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ニッチな名盤#23 Reap The Lost Dreamers / COMPANION (1974)

Title : Reap The Lost Dreamers
Artist : Companion
Release : (Rec 1973~4?)
Country : US

A1  Blackbird
A2  Better Days
A3  The Child Goes On
A4  Lonely Reaper
B1  Prelude To The Lost Dreamers / Wine For Dreamers / Dreamers' Final
B2  You Will Know
B3  Lost My Past To You
B4  Second Chance


情報が少なすぎて、色々と謎が多いアーティストです。
このアルバムは、1973~4年辺りにレコーディングされ、未発表のままだったと思われます。
(Discogs では1977年となっていますが、おそらくまちがい)

Beatles の Blackbird のカバーが1曲目なので、カバーが多いアルバムなのかなと思っていると、後の曲はすべてオリジナル。

2曲目 To The Better Days。
アコースティックギターに、ちょっとPeter Duntonに似た優しいボーカル、
そしてアナログシンセの音を巧みに滑り込ませる。
やめてー。好きになっちゃう。

ピアノが美しすぎる Lonely Reaper 。60年代後半の英国ロックのような曲。
ここでもアナログシンセが効果音的に使われています。

よほどアナログシンセが好きなのか、使用した機種をちゃんとアルバムクレジットに記載しているのも面白いです。
例えば、こんな子たち。

EML 101


ARP Solina String Ensemble


ARP 2600


B面1曲目は、プログレッシブファンも納得の長尺な美しい組曲。
終盤のアナログシンセ祭が良いです。

最後はアコースティカルな Second Chance という曲で終わります。
しかし残念ながら、2枚目のアルバムを作るセカンドチャンスは訪れず、解散してしまったようです。

唯一、Wain Bradleyというメンバーが、のちにLeviathanというバンドに加入し、1枚だけアルバムを残しています。
こちらも情報が少なく謎だらけですが、かなりの良盤でした。


Spotifyのマンスリーリスナーは極少の186人。
英国ロックファンに是非聴いて欲しいUSのアーティストでした。


【お気に入り3曲】
・ Better Days
・ Lonely Reaper
・ Prelude To The Lost Dreamers / Wine For Dreamers / Dreamers' Final



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