yosukeの野球史

私は、小学生の時に野球を始め、社会人まで17年間プレーしてきました。
打撃がとにかく苦手で、よく試合で三振して、涙を流しながら帰宅していました。

私は、当時監督・コーチによくこんな事を言われてました。
『ボールを上から叩けば打てるようになる!』『打つ為には、素振りを毎日100スイングしなさい!』
このように教わった方は、私以外にも多いのではないでしょうか?

画像1

私は、そこから、打撃苦手を克服する為に、ボールを上から叩く事を強く意識して、素振りを毎日100スイングする事にしました。

画像2

しかしそれでも結果が出ませんでした、、、、

中学校へ進学し、打撃は相変わらず苦手で、パワーがなく打ち負けるシーンや選球眼が悪く、低めの球に手を出し、凡退になるケースが多かったです。
結局最後の大会でもヒット1本も打てることができず、『自分は打撃センスが本当にないんだな、、汗』と思い、中学生としての野球生活を終えました、、、

画像3

画像4


長崎県立清峰高校に入学し、野球部に入部!部員全体で、100名近くいました。(汗)
入部して監督・コーチのところへ挨拶行くと、『人一倍練習しないとメンバーにすら入れないぞ!上から叩く事も重要だが、先輩たちのスイングを見て、研究すること、また選球眼を極めなさい』と言われました。そこから先輩方の打撃フォームを真似て、人一倍努力する為に、1日1000スイング。
また選球眼を極める為、学校の打撃マシンを使い、居残り練習でボールを見極める練習をしておりました。

画像5

その後、1日1000スイングの影響もあり、スイングスピードは、日に日に上がり、打ち負けないようになっていきました。しかし、選球眼だけは、居残り練習の打撃マシンや実践で経験を積めるのですが、中々自主練習でカバーが出来ない為、極める事ができず、ストライクゾーンの球は、打ち返せるようになりましたが、ボールを絞りきれないシーンが多く、低めの変化球を見極めきれず三振・凡退になるケースが発生しておりました。

打てる先輩の打撃フォームを参考にしていましたが、自分に身体にあったスイングを見つけだすことができず、過度な練習量により、3年生最後の大会前に腰を負傷し、夏の甲子園予選メンバーに向けて、30名(100名中)に入るも最終選考で落選しました。

画像6

自分の身体にフィットした、スイングを導き出す事が出来ておらず、無理な数を練習したことで怪我に繋がり、最終的に打撃力も改善できない結果となりました。
清峰高校としては、甲子園出場を果たすも、個人としては、甲子園に出場する事が出来ませんでした。

画像7


ただ自分の中では、『やりきった!』という思いが強かったので、悔いなく野球を辞めようと思っていましたが、コーチの勧めもあり『大学でも野球を続け、活躍している姿を見せる事が最大の恩返し』だと思い、野球を続ける事にしました。

画像8

大学進学後、直ぐに監督に『スイングを見せて!』と言われ、いつも通りスイングしたところ、『どういう気持ち、イメージでスイングしてる?』と言われました。
『特に何も考えてないです。いつも我武者羅に素振りしてます!』と元気よく答えました。笑

すると『だから打てないんだよ!』『素振りをする時に、次の試合の投手やコース、変化球など、頭でイメージしながら、練習をするようにした方がいい!1日のスイング数を決めると、質が下がるから、決めないこと。満足いくまで素振りをするようにすること』と強く言われました。

画像9

続けて、『うちのチームは、対戦チームの投手を動画に残し、いつでもテレビで見れるようにしている!イメージを膨らませるために』と言われて、『自分は今まで何も考えないで、ただ我武者羅に素振りをしていたな』と改めて痛感しました。

画像10

そこから、私は毎日の素振りの回数を決めずに、投手・コース・変化球を意識して、練習するようにした。また、投手動画を正面から流し、対戦相手投手の癖や投げ方、タイミングを確認しながら、素振りを行うようにしました。

画像11

またそこに加え、より実践に近いかたちで、カウントやランナーの状況をイメージしながら、素振りをすることにしました。そうする事で、『さぁ、どこの球を絞り、打ちにいくか?』『どの変化球を待つか?』という事もイメージ出来るようになり、実践に強いバッターに成長する事ができるのではないかと考えておりました。

画像12

この投手や試合をイメージした実践的な素振りの練習をする事で、少しずつ試合で結果が出るようになりました。動画で練習していた投手が出てくるので、自信に満ち溢れ打席に立つことができ、カウントやコースを意識して、素振りをしていたことで、追い込まれるまでに、好きな球種、コースのみに集中して、的を絞るようになり、打率がみるみる上がっていきました。(効果は抜群!)

打撃力改善が大きな変化をもたらし、4年生時にレギュラーも掴む事ができ、全日本・東日本選手権にも出場する事が出来ました。打撃というのは、奥が深く、いかに多種多様な打撃論をインプットして、自分の打ち方にフィットさせ、質の高い練習をすることが重要であるかという事を痛感致しました。

画像13

大学野球で打撃が開花した為、社会人野球に挑戦してみようと思い、入部。
契約社員として働きながら、野球を続ける事にしました。入部して、レギュラーをとることができ、1年目は打率:320 出塁率:400と高い数字を出すことが出来ました。

しかし、2年目に入る際に腰を負傷。椎間板ヘルニアで、長期離脱となりました。『今までの蓄積が貯まってるんだよ』と言われ、10代の頃の1日1000スイングが頭をよぎりました。

そして、3年目も腰の痛みと自分のスイングにズレが生じて、そのギャップを埋める事が出来ずに、戦力外通告を告げられました。

画像14

もっと早く、素振りの大切さに気付いておけば野球人生変わったのに、、、、汗
と思いながら現役を引退しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?