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Photoshopのアクションをスクリプトを使って読み込む

Creative Cloud 2022のリリースに伴い、テスト環境としても環境構築を行うタイミングです。

Photoshopでは、仕込んであるアクションを読み込むのがスタート。[アクション]パネルから読み込んでもいいのですが、バックアップしているファイルを指定するのが面倒… また、アクションを複数セット(ファイル)に分けて管理している場合には尚更です。

そこで、Keyboard Maestroを使い、JavaScriptを使って行っています。

※なお、「.atn」はアクションを書き出したファイルの拡張子です。

JavaScriptでPhotoshopアクションを読み込む(1)

次のJavaScriptで指定したアクション(ファイル)を読み込むことができます。

app.load(new File("~/Dropbox/Ps/sw.atn"));

次のように2行で書いてもOK。

var actionFile = new File("~/Dropbox/Ps/sw.atn");
app.load(actionFile);

JavaScriptでPhotoshopアクションを読み込む(2)

Keyboard Maestroでは、したたか企画さんのプラグインを使って、次のように設定します。

[Arguments]欄に読み込みたいファイルのパスを指定し、[JSX code]では「arguments[0]」で参照します。

したたか企画さんのプラグインについては、ご本人のnoteで解説されています。Keyboard Maestro使いには必須ですので、個別でなくセットで購入するのがオススメです。


JavaScriptでPhotoshopアクションを読み込む(3)

指定したパスに読み込みたいファイルがない場合、アラート(「Action file does not exist!」)が出るようにするには、次のように書きます。

var actionFile = new File("~/Dropbox/Ps/sw.atn");
function loadActions () {
var actionFile = new File();
if(!actionFile.exists){
alert("Action file does not exist!");
return;
}else{ app.load(actionFile);}
};
loadActions ();

Keyboard Maestroでまとめ

次のような挙動をKeyboard Maestroマクロとしてまとめました。

  • Photoshopを起動

  • 「初期設定のアクション」を削除

  • 指定したパスのアクションファイルを読み込む

  • [アクション]パネルを開く( → 目視で確認)


「Photoshopを起動」は(不要といえば不要ですが)Keyboard Maestroから実行するときのために用意しています。


ダウンロード

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