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そんなに変化が怖いのか

オンラインミーティングが当たり前に

コロナ騒動の影響でZoomをはじめとするツールを使った、オンラインミーティングが一気にメジャーになりました。

採用活動においても、以前からskype等を使ってオンライン面接やオンライン会社説明会は実施されていましたが、かなり少数だったと思います。特に中小企業においては「オンラインではピンとこないので対面で」とか「(オンラインツールの)使い方が分からない」という具合で、あまり利用されていなかったと思います。

私の勤務先では、Web会議を行っていましたが、基本的には対面で開催するが、どうしても日程の都合が合わない場合Web会議をするといった感じでした。採用については、一度もオンラインで実施したことはなかったです。

また、オンラインで面接を実施するためには、当然ながら双方の環境が整う必要があり、その点においても実施は容易とは言い難いものでした。

こういった環境は、コロナで一変し、『オンラインでやらざるを得ない状況』となり、結果的に今や当たり前となったのはご存じの通りです。

残念な求職者

このような状況にも関わらず、ついてこれない残念な求職者がいます。

「オンラインで面接しましょう。やったことがない?パソコンかスマホにアプリをインストールしてもらえれば、後は簡単な操作でできますので。」

というこちらからの申し出を受け入れられない求職者。恐らくめんどくさいのでしょう。結局、その後音信不通になるといった事が、立て続けに二件あり、とても残念な思いをさせられました。もちろん二件とも転職希望者です。

業界ならではなのか、年齢のせいなのか、うちの会社のレベルのせいなのか・・・。この程度の事に対応できないというのは、かなり厳しい。経験がない、分からないという事を責めているのではなく、変化について行く気がないという姿勢にとても失望します。

そんなに変化が怖いのか

ITだのAIだのDXだのデジタル化だの、なんだかんだと言いますが、所詮はツールにすぎません。

かつて、電話交換手を通じて行っていた電話が、電話番号で直接相手に掛けられるようになったときも、恐らく使い始めは、おっかなびっくりだったのだろうと思います。

ほとんどの人がスマホを携帯するようになった今、どうして”テレビ電話”に腰が引けるのでしょう。それくらいのチャレンジができずに、これから先の厳しい競争に勝ち抜いていけると思っているのでしょうか。転職にチャレンジする勇気はあっても”テレビ電話”にチャレンジする勇気がないなんて、冗談みたいです。

年のせいにしてはいけませんが、総じて年齢を重ねると変化が怖かったり、めんどくさくなったりして、できるだけ変わらずにいたいと思う事が多いかと思います。しかし、そのような人が転職するのは、いかがなものでしょうか。転職先の会社にとっても望ましいとは言えないでしょう。

そんな訳で、少し残念な思いをしたのですが、はからずもチャレンジ精神のない人をスクリーニングできたと思えば、採用可否の判断材料のひとつとも考えられるな、と思い直すことにしました。

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