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ファイル名などに使うのを避けたい文字

結論から言うと、ファイル名には次の文字だけを使いましょう。

 • 英数字
 • ハイフン
 • アンダースコア

その他の文字やスペースは、OS間でのやりとりやインターネット上で置いた場合などにトラブルの元になりがちです。


濁点、半濁点

濁点、半濁点-02

MacからWindowsにファイルを移行するとき、ファイル名の「プ」が「フ」と「゜」のように分割されてしまうことがあります。

ユーザーががんばるのではなく、OSの方でなんとかして欲しい問題。かれこれ20年近く状況は変わっていませんが、ファイルシステムの根幹あたりの問題で解決は難しいのかも。

詳しくは「ファイル名 濁点」で検索してみください。

「日本語版Windows→英語版Windowsでも起きる」という情報をいただきました。うーん、根深いですね…


ハイフン

ハイフン「-」は、検索の制御文字(〜を除く)にて使うことがあるため、避けた方がよい、とされている方もいます。

しかしながら、語句の連結方法には、次の理由からハイフンが望ましいと考えています。

 • 視認性が高い(ぱっと見てわかりやすい)
 • 入力しやすい
 • アンダーラインを付けたときに、アンダースコアはくっつきすぎる
 • Finderでファイル名を選択するとき、ダブルクリックで単語を選択でき

コーディングでのclass/id名では、まとめて選択された方が使いやすい、というコメントをいただきました! ファイル名のほか、スタイル名など「どう使うか」の視点から考慮すべきポイントがありますね。



「ロゴ+プロジェクト名」か、「プロジェクト名+ロゴ」か...

たとえば、イベントの制作物を作っている際、複数の会社からロゴデータを集める場合、受け取った人間のところには、いくつもの「logo.ai」が集まってしまいます。

データの送付先には人がいます。その方のコンピュータ内を想像し、「logo_会社名.ai」として渡したらスマートです。

請求書も同様。A社向けの請求書を「請求書-A社.pdf」というファイル名で送ってしまいがちですが、受け取る側(=A社)に必要なのは、どこからきた請求書か、という情報です。


タイムスタンプ

ファイルには「いつ更新したか」のメタ情報が残りますが、何かと壊れやすいので、ファイル名の末尾にタイムスタンプを付けると明確です。

その際、「-210527」のような6桁派と「-20210527」のような8桁派がいますが、私は8桁が望ましいと考えています。元号で付けている人もいなくはありませんので。

「6桁の方が早く入力できる」という反論もあると思いますが、一瞬で入力できるしくみをつくるとスピーディで、かつ、間違いがありません。

自分の場合には、Keyboard Maestroで入力しています。

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ユーザー名

したたか企画さんからユーザー名にも濁点・半濁点を避けるとよいという情報をいただきました。


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