俺ならこう答える人生案内2/27

　兵庫県、N子さんからお便り頂きました。
ありがとうございます。

　とても苦しんでおられますね。「毒親」ですか。
　
　こんなことがありました。僕には幼馴染の親友がいました。
　昨年彼の両親と会う機会がありました。ご両親は、親友のことをとても心配して苦しまれていました。
　しかし先月、SNS上で親友が「毒親持ち」という肩書きで活動していたことを知りました。とてもショックで、悲しかったです。またとてつもない無力感にも苛まれました。

　あなたのお母さんも言葉選びこそきつくなってしまっていても、本当はあなたを想っているはずです。恨まないで欲しいです。
　その代わりに、“親”や“結婚”というあなたを縛るしがらみからご自身を解放してみてください。

　きっと焦りもあると思いますが、一旦肩の荷を降ろして自然なご縁を待ってみるとか。旅をしてみて、「あれ、自分はあんなにも狭い場所を全てだと思っていたのか！」という発見をしてみるとか。
　恐怖のあまり窮屈になってしまった部分をリセットして、これからあなたが生きられるよう応援しています。

　僕は高校を卒業して東京から大阪まで自転車で来ました。僕が驚いたのはその道中の殆どが山だったことです。たしかに教科書で日本の山地と平地の割合は7:3と学びます。しかしそれを初めて実感した時、自分が育ってきた街はいかに狭かったのか思い知りました。
　それだけでも世界は広がり、価値観は変わるものです。

　まぁ、この旅は元を言えば自転車なら新幹線（1万4000円）より安くつくと思って挑戦したんですけど、初日の山道でパンクしたりした結果4万5千円かかったんで決しておすすめしませんけどね。