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バイウィーク明けに宇都宮ブレックスが戦う予定だった横浜ビー・コルセアーズの特徴まとめ

こんにちは、hiroです。
バイウィーク明けにブレックスが対戦する予定だった横浜ビー・コルセアーズについての特徴なんかを4000文字くらいで書きました。延期分の試合がいつ行われるかわかりませんが、妄想にでもどうぞ。ご感想などあればよろしくおねがいします。

第24節 vs横浜ビー・コルセアーズ(H)

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宇都宮ブレックス:30勝9敗 .769 東地区1位(全体勝率1位タイ)
vs
横浜ビー・コルセアーズ:10勝29敗 . 中地区5位(全体勝率17位)

「テラスハウス」で話題になった田渡率いる横浜ですが、今シーズンも苦戦が続いています。シーズン序盤でBリーグになって初の貯金生活を経験しましたが長くは続きませんでした。ウォッシュバーンの怪我などで外国籍選手2枚入れ替えましたが、現実は厳しく思うように結果が出ていません。そして、2月に正式にHCが替わりました。外国籍選手とHCのシーズン途中の入れ替えは恒例行事のようになっていてブースターの方も苦しいのかなと。
そんな横浜は初年度以来のブレアリで、ここまではブレックスが全勝。初年度から毎シーズン戦ってブレックスが全勝しているチームは横浜と新潟の2チームです。ただ、川崎と渋谷と大阪も喰った横浜は侮れない相手です。

今シーズンのスタッツ

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どの項目も中位から下位グループに入るようなスタッツの中で、横浜の強みはセカンドチャンスからの得点です。トップ3に入る項目で、ベクトンの存在感が現れている部分とも言えるかなと思います。
悪い意味で気になるところはシュートの成功率が低いところです。FG%はワースト2位、3P%は最下位で図には載せていない2P%も最下位というシュートの成功率が低いチームです。そりゃセカンドチャンスが増えるわけだとかは言っちゃ駄目です。

スタッツから見る福田HCになって変わったこと

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天皇杯ブレイク明けから福田HCが指揮をしている横浜ですが、トムが率いていた時とスタッツがどう変わったのかを見てみましょう。選手たちは練習の質が変わったということをインタビューで語っていましたが、スタッツにも変化が見られます。福田HCが率いてからアルバルクや渋谷、琉球や大阪などの各地区の強豪チームとの対戦相手が多いことを踏まえつつではありますが、明確に変わった部分を取り上げました。

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得点傾向
現代のバスケットボールはディフェンスの時に、いかに相手に中途半端な距離とされるミドルレンジでシュートを打たせられるか?ということが重要になっています。トム時代はミドルレンジのシュート本数が平均15.6本と多かったですが、福田HCに替わり平均で9.5本と約6本も減っています。その分約5本が3P、約1本がペイント内でのシュートとそれぞれ増えました。上の図の得点割合を見ていただければおわかりの通り、黄色のミドルレンジが半分に減り3Pとペイント内得点が増えています。

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対戦相手のシュート成功率
福田HCに替わってからハイスコアな試合が多いのですが、トムの時代に比べると対戦相手のシュート成功率が落ちています。特に際立っているところはスリーポイントの成功率です。対戦相手の成功率を30.0%に抑えていて、ブレックスが今シーズン31.7%に抑えリーグトップですから素晴らしい数値だということがわかります。ミドルレンジのシュート成功率も29.7%に抑えているのも好印象です。一方でトム時代よりも上昇しているのがペイント内のシュート成功率ですね。ただ、失点数で見ると37.0→37.3とあまり変わっていないのは、福田HCがゾーンを併用したりと工夫してミドルレンジを多く打たせていることが結果に出ています。実際にトム時代からペイント内のシュート本数が2.1本減り、その分ミドルレンジが1.8本増えています。

勝ちパターン
これらを踏まえた上で見えてきた勝ちパターンがありました。
まず1つ目は3Pで上回ることです。福田HCになり勝った3試合全てで3Pで上回っています。先程書いた通り相手のスリーを抑えて上回る。上回れる要因としてはサザランドが3本以上決めていることですね。福田HCに代わってインサイドの得点では互角の戦いができているので(37.2-37.3)スリーは大きな要素です。2つ目は速攻で二桁得点取ること。本来横浜は堅守速攻を目指していたチームだと思うので、守って走る展開というのが出てくると乗ってくる感じがします。3つ目はセカンドチャンスから二桁得点できているということ。シュート成功率が低いチームですからここを拾って得点に結びつけてくれるベクトンの存在は大きいですね。

今シーズンのスタッツ以外のこと

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存在感のあるベクトンを止めるために、対戦相手が鉄板としてやる守り方があります。ベクトンへのダブルチームです。一番遠い選手を捨ててダブルチームに行くという方法をアルバルクと渋谷は使っていました(赤ペンで囲んだ選手のマークマンが中に絞る)。スリーの成功率が低い横浜相手には理に適っていると思います。その中でも得点するベクトンも素晴らしいのですが、心身ともにダメージを与えています。ベクトンの平均ファウル数は3.9個というファウルトラブルが当たり前な選手。イライラし始めるとファウルが増え、フリースローも46.9%の低確率という諸刃の剣とも言えると思います。それもあり福田HCは2-3のマッチアップゾーンを併用したり工夫しながら試合を組み立てています。
ただ、鉄板の守り方としてダブルチームを紹介しましたが、恐らくブレックスはこの守り方をしないと思います←

