Fall of the Mountain King その1

 In the hall of Mountain King(マウンテン・キング)の続編のクラウドファンディングがキックスターターで開始され、2021年6月25日に達成しました。このたび、製品の製造が無事終わり日本のバッカーたちにも届き始めています。ゲームは前作よりも前の時間軸で、主人公であるトロールたちが自分たちの故郷を、宿敵であるノームの大群に追い落とされる前史を描きます。
 ゲームは協力ゲームではなく、ポリオミノ風のタイル配置で自分だけのアクションスペースを作り、キューブを配置してアクションを選択して行動して、ノームたちと戦闘したり、洞窟のマジョリティを得たり、新たに戦士を獲得して特殊な能力を得て戦略を組み立てるという、なかなか歯ごたえのあるゲームになっています。


アクション選択はこんな感じ(台紙は、別途用意したもので、カード類は日本語化しています)

 本作については、前作の日本語版を発売している、リゴレさんが日本語版を制作する予定であることを発表しています。ただ、前作のマウンテンキングではキックスターター版であるデラックス版の出来がよかったことや、本作のキックで前作のアップグレードキッドも入手できたことから、日本語版を待たずにキックした人も多くいたと思います。

 前作での言語依存は呪文カードの効果について存在していました。今回は、戦士カードに言語依存ありで、初期に2枚配られてどちらかを選択して公開、各ラウンドに戦士がプレイ人数+1枚公開されます。また、前作と同様にプレイヤーボードにサマリーが記載されていますので、このあたりも言語依存ありです。感想としては、前作よりも言語依存は高いような印象です。ということで、これから入手する方は、日本語リテール版(発売日はまだ未定です)を待った方がよいのではないかと思います(実際、ルールの訳語なんかもなかなか選択が難しく、翻訳難度は少し高めです)。

 内容的には、前作よりもルール難度が少し高い印象です。4人で初プレイした時は、インスト含め4時間以上かかりました。処理に慣れたら、もう少し短縮できそうですが、時間もそこそこかかります。ゲームは分かってくると楽しくなってくるタイプのゲームで、戦略の幅も広そうです。また、ソロゲームも含まれており、個人的にはルール読む限りソロもなかなか楽しそうで、プレイを楽しみにしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?