Winter Kingdom

 キングダムビルダーの独立の続編作で、ドミニオンのドナルド ヴァッカリーノさんの2020年の作品です。キングダムビルダー自体、評判がよいのですが、なかなかプレイできずにいたところ、前作が不要な独立作品が出たので購入しました。メビウスさんの日本語訳付きバージョンです。

 しかし、当然ながら日本語訳付きですが、カード類はドイツ語になっています。また、能力カードはアイコン表示されているのですが少し分かりにくい状況でした。私は、ボードゲームの日本語化もしているのですが、英語まではオーケーですが、さすがにドイツ語まではカバーしきれません。そこでBGGのサイトも参照しながら、日本語化しようと思いました。すると、なんとデザイナーのFAQが投稿されていて、ルールの記載とは違っていて実際はこうなのよという補足がたくさんありました。わお!

 そのため、日本語ルールとFAQを斜め読みしながらカードの日本語化作業をしました。まだプレイできていないのですが、きっと以前よりはプレイしやすくなっているのではないかと思います。私の日本語化の方法は、いたって古典的で、カードをスキャナーで読み込んでテキストを消して、フォトショップで文字を打ち込むというスタイルです。違うやり方をする場合もあるのですが、今回はアイコンを動かす必要がありそうだったので、この方法でいきました。

 多少曲がったりしているのですが、自分で使用するので問題ありません(これも修正できるのですが、自家用ですので省力化が大事です)。A4サイズの実際のサイズでプリントしたら(プリントの際の設定で自動的に修正されたりすると、大きさが小さくなってしまったりします)、必要な部分だけをカットして剥がせるテープのりでカードに貼り付けてカードスリーブに入れました。
 今回のようにデザイナーの方がルールの明確化をされたり、ルールブックの修正をしたりしている場合にどこまでアフターフォローすべきかは悩ましい問題です。
 ただ、デザイナーが意図したのとは違うゲームプレイになってしまうのは残念です。また、カードの言語依存は日本語版ではないのでやむを得ないところですが、可能であれば日本語化したいなぁという方もいると思います。
 日本語化も、スリーブ、テープのりなどの購入が必要で、カラープリンターで印刷して、切り貼りをするという作業が必要なので時間もお金もかかり、本当にゲームが好きな人でないとなかなかできません。
 こういう障壁を乗り越えてゲームを楽しもうという人をわたし、dubdubは尊敬しています。いつか一緒にゲームをしましょうね。

 ということで、ウインターキングダムを買ったけど、積んでしまいそうだ、何とか日本語化したいという人のために、私のカード訳を公開してみました。あくまで個人で楽しむためにご利用ください。なお、私の訳では毎回手番でやらなければならない家駒を置くアクション、いわゆる強制アクションを必須アクションとして訳しています。強制されるよりは、必ずやらないといけないアクションと言う方が前向きかなという、私の変なこだわりですのでご容赦ください。私自身まだ遊んでいないので早く遊びたいです。


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