ページ内スクロール

ブラウザーで長尺のページを見ているとき、iPhoneだと画面上部を（シングル）タップでページの最上部にスクロールします。

なかなか便利な機能ですが、Mac/PCでは実装されません。

I wish you could click an empty area of the menu bar to scroll to the top, similar to how you can tap the status bar on iOS pic.twitter.com/8qox9LQW7p

— Neil Sardesai (@neilsardesai) April 16, 2021

次のような実装方法があります。

BetterTouchToolの［その他のトリガー］で「ダブルクリックメインメニューバー」を使う

BetterTouchToolの［その他のトリガー］で「ダブルクリックメインメニューバー」を“きっかけ”に画面最上部にスクロールさせられます。

正確には「Homeキーを押す」というアクションを実行させます。スクリーンショット内に見えている左上を向いている → がHomeキーを意味します。

逆バージョン（最下部に移動）

「⌘キーを押しながらメインメニューバーをダブルクリックしたら、最下部にスクロール」が可能です。

そもそもHomeキーとは

テンキー付きのキーボードに存在しています。USキーボードだと「home」「end」のように刻印されていますが、JISキーボードだと矢印ですね…

物理的にHomeキーが存在しない場合には、fnキーと矢印キーを組み合わせます。

• fn + ←：home

• fn + →：end

• fn + ↑：page up

• fn + ↓：page down

自分の場合、Keyboard Maestroを使ってEmacsキーバインドを拡張しています。

• control + , ：home

• control + .：end

• control + U：page up

• control + V：page down

クリックもキータイプも行わずにスクロールする

Keyboard Maestroのジェスチャー機能を使うと、クリックもキータイプも行わずにスクロールできます（正確には修飾キーを添えています）。

• ⌘キーを押しながらマウスを下に移動
  → ページ最下部に

• ⌘キーを押しながらマウスを上に移動
  → ページ最上部に

次の手順で設定します。

1. New Triggerの［＋］ボタンをクリック

2. ポップアップメニューから「Gesture Trigger」を選択

マウスを動かすとジャスチャーが記録されます。記録され続けてしまうのでescキーで終了。modifiers（修飾キー）を加えた方が安定して動きます。

option + マウス移動でpageup/pagedownも設定しておくと便利です。

ダウンロード

ジェスチャー操作の4つのマクロをダウンロード可能にしました。