見出し画像

オンラインワークショップを開催した話

こんにちは。MIDORIです。8回目。
先日、12月4日から6日の3日間オンライン上でDTT market tr.3 が開催されました。作品を展示し、購入もでき、Zoom でプレイヤーたちとトークしたり、ライブパフォーマンスも見れるという内容でした。 そこで私はオンラインワークショップと対面式のワークショップを開催。オンラインは初めてだったので、そこで感じたことを残したいと思います。

「山の植物でかごを編む」

オンラインショップでチケットを購入してもらい、参加が確定します。そして、オンラインの場合はワークショップ開催日よりも前につくように材料を発送し、参加者には前日から少しの準備をしてもらい、当日みんな画面上でそろってかごを編む。という全体の流れでした。

画像1

材料はクマヘビ、アケビ、胡桃の樹皮、山葡萄の蔓の皮を約50g用意しました。

今回は「個人個人が手を動かすことで、素材と相談しながら形を見つける楽しみを味わってほしい。」更に、「画一的な材料を用意することは不可能に近いので、決まった同じ形を作るのが難しい。」それらの理由から、見本なども用意しませんでした。

素材と少しの道具を用意してもらいワークショップのスタートです。
私のざっくりの説明で進めます。
そして徐々に素材とみんなが対話を始めます。

あーいいねいいね。

小さな画面でも黙々感が伝わります。
時々出る質問に対しても、「適当に挿す」「手を動かしてればわかるよ」なんてざっくり過ぎる自分のアドバイスに少し不安になりつつ。 だんだんとそれぞれの形が見えてきて 「もうすでに可愛い」なんて声が聞こえてきたときは、内心ほっとしたの覚えています。 

ほとんどの参加者が時間内に完成でき、画面越しで見せてもらった作品がどれも素敵で。素材の使い方、形、野性味。 何度か作っている私は、どう進めれば思った形に近づくか、この形を作ろう。と、意識しないところでそうしてしまう気がします。だから初めて素材を触るみんなの作品を、それができるまでの工程を、羨ましく感じ、その様子を見ているのもなんとも心地の良いものだなと発見がありました。

ワークショップが終わってからの参加者のお声は、
「素材のもともと持っている形とか、元に戻ろうとする力とか、編むと素材と対話するみたいな感じでおもしろかった~。」
「楽しかったし、久々に自然に触れて癒されました。」
「みんな作ったものが同じにならないのがいい。」
「色々な素材に触りながら、硬いなー編みやすいなーとか感じながら五感を使いながら自然素材に触れてとっても心地よかったです。」
などなど。思っていた以上にかご編みの楽しさを共有できたと思い、とっても嬉しいです。
正直、リモートでワークショップをやるまで、私の制作は山でやるのがいい、素材が採れたところを知ってほしい。などの気持ちが強かったのですが、遠くても一緒に楽しい時間を過ごせたり、材料から自然を感じてもらったり、それぞれの作品に刺激をもらえることを実感しました。

もちろん対面式もとっても楽しかったです。
最後に並べて写真撮ろうと、私が作品に触れると胡桃の樹皮がほろほろと外れてしまい、あーごめんなさい!と私が謝ると「大丈夫、挿せば直るから。」となんとも頼もしい、とっさの言葉に笑ってしまったり、最後のコマに参加の方は手が止まらずワークショップが終わってからも、他の材料で編み物が始まったりして、わかるわかる勢いつくよね。ってな感じで、にんまりさせてもらい、いい時間を過ごすことができました。

           みなさんの素敵な作品です

画像4

画像3

画像2


思い込みや、想像や予想を一度どっかに置き、新しいことに挑戦してみるって面白いなと改めて考えたワークショップになりました。
参加していただいた皆様、場所を貸してくださったゲストハウスソコカシコの三澤さん、DTTの仲間に感謝します。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?