見出し画像

Keyboard MaestroでKill/Yankを拡張

標準のコピー&ペースト

⌘ + Cでコピー(⌘ + Xでカット)した文字列は、システムの標準クリップボードに入り、⌘ + Vでペーストできます。

EmacsキーバインドのKill/Yank

Macのキーボードショートカットを開くと、

「control + K:挿入ポイントから、行または段落の末尾までの範囲にあるテキストを削除します。」と書いてあります。

画像1

しかし、実際にはシステムの標準クリップボードとは別のクリップボードに入り、control + Yでペーストできます。

まとめると:

• control + K(Kill):カーソルから段落の末尾までテキストをカット
• control + Y(Yank):control + Kしたテキストをペースト

controlキーを使ったキーボードショートカットは「Emacsキーバインド」と呼ばれます。IllustratorやPhotoshop、InDesignなどのアドビ製品を除く、多くのMac向けのアプリケーションで利用できます。

画像4

拡張

「カーソルから段落の末尾まで」があるなら、その逆、「カーソルから段落の先頭まで」が欲しいですよね。さらに、標準クリップボード、Kill/Yankのバッファ領域とは別に使えるとナイスです。

そこで、Keyboard Maestroを使って次のようなマクロを組みます。

control + X(カーソルから段落の先頭までテキストをカット)

• control + Xキーを押したら
• control + shift + A(段落の先頭まで選択し)
• テキストをカットし、「yank-X」というクリップボードに入れる
• カット操作で標準クリップボードに入ったテキストを削除

画像2

control + Z

• control + Zキーを押したら
• 「yank-X」というクリップボードからペースト

画像3

ペーストしなくても

ペースト(Yank)しなくても、カーソルから段落の先頭/末尾までのテキストをカットはむっちゃ使えます。

さらにカスタマイズ

緑色の部分をKeyboard Maestroでカスタマイズしています。

画像5


ご参考までに、Excelにてアルファベット順で管理しています。



ダウンロード

一覧表のダウンロード

Keyboard Maestroマクロ

とりあえず「Illustrator以外」で設定していますが、丁寧にスコープを分ける必要があるかも。

細かく分けたバージョン


定期マガジンを購読されるとサンプルファイルをダウンロードいただけます。 https://note.com/dtp_tranist/m/mebd7eab21ea5