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俺ならこう答える人生案内2/17

 茨城県、J男さんからお便り頂きました。ありがとうございます。

 孫の立場で介護しているのは偉いと思います。“いじわるな態度を取られている”といいながらも大切になさっているあなたの人間性は立派です。それでも日々積み重なったストレスは相当お溜まりのようですね。
 自分も父方の祖父母と暮らしており、介護はしていなのですが、J男さんの置かれている状況は相当大変なんだろうと想像します。
 そんな僕が一つ解決策を挙げるとしたら、お父さんに兄弟がいらしたら、その兄弟で分担するといった手を打つのはどうでしょう。
 自分の祖父母には父を含めた3人の息子兄弟がいます。
 普段料理をする祖母の認知症が進行しているので、火の消し忘れなどで火事になったりしないよう父兄弟がお金を分け合ってIH式のキッチンを導入していました。
 そのように分担してやることが出来れば、誰もが納得した形で祖父母を支えられるのではないでしょうか。
 介護施設の費用はとても高いと耳にします。それを今アルバイトをなさっているJ男さんが一人で負担するというのでは、今後の就職活動のモチベーションにもいい影響があるとは思えません。
 なので是非お父さんやお父さんのご兄弟、または親戚の方と費用を分担出来ないか一度話し合いの場を設けてみて下さい。
 まぁそれにしても老人って大変ですよね。僕の祖母はぼけてるんで同じ話を何回でも聞かされます。特に昔の話がとにかく多くて、、、もう話の始めさえ聞けばなんの話か分かりますからね。今となってはイントロクイズみたいに「あー〇〇の話な。」と被せて楽しんでます(笑)
 例えば「幼い頃住んでた石川県は雪国で、冬はよう雪積もったてたんやで」で、「男はスキー、女はソリで移動してた話な。」とか。

「中学で石川県から転校するときは」で「引っ越すときに乗ったバス停に同級生が迎えに来てくれて泣いた話な。」とか。

「高校時代は」で「仲良し4人組、よっちゃん・あやちゃん・ちーちゃん・かずちゃんがいて、よっちゃんはテストで名前が綺麗で加点されていたくらい字が綺麗のしっかり者で、国税局に就職し、旦那さんとは職場で出会った。しかし彼女は宗教信者で昔から度々信仰を勧められているが断っている話な。」とかです。

 2.3ヶ月に一度ほど初耳話をしてくると、時が止まったかのようなじんわりとした興奮を覚えます。
 祖母は僕が芸人で食べていこうということも、家で料理をすることも否定的です。度々嫌味を言われて不快な思いもします。それでもこうして楽しみをみつけて接することで平和な日々を送れています。
 J男さんもこの問題が解決して、少しでも心が楽になれることを祈っています。

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