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子どもにおける体験格差を無くしたい。高校生とJFS代表が意見交換を実施✨

JFSホームページへこんなメッセージが
「ひとり親家庭の子供における体験格差に問題意識があり、インターネットでJFS様の活動を知りました。
日本未来スポーツ振興協会の小川代表とぜひ一度お話をお伺いしたいです」(省略)

東海大学付属高輪台高校3年長森勇人さんとJFS小川が意見交換を行いました✨


長森さん:スポーツ体験格差の現状は?


小川:格差は歴史を見ても今も昔もずっと存在します。
これは無くならないと思う。また選択肢は多ければ多いほど良いと仮定した場合、やはり環境下の問題は切っても切れないと感じます。
また格差以前にスポーツを行うきっかけ自体が少なくなっている。
親子でキャッチボールをしたり
地上波でプロ野球中継が行われることも少なくなり野球を始めるきっかけを失っている。
次のステップで、きっかけがあったとしても貧困などの環境や経済的な理由で始めることができない。
この順番で団体はサポートを実施しています。


長森さん:一般社団法人日本未来スポーツ振興協会さんが行っている具体的な活動は?


小川:主に全国のひとり親家庭の子供たちや児童養護施設の子供たち、体に障害を持つ子どもたちや子ども食堂に通う子どもたちにスポーツ用具を寄贈している。
それときっかけ作りの親子キャッチボールプロジェクト等イベントを開催している。

また、民間の企業様やプロ野球球団様と一緒にイベント等を行っている。

小川:長森さんのご年齢の時は私自身、体験の格差や貧困格差について問題意識を持つことができなかった。自分が置かれている環境に疑問を持つきっかけがなかったが正しいかな。なぜ体験格差に問題意識を持つようになったのですか?

長森さん:少し長くなります。
僕が4歳の時に両親が離婚し、父子家庭として生活してきました。
その中で子どもの居場所作りに興味を持ち、子ども食堂でボランティア活動を行っている中で小学二年生の男の子に出会いました。
その男の子に僕が野球をやっていることを伝えると目を輝かせながら「どこ守ってるの?!」「僕も野球大好き!」「一緒にキャッチボールしよう!」と言われました。
その後、僕がどこの少年野球チームに入っているの?と聞いた時、今までキラキラと輝かせていた目が一瞬にして輝きを失い「僕入っていない」と言われました。
後で他の人から話を聞いた時に母子家庭で経済的余裕がないということを知りました。
この子のような自分と同じ境遇を持ち、夢を追うことができない子どもたちに夢を追う機会を平等に与えられる日本にしたい。あの子のキラキラと輝いた目、まぶしい笑顔を守りたいと思いました。
調べていく中で日本未来スポーツ振興協会さんに出会い、本日小川さんに時間を頂戴させていただきました。

小川:私もその子に諦めてほしくないです。そして、私も同じような境遇で育ちました。道具も買ってもらった記憶はないです。そんな中でも朝から晩まで働き、ドロドロのユニフォームを洗い、お弁当を作ってくれて、毎週欠かさず応援に来てくれた母に親孝行をしたいという気持ちで人一倍練習しました。学費免除の学校へしか進学出来ないという選択肢は、私にとっては早くに親孝行が出来るチャンスと変換しました。
野球を続けることは、母の重荷になっていると思い込み、何度も辞める。と母に相談しましたが、私の生きる希望を取らないで。と背中を押してくれました。
スポーツを通じて親孝行が出来ることを実体験を元に私は同じ環境下の子どもたちに伝えたいです。
まずはその子へ用具寄贈を一緒にしましょう

長森さん:ありがとうございます。是非寄贈させてください。


長森さん:体験格差を改善するためにはどのような取り組みが必要?

小川:私たちの活動をサポート対象者の皆様に知ってもらうこと、そして民間の企業様にも広く知っていただき、ご一緒に活動していただくことで支援を継続するために必要な用具を安定して供給し続けることができる。
ひとりでも多くのひとり親家庭の子どもたちが野球をやりたい気持ちを諦めさせることなく、夢を追うことのできるスタートラインに立たせることができる。
そのためには、今後スポーツ庁や文部科学省と連携が必須となってくる。

長森さん
実際に小川代表にお話をお伺いして、調べるだけではわからなかったことを知ることができ、自分の中の疑問点が解決しました。
ひとり親家庭の子どもにおけるスポーツ体験格差是正のために自分のできることをやっていきたいと改めて感じました。

JFS小川
18歳で課題や疑問を感じ、自ら行動して解決の糸口を模索する長森さんに心打たれました。
若い世代に不安や疑問を感じさせないことが私たちの役目なんだとも気付かされました。
貴重な出会い・時間でした。

【一般社団法人日本未来スポーツ振興協会】

各家庭における経済的事情・環境的な事由により、スポーツに取り組むことが難しい子どもたちへ、スポーツを始める為のきっかけづくり、続ける為のサポートとして用具提供を行います。誰もがスポーツを楽しめる環境づくりをサポートし、年々減少し続ける国内スポーツ競技人口の増加と共に、一人ひとりの豊かな人格形成と成長を目指します。
用具支援・寄付・FANB導入・イベント開催をご検討の方は弊社ホームページもしくはお問い合わせアドレスにご連絡ください✨

HP:https://jf-sports.or.jp
IG:@jfsgram
TW:@DUGOUT31791679

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