峯田和伸が描く童貞の美学とは
峯田和伸、42歳。
彼は「銀杏BOYZ」のギター・ボーカルとしてアーティスト活動を行っている。
また俳優としても活躍し、かの有名な石原さとみと
キスシーンを演じたこともある。
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そんな俳優としての彼も勿論好きだが、私はやはり
アーティスト「峯田和伸」に熱烈なラブコールを送りたい。
銀杏BOYZという青春パンク
銀杏BOYZは2003年に結成されたバンドで代表曲に「駆け抜けて性春」「援助交際」などがある。
現在は、峯田和伸のソロ活動でサポートメンバーを迎えてのパフォーマンスをしている。
このバンドの魅力はなんと言っても「初恋」や「手の届かない愛しいあの子」を連想させる初々しくも攻撃的で情熱的な歌詞だろう。
あなたがこの世界に一緒に生きてくれるのなら
死んでもかまわない あなたの あなたのために
-駆け抜けて性春
あの娘のメールアドレスをゲットするため
僕は生まれてきたの
死ぬほど 死ぬほど 死ぬほど 死ぬほど大好きで
死んでも 死んでも 死んでも 死んでも切なくて
-援助交際
I WANT YOU だぜ I NEED YOU だぜ
I LOVE YOU べいべー
-ぽあだむ
「ド直球」という言葉が良く似合う、そんな曲ばかりで人によっては五月蝿くも感じられるはち切れんばかりのサウンドと、峯田和伸の淡く優しい歌声が胸を貫く。
男性でも女性でも年齢なんて関係なく青春を思い出させてくれる。魔法のような曲ばかりだと思う。
現に私は高校生だが、この高校生活は紛れもなく銀杏BOYZの音楽によって彩られている。
天才と変人は紙一重
ここで、峯田和伸の人物像を確認する。
上記の文面だけでは純粋な恋心を歌うフェミニストのようだが、それは大きな間違いである。
その例として、
2005年、ROCK IN JAPAN FESTIVAL という音楽フェスでライブ演奏中に全裸になり、書類送検。
2007年、台湾台北市でコンサートに出演した際には
舞台の上で下着を脱いで下半身を見せ、警察当局の取り調べを受けた。
そう、彼は頭がおかしいのだ。とち狂っている。
しかしそんな彼の熱量と感情を全面に出したパフォーマンスに心打たれる人が居るのも現実だ。
↑ライブ中全裸になる峯田
これを踏まえ訂正しよう。彼は「初恋」や「手の届かない愛しいあの子」に思いを馳せる「童貞らしさ」を歌うのだ。
よく訳が分からない人は1度曲を聴いてみて欲しい。
女性を知らないが故に想像力だけが発達し、拗らせつつも愛が増す。
そんな様子が分かる筈だ。
伝染する峯田の思い
彼のファンは著名人にも沢山いる。
中でも「超歌手」こと大森靖子は学生時代からの熱狂的なリスナーだ。
タイトルにある「童貞の美学」も彼女が峯田和伸の作る音楽に向けて発した言葉で、私はそれを聞いた時やけにしっくりきてしまった。
私は大森靖子の音楽も愛していて、聴き込むが
何処と無く彼に似た情熱を感じる。
そんな2人はデュエット曲「Re: Re: Love」を発表しているので是非聴いていただきたい。いつかその曲の感想も記事にしたいな。
長々と書いてしまったが、彼の描く童貞や初恋のビジョンは誰も真似ることが出来ない唯一無二の音楽である。
42歳になっても永遠に拗らせ、歌い続ける。
そんな彼の美学は人々に伝染し夢を見させ、「青春」を彩やかに思い起こさせてくれるものだろう。