車椅子駐車

〈米国オハイオ州に駐在帯同の障害児について、関連情報をまとめています。〉

どこの駐車場でも必ず、車椅子マークのついた駐車スペースがあります。
入り口に近いところに設けられていて、ドアの開閉や乗り降りがしやすいよう、駐車スペースの横にさらにスペースがあります。
日本でも最近、車椅子を使用しているモデルの方が、このスペースの重要性について、ニュースやSNSで取り上げていました。

息子は一人で車の乗り降りができませんが、5歳の子供なので、抱っこして乗せたり降ろしたりしていました。しかしやっぱり、普通の駐車スペースではドアを全開にできなくて危ないと感じる時がありますし、外で一人で乗り降りする練習もさせたい。何より学校の迎えの際に、私が車に乗ったままのpick upとdrop offができないため、万が一駐車場に停められなかったら一大事です。そう思って、車椅子マークの駐車スペースが使用できるよう申請しました。

ちなみに日本では全く車を運転していなかったたため、日本の事情と比べてという話はできません。。

車椅子駐車スペースを利用できる車両は、車椅子マークのプラカードやプレートをつけた車両のみです。それ以外の車両が駐車すると、罰金を課せられます。我が家はプラカードを申請し、取得しました。プラカードはバックミラーとフロントガラスの間にぶら下げます。

プラカードの入手方法は以下の通りです。
1、Family doctorに処方箋を書いてもらう
年に一回健診を受けるFamily doctorがどなたもいると思うので、そのdoctorに相談して処方箋を書いてもらいます。我が家は身体障害が理由ですが、骨折などの怪我でも、処方箋が出ることがあるようです。
2、BMVの書類を作成する
オハイオ州BMVのホームページに、書式があります。
https://www.bmv.ohio.gov/vr-sp-disability.aspx
これを印刷して、必要事項を記入します。
毎度毎度、英語の書類の作成です。
また、このページに、処方箋に書いてあるべき項目が載っていますので、念のため処方箋と照らし合わせて確認します。
3、1と2を持ってBMVへ申請に行く
BMVの窓口でプラカード申請したいと伝え書類を提出します。即日発行で、発行にそれほど時間はかかりませんが、並ぶ時間は考慮しておくと良いと思います。
4、プラカードを車につける
これでようやく、車椅子マークの駐車スペースに駐車できるようになりました。

プラカードやプレートは人に対して発行される場合と、車両に対して発行される場合があります。車両に対して発行されたものは別の車両に付け替えてはいけませんが、人に対して発行されたものであれば、旅行先のレンタカーなど、別の車両につけることも可能です。

あと、そもそもBMVとは何かという説明ですが、免許証を取得した場所のことです。私はHilliardのオフィスを利用しました。
日本語はもちろん通じませんが、明るく接してくださるスタッフがいたり、日本語の質問票があったりと、Japanese friendlyな雰囲気のあるオフィスです。お子さん連れで来ている方もたくさんいました。日本の免許センターと、警察の車両関連のオフィスを合わせたようなところです。

プラカード取得なんて大げさかなと思いましたが、いざ取得できて駐車してみると、とても安全で安心です。少し手間はかかりますが、取得できそうな方は前向きに検討してみることをお勧めします。

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