![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59605730/rectangle_large_type_2_9b5235dc30fd005e83e867e825a1b332.png?width=1200)
黒丸曜日を(透過したまま)太らせたい
「黒丸曜日」という用語があるのかわからないのですが、黒丸数字の曜日版(囲み文字)を太らせる方法について考えてみます。
黒丸数字って?
❶が黒丸数字(白抜き文字)、①が白丸数字です。
フォントによっては、IllustratorやPhotoshop、InDesignではテキストを選択して[字形]パネルで切り替えられます。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59601391/picture_pc_cf452f7a550b9d52a7e67c4975f9b959.png?width=1200)
解決したいこと
2つの問題があります。
フォントとして用意されている黒丸数字はマージンが狭すぎる
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59601456/picture_pc_71c79ecc9276cb7f06b45c99be97e90d.png?width=1200)
字形切り替えできるかどうかはフォントに依存するため、数字のフォントと合わない(合わせにくい)ことがある
実装方法
テキストのみで透過する“黒丸曜日”は、次のように実装します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673367467633-utIur0vJnm.png?width=1200)
[変形]効果
[拡大・縮小]:大きさ0%
基準点を上部中央に
[移動]:垂直方向にテキストサイズの半分
楕円
[形状に変換(楕円形)]効果で楕円に変換します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673367922367-7emXmgjHq8.png?width=1200)
透過
「文字」アピアランスを使って透過させます。
線を非表示にする
[パスファインダー(中マド)]効果を最下部に入れる
手順を動画にしました。
スタディ
[オブジェクトのアウトライン]効果を適用したいところですが、文字によって中心がずれてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1673336869209-RMHbSY81EM.png?width=1200)
変形の基準点を中央に設定すると、フォントによって楕円の位置が変わってしまい、再調整が必要になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1673368102228-0rAOnrZu6F.png?width=1200)
フォントサイズは12ptを前提にしているため、フォントサイズを変更すると崩れます(=再調整が必要になります)。大きさを変更したい場合には、フォントサイズではなく、オブジェクトの拡大・縮小で行ってください。
![](https://assets.st-note.com/img/1673417811819-XhXW9TdaBG.png?width=1200)
お礼
[パスファインダー(中マド)]効果を使って透過させる方法は、高橋としゆきさんに教わりました。
単純な一重のフチならこんな感じの方法でも塗りを透明にできます >RT
— 高橋としゆき (@gautt) March 29, 2019
・塗りを文字の前面にする
・線は目のアイコンを消して非表示にする
がポイント
[グループの抜き]での透明化は多重のフチにも対応できるし使い勝手もいいんだけど分割後に透明のオブジェクトが残っちゃうのが難点なんですよね pic.twitter.com/MfJ3JgTY3q
[変形]効果の[拡大・縮小]:大きさ0%にするとき、基準点を上部中央にすることは、あかつき@おばなさんにアドバイスいただきました。
和文フォントであれば、アウトライン化しないで「変形」で位置をずらす場合、基準を天にすれば仮想ボディの上端が基準になります。 なので、文字サイズの半分だけオフセットさせればカコミの中心(中央)が仮想ボディの中央になるため、円の大きさを好きな方法で指定できます。
1つ目の「変形」は、お約束の「変形:0%」。基準位置を「中央・上」に設定。
— あかつき@おばな (@akatsuki_obana) August 11, 2021
「形状に変換」は「サイズを指定」で丸や四角のサイズを指定。今回はサイズを4mmに設定。
2つ目の「変形」で位置を文字に合わせています。サンプルの文字サイズは12Qです。 pic.twitter.com/qkUWpsy6rg
常用アピアランス
さらに次のように展開できます。「常用アピアランス」では、これを1つのグラフィックスタイルで引き受けます。つまり、それぞれに別のアピアランスを用意するのではなく、属性のON/OFFにて実装します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673368224703-WwJrhUNftL.png?width=1200)
ダウンロード
1月11日1:30くらいに更新しました。
ここから先は
¥ 200
定期マガジンを購読されるとサンプルファイルをダウンロードいただけます。 https://note.com/dtp_tranist/m/mebd7eab21ea5