横浜 前節の試合

国プでの渋谷戦。見逃し配信で見る際の参考にでもなれば。

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GAME1は前半から横浜が高確率でシュートを沈めていくが、ベクトンが前半で3ファウルに。それもありセカンドチャンスで上回った渋谷がリード。
後半も開始1分待たずにベクトンが4ファウルになり一気に16点リードに広げた渋谷。ベクトンが戻り2-3マッチアップゾーンがドハマリし縮まる点差。オフィシャルタイムアウト前に横浜が逆転し、そのまま逃げ切り大逆転勝利。横浜は16点ビハインドになってから一気に崩れるかと思いましたが、最後まで我慢できました。ベクトンとサイズがインサイドを無双する状態で勝負を決めたのが3Pでしたね。正直予想外というか、16点ビハインドからB1初の100点ゲームで逆転勝利なんて想像できるわけがない(笑)

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GAME2。渋谷はベクトンへのダブルチームは継続し、アウトオブバウンズになるとオールコートの2-2-1ゾーンから2-3ゾーンも併用。の予定が、ジャクソンのファウルトラブルで終始2-3ゾーンと言う選択に。この日はスリー入らず、マッチアップゾーンもハマらず苦戦の横浜。
後半サザランドとベクトンを中心に攻め、前日の大逆転を見ているので「横浜捲れるんじゃね?」って思ったところに関野が価値のあるスリー。ラスト5分はボックスワンでサザランドを守りきり渋谷が勝利。福田HCが「ほぼ40分ゾーンでボックスワンも使ってくるなんて想像を超えたので準備不足だった」と語っていましたが、渋谷が終始ゾーンやると思わないし、普通ボックスワンやると思わないわ(笑)NBAでは昨シーズンのファイナルでラプターズがやってましたが、Bリーグでは初めて見た気がします。ただ、横浜は課題はありながらも手応えを掴んだ2試合だと思いました。

2試合見ての感想は、釈由美子と桜井日奈子を呼ぶなんてズルい!

ピックアップ選手

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代表合宿に呼ばれた2選手に注目しました。

アキ・チェンバース
横浜の日本人選手の稼ぎ頭であるアキに注目です。千葉時代の3&Dという役割からスコアラーという役割に変わった彼は今シーズンキャリアハイの平均10.5得点をマーク。得点だけでなくリバウンドやアシストでもキャリアハイを記録している点を見ても代表合宿に呼ばれてもおかしくないかなと思います。横浜が勝った9試合中8試合でアキが二桁得点を奪っているので、彼にやらせてはいけないですね。

比江島 慎
チャイニーズ・タイペイ戦でも二桁得点をした比江島ですが、気になるのが最近のスリーポイントの成功率です。チャイニーズ・タイペイ戦でも0/3だったのですが、2月に入ってスリーの成功率がわずか18.2%と苦しんでいます。一方でペイント内のシュート数が4.7本と多いです。後半戦に向けて比江島にはコンディションを上げていってほしいです。

気になるポイントと展望

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延期された試合が開催された時『勝利の男神』シクラメンの来場はあるのか!?
GAME1にてブレックスファンの中で『勝利の男神』としてお馴染みのシクラメンが登場しハーフタイムショーが行われる予定でした。シクラメンは『勝利の男神』と言う通り、彼らがブレアリに来るとブレックスはここ最近負け知らず。ここまで8連勝中!しかも、ただの勝利だけではなく何かしらの記録が達成されることが多く、見どころ充分な内容になります。ちなみに、今シーズン登場したホーム開幕戦の三河戦では3P最多成功数を更新しての勝利でした(当時)。ですが、試合が延期になってしまったので横浜戦が開催された場合シクラメンの来場はあるのか!?という試合内容と関係ないところにも注目です。

セカンドチャンス
リーグ3位で横浜の強みとも言えるセカンドチャンスからの得点。一方でセカンドチャンスでの失点数がリーグで一番少ないブレックスという対戦になります。ブレックスの負けが混んでいた1月はセカンドチャンスでの失点が多かったので、ここは抑えたいところです。抑えることが出来ればブレックスがセカンドチャンスで上回れると思います。ここの攻防は面白そうかなと思っています。

横浜戦(次節)で達成しそうなブレックスの記録

横浜戦が後ろに回される可能性があるので何とも言えませんが、次の試合で達成しそうな記録をご紹介します。

B1通算1000得点達成
鵤誠司:995得点(残り5得点)

ここ最近好調の鵤がですが、B1リーグ通算1000得点まで残り5得点。GAME1で達成して欲しいところです。

B1通算200試合出場達成
渡邉裕規:199試合(残り1試合)

一度引退して戻ってきたナベがB1リーグ通算200試合出場まで残り1試合。そう言えば現役復帰戦の対戦相手は横浜でした。そして1Qいきなりのナベタイム発動。今回もそうなれば良いなぁ。平塚は遠かったです。

第24節の日程

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気になるカードは滋賀vs千葉ですが、中断明け最初の試合はどこも注目ですね。

おわりに

バイウィークで間が空いて楽しみにしていた試合でしたが、更に間が空いてしまいました。健康第一で行きましょう。横浜からすれば、HCも代わってチームに新しいことを植え付けることの出来る貴重な時間になるのかなと思います。どこもそうかも知れないですが、代わったばかりなのでありがたいはず。延期分がいつ開催されるかわかりませんが、今後の楽しみ方の一つとして捉えて頂けたら幸いです。読んで頂きありがとうございました!


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