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東地区首位攻防戦!1月最後に宇都宮ブレックスが戦うアルバルク東京の特徴まとめ

こんにちは、hiroです。
水曜日にブレックスが対戦する、アルバルク東京についての特徴なんかを4500文字くらいで書きました。ご感想などあればよろしくおねがいします。

第20節 vsアルバルク東京(H)

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宇都宮ブレックス:24勝8敗 .750 東地区2位(全体勝率3位)
vs
アルバルク東京:25勝7敗 .781 東地区1位(全体勝率2位)

アルバルク東京との東地区首位攻防戦です!今シーズンブレアリでの対戦は最後で、後半3試合は立川立飛での試合になります。なので、なんとしても勝ち越したいところ。
アルバルクとはここまでBリーグ以降は負け越しています。リーグ戦のみだと10勝12敗です。初年度6勝2敗でしたが、17-18シーズンは全敗。それ以降はどの試合も接戦が多いです。アルバルクは天皇杯以降は4戦負けなしで、完全に立ち直りブレアリに乗り込んできます。

欠場の可能性ありの選手(あくまで前節を見ての個人的見解)
宇都宮ブレックス:なし     IL登録:田臥
アルバルク東京:なし     IL登録:小島

ブレックスはインジュアリーリスト登録されていた栗原が登録解除。アルバルク戦からベンチ入り可能になりました!先週復帰した遠藤のプレータイムも徐々に戻ってきました。ジャワッドは古巣と初対戦です。
アルバルクもインジュアリーリスト登録の小島以外は問題なし。何よりも週末の富山戦GAME2ではカークを温存したのは大きいと思います。なので外国籍はカークとジョーンズかな?

今シーズンのスタッツ

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アルバルクのスタッツは昨シーズンとほぼ変わりません。今シーズンもリーグ最少失点を誇る守備力は健在で、主力は残ったとはいえ馬場や小島がいなくても変わらぬバスケを出来るという凄味を感じます。強いて言うなら得点の内訳で、速攻での得点が減って(11.7点→9.8点)3Pの成功数が増えました(6.6本→7.5本)。
あと、個人的にアルバルクが素晴らしいなぁと思うのが試合のクロージング能力。アルバルクは3Q終了時点でリードしていた試合が今シーズン21試合あるのですが、勝った試合はなんと20試合。つまりアルバルクは3Q終了時にリードしていたら勝率95.2%という驚異的な数値なのです。まじすげぇ。ブレックスは同じシチュエーションで21勝4敗の84.0%です。ちなみに、アルバルクが3Q終了時リードした試合で唯一負けているのがブレックス戦のGAME2です。

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アルバルクとブレックスはB1の中でもディフェンスが硬い2チームです。なので、更にディフェンスについてのスタッツを比較してみました。ターンオーバーの項目意外は少ない、低いほうが優れているということになります。基本的にどちらのチームも素晴らしいスタッツです。
ブレックスはとにかくスリーをやらせないを徹底。その代わりペイント内の失点は下から5番目と多め。ですが、セカンドチャンスでの失点はリーグで一番少ないというのも面白いところです。
アルバルクはスリーを打たせずに2Pのタフショットを打たせるというのがスタッツにも出ていると思います。アルバルクはインサイドの強い外国籍選手にはダブルチームを仕掛ける事が多いです。外回りのディフェンスは日本人選手がひたすら足を動かして消しに行く。日本人選手相手には絶対にデュエルで負けない。という感じでしょうか。

スタッツ意外のことも少し。
以前戦った時との違いは、まずザックが復帰したこと。ザックの平均のスタッツやパーセンテージ的にはあまり良くないかもしれないですが、ザックがいい仕事をする時間帯ってアルバルクの時間帯な印象があります。
もう一点は若手選手が大量に加入したこと。ルカクオリティーに達した選手でないと試合に出れないので、ブレックス戦に出てくるのは津山だけになると思います。津山はシーズン前半で正中がやっていた役回りを担っています。出ている試合をチェックした感じだと試合をこなすごとに良くなっています。デビュー戦はゲームコントロールやディフェンスはまだ怪しいと思いましたが、富山戦と比べるとサマになってきていますね。個人的には津山は点取り屋だけど身長がない(178cm)という印象の選手でしたが、CSに向けてコントロールの部分でももっと良くなりそうですし、彼の攻撃力はブレックスにとっては厄介だと思います。安藤、田中と津山の同時起用もあるかもしれません。渋谷戦終盤で使ってたので状況によっては。

宇都宮vsアルバルク 直近の対戦結果

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アルバルクと前回戦ったのは11月頭でした。
ブレックスはギブスが怪我から復帰し、一方のアルバルクは怪我人が多くてベンチメンバー少ないよとお達しを受けた時期でした。
GAME1はアルバルクがワンポゼッションゲームを制し、GAME2は少ないローテーションで戦ったツケが終盤来てしまった印象です。タナカークのファウルトラブルも大きかったかな。
お互いに修正が早く、二桁点差に開いたのはGAME2ラスト1分のみと言うハイレベルな熱戦でした。

アルバルク 前節の試合

アルバルクは週末富山と対戦して連勝でした。簡単な雑感は以下の通り。

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GAME1
スタッツの通り試合開始からアルバルクの長距離砲が気持ち良く決まっていた試合。富山も宇都を中心にペイントにアタックしてズレを作って攻めていたが、2Qライオンズの負傷離脱で勝敗はほぼ決まってしまった形。よく付いて行ってたけど安藤誓哉と終盤のマチュワンが止まらなかった。
ターンオーバーはちょっと気になりました。

