面倒な人間関係
一つのことは、多くのことが織り交ざっている。
そう思っていたから、一言の真意が知りたくて多くの言葉をかき集めた。
多くの時間を使って、とても見合うとは思えない程の労力を費やして、今に至るまでに積み上がった廃棄物で身動きが取れなくなった。
追究し続けていた一言は、その頃にはなんだったか忘れてしまった。
だから作り直すしかなかった。
また無駄に終わる可能性があって、途方もない歩みになりそうだとしても、また作り直すしかなかった。
そんな面倒なものが、人との関係性ではないだろうか。
制御できない速度で走っていると、これは決して見えないものだと思うから、確かめ合うように手を握っていなければいけない。
生きているだけでいいや。