんでいる私を見かねたのか、妻がフォローしてくれました。
「おとうさんにやきもち焼かせようとしてるだけなんじゃない?」
よしっ、採用っ! そういうことに今決めました。
お宮参りの写真撮影をした際、お店の人に「女の子は2歳にもなればすでに女ですよ」と言われたことを思い出しました。娘ももう女。大好きなおとうさんにべったりばかりではなく、少しは引いてみる駆け引きを駆使しているに違いない……!
そう、父は試されているのです。ここは泰然と構え、今までのようにお風呂に入ってもらえるよう娘様のご機嫌取り――もとい父の背中を追わせるよう、なんでもない風を装うことにしましょう。
妻に呆れられている気がしますが、そこはそれとしておきましょう……
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