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GAME2
カークお休み、ライオンズは前日の怪我で欠場。
前半はペイント内に侵入させないアルバルクの完璧なディフェンス。多少オフェンスに重さがあったとは言え、前半最後のプレー意外はアルバルカーの方々は割と気分良く見れたのでは?
3Qアルバルクのターンオーバーが増え、サトルマエタがオンファイヤーで富山が喰らいつき、オフィシャルタイムアウトで4点差。2点差まで詰め寄るもここで追いつかせないのがアルバルクの強さ。安藤や田中の活躍やザックが4本のスリーを効果的に決め、最後の最後でアルバルクが突き放し連勝。クロージング能力はさすがでした。

ピックアップ選手

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ハッピーバースデーな竹内兄弟に注目したいです!
譲次は、ブレックス相手にスリーが当たることが多いです。実際に11月対戦した時には2本ずつスリーを沈めています。ここまで3シーズン必ず1試合はスリーを3本以上決めている試合があるのはブレックスにとっては嫌なデータ。
公輔は、ルカが率いるアルバルク相手に得点を取れていないここまで。彼に期待したいのはそういうところではなく、リバウンドとトランジションで先頭を走る、スクリーンで味方をフリーにしてオープンにさせる。いつも以上に数字に出にくい部分の貢献に期待したいところです。
それにしても双子はスタッツも似るんですね(笑)

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後半戦を引っ張るであろう2人を選んでみました。

遠藤 祐亮
12月の怪我から先週約1ヶ月振りに復帰。プレーの内容的にはターンオーバーも多くスリーもまだまだといった印象だが、コートにいるだけでディフェンスを広げてくれるし中に切り込んでいく力強さも今のブレックスにとっては大きな武器だと感じました。何と言っても彼はブレックスの大切な部分を体現してブレアリを沸かせることの出来る選手。まずはディフェンスから!

安藤誓哉
ワールドカップを経験し存在感が大きくなっているような感じもする安藤。1月のリーグ戦の平均が12.8得点5.2アシスト3P成功率36.0%とシーズン平均を上回る活躍を見せています。ルカからの信頼も厚く、富山戦GAME1前半のラストオフェンスの時のルカの表情を見ても感じました。なんて言ってたかはわからないけどああいうシーン中々見れないです。一方で天皇杯の川崎戦のように彼を止められた時にチームも停滞したことも事実(4得点1アシスト5ファウル)。彼のゴリゴリなドリブルを止めることは難しいですが、好きにやらせる時間を減らさないとブレックスの勝利は難しいです。彼を止めるのが遠藤になるのかな?と思っています。楽しみです。

気になるポイントと展望

このカードは皆さんご存知の通り接戦になることが多いです。40分間激しいディフェンスマッチで接戦になるという前提で話すと以下のポイントに注目してます。つまらないターンオーバーや簡単に中を割らせないというのが大前提での話しです。

メンバーローテーション
ブレックスは前節の大阪戦のGAME2で連敗を脱出。その時はテーブスとジャワッドを後半出さずにコアメンバーのプレータイムを長くしてチームディフェンスを優先させて勝ちに行った試合でした。今回のアルバルク戦はどのような起用法をするでしょうか?テーブスのゲームメイクはアルバルク相手でも通用するであろうし、ジャワッドも古巣相手に燃えているはず。アルバルクもブレックスの弱点を知っているから、竜三HCがどのような起用法をするのか楽しみなところ。
アルバルクも津山やザックの起用法は興味があります。CSに向けてのシュミレーションのようになると思うので。

3Qの重要性
ワタシのアルバルクのイメージとしてあるのが後半の圧倒的修正力。前半悪くても後半立て直す力が素晴らしいなと。ブレックスは良い時もあれば悪い時もあると行った印象で、1月は良くないことが多いなぁと感じていたので実際に得失点のみですが3Qの数値を出してみました。

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ブレックスはシーズン平均でも得失点差は少なめなのですが、1月は3Qで平均5.0点も上回れてます。1月戦った6試合で3Qで上回った試合は大阪戦GAME2の1試合のみ。
一方のアルバルクはシーズンで4点近くリードする3Qですが、1月はマイナス。原因は連敗を喫した千葉との連戦で11-18、8-23と大きくリードを許したからなのですが、この試合は田中大貴が怪我でいませんでした。なので、あまり当てにならないかなと思っています。
とにかく言いたいのは「3Qマジ重要!」です。先程触れましたが、アルバルクのクロージング能力を考えると3Qが終わった時点でブレックスリードで試合を進めたいところです。ちなみに、3Q終了時点で負けていた場合、ブレックスは2勝4敗の勝率33.3%でアルバルクは5勝6敗の勝率45.5%です。

アルバルク戦で達成しそうなブレックスの記録

トップリーグ通算300試合出場
山崎 稜:299試合(残り1試合)

bjの埼玉からプロキャリアをスタートした山崎は、奈良→富山→ブレックスと移籍してきました。ブレックスでは唯一bjからプロキャリアをスタートした選手になります(bjでプレー経験は喜多川もあり)。アルバルク戦は出番は少ないかもしれないですが、コートに立ったら自分の役割を全うしてほしいです!

第20節の日程

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水曜開催は全地区の1位vs2位の直接対決が行われます!他には千葉vs渋谷に注目してます!

おわりに

週末大阪に勝って沼から片足出たかなと思っていて、アルバルクに勝てたら完全に抜け出す気がしてます。アルバルク相手に勝てたら一気に飛躍できそうなくらい大きな勝利になるとも思っています。平日開催アルバルク相手にブレアリで戦うのは今シーズン最後。応援していきましょう。
コービーの訃報があり筆が進まなかったのが本音ですが、何とか書き終えました。楽しみ方の一つとして捉えて頂けたら幸いです。読んで頂きありがとうございました。


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