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「交流分析」面白いです

放送大学の単位認定試験も一段落し、次の期は何を履修しようかと考えつつ、新しい事にもチャレンジしようと思いを馳せています。

キャリコンの養成講座を受けていたのはちょうど一年前になります。今となってはもっと前の事のように感じられます。先日も第19回受験の方のロープレのお手伝いをしましたが、えらそうに指導できるほど成長したとは言えないのが現実です。
副業禁止の会社勤め人ですので、キャリコンを活かすのは専ら社内になりますが、最近も心の不調を訴える従業員の面談をし、少しは資格を活かすことができたように思います。

資格取得後も勉強は続けていますが、最近集中的に勉強しているのは、エリック・バーンの「交流分析」です。

「交流分析」は、養成講座ではほとんど触れられないですし、試験にも時々出題される程度です。出題された場合も基本的な事を暗記していれば解けるレベルのものしか出ません。
私自身、試験勉強の時に少しばかり概要を読みましたが、正直なところ何のことやら?といった具合でした。

「交流分析」は、
・構造分析
・交流パターン分析
・ゲーム分析
・脚本分析
で構成されます。試験によく出る「エゴグラム」というのは構造分析ですね。
「交流分析」の考え方の面白いところは、人は自分の中に「P・A・C」の三つの部分を備えていて、それらで人格が形成されている、どれか一つという事ではなく、これら三つが状況に応じていったり来たりする、という考え方をもっているところです。
その三つのうち、どれが強いか、弱いかで人の特有の考え方や行動のパターンがあると考えます。

P:親の状態=思いやり、養育、批判、保護
A:大人の状態=冷静
C:子どもの状態=感情的、従順

「交流分析」はその名の通り人との”交流”についての考察です。自分のエゴグラムと相手のエゴグラムを比較することで、どのように自分が対応すれば、気持ちよい交流ができるのかを知る手立てになります。
根底には「他人を変えるのは難しいけれど、自分は変えられる」という、カウンセリングの基本がここにも生きているわけです。

まだまだ私も勉強中ですが、きちんと理解できたら、クライアントの仕掛ける無意識のワナにかかることなく、満足してもらえるカウンセリングができるように思います。とても興味深いので、しばらく勉強を進めてみようと思っています。

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