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メンテしやすい複数ボックス(Illustratorのアピアランス)

次のように均等にスペースが空いているボックスを扱うとき、修正があると何かと面倒です。

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単純な高さ変更であれば[ダイレクト選択ツール]で4つのアンカーポイントを移動してもいいのですが、「スキマの幅をまとめて太くして」なんてことになったらお手上げ。


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「背景色と同じカラーの罫線を引く」というアプローチもありますが、背景にパターン的なものがある場合には使えません。

これをアピアランスやグループの抜きで解決します。

アピアランスでの設定方法

スキマ部分には水平線を引き、線幅で高さを設定。これに[パスのアウトライン]効果を適用しておきます。

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背面のオブジェクトと一緒にグループ化し、[パスファインダー(前面オブジェクトで型抜き)]効果を適用すると、線幅の高さ分、透過されます。

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高さを変更したい場合には[グループ選択ツール]で罫線を移動します。

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[グループ選択ツール]で罫線を選択し、線幅を変更すればスキマの高さを一挙に変更できます。

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必要に応じて[アピアランスを分割]すれば、見た目と同じ図形に分割されます。

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レイヤーのアピアランスでも実装できる

実際には、レイヤーのアピアランスにて実装した方がハンドリングしやすい。

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グループの抜きを使う

透過アプローチの雄「グループの抜きを使う」方法もあります。

1. エリア内テキストに長方形を追加する

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2. [不透明度]を「0%」に設定する 

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3. [レイヤー]パネルにてレイヤーの○をクリック
4. [アピアランス]パネルにて対象が「レイヤー」になったことを確認して、[不透明度]から[グループの抜き]オプションをオンにする

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ステップ1の黒いバーの部分が透過されます。


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