ドラマ・珈琲いかがでしょうは何杯でもいける

良ドラマだった……………

元々原作が好きで、ただあの原作の温度感ってコナリ先生の可愛い絵柄とにじみ出る闇から出来ているものだと思ってるので、正直ドラマはそこまで期待してなかった

まあ青山=中村倫也はめちゃくちゃ正解だと思ってたけど
(凪のお暇の時最初「ゴンは中村倫也じゃない」と喚いてごめんなさい、中村ゴン最高です)

ただ蓋を開けてみたら、わかる…「これは珈琲いかがでしょう」です………

まあそもそも青山が中村倫也というところに絶大に信頼していたけど、磯村勇斗の仕上がりが最初の時点で最高だった そこで大信頼

ストーリーについても、全部原作通りではなくてエピソードや描写の取捨選択がされていて「ドラマとして一つの作品にしよう」というスタンスを感じて好印象
それでいいんだよ……そう……メディア化ってそういうこと……

強いて言うなら個人的に原作エピソードでは「神経衰弱珈琲」が特に好きだからそれはちょっとドラマでも見たかったかな

とはいえドラマオリジナルエピソードもめちゃくちゃ良かった
戸次重幸の回と野間口徹の回がオリジナルだけど、ちゃんとこの世界観の話で「オリジナルエピソードが浮く」っていうことが無かったのがすごく好き

今改めて考えると原作エピソードだけだと女性だけになっちゃうしバランスだったのかなって思う

そして音楽がいいんだよなこの作品、寄り添ってくれるの劇伴が
そんで主題歌よ Mステかどっか忘れたけどこれこのドラマに合わせて書いた曲じゃないんでしょ
嘘だろ!!!!!!??主題歌じゃん………

最終回、骨飲むとこのシーンで
「骨は形 作り 保つ」の歌詞の部分ぶち込んできたとこマジで鳥肌たった
このシーンのためにあったじゃん、あの瞬間確実に



ドラマ珈琲いかがでしょうって、いい意味でも悪い意味でも薄味だったと思うんですよ、精進料理みたいな

つい原作と比べてしまうけど、原作って綺麗な見た目だけどちょっとエグ味の強い料理みたいな感じがするんだよね
色は綺麗だけど味は雑味多めのクラフトビールみたいな感じで、それがすごく好きだから楽しんでるけど、好み自体は分かれるかもな…みたいな…

でもドラマのほうはビールで例えるならフルーツビールとか、ビアカクテルとかそっち
ある程度万人に受けるように調整はしてる、ただちゃんとビールなんですよ………
本質は同じ…………

ドラマはすごく優しく穏やかな作品ですごく、ふんわり…って感じでとても良い作品だった

あと珈琲入れるシーンがすっげえ最高、あの穏やかな時間が素晴らしく尊かった…

そんで過去青山と現在青山の演じ分けする中村倫也がさぁ…本当に目の色が違かった…

特に最終回、坊ちゃん殴った時の青山マジで震えた やっぱり中村倫也こういうの上手すぎる、もっと見せてくれそういうの

そして宮世琉弥くん、初めましてだったけどこの子絶対…いい役者になる子じゃん……宮城出身なんだ?親近感……お顔も綺麗で……注目させて頂きます……

まあ、垣根さん、ぺい、坊ちゃん、原作より青山大好き大好き人間に開き直ったシーンは思わず笑っちゃった

中村青山、可愛いから仕方ないね……